「ahamoで家族割は適応されるの?」「家族の一人だけ乗り換えた場合はどうなる?」などなど家族割に関する疑問は多いですよね。
今回は、ahamoについて徹底的に調べて家族割の内容や注意点などについて解説します。
ドコモの通常プランとどちらが安いのか、紹介するのでぜひ参考にしてください。
- ahamoの家族割引について
- ahamoに家族の一人が乗り換えた場合の適用
- 家族回線の扱い
- ahamoとドコモどっちがお得か
- ahamoに乗り換える時の注意点
目次
ahamoに家族割はきかないが、家族回線にはカウントされる
結論から申しますと、ahamoでは家族割は適用されません。
しかし!家族回線の1つとしてはカウントされます。
つまり、家族のうちの誰かがahamoに乗り換えたとしてもドコモ回線に残った人の割引は適用されるということです。
ここからは、ahamoに乗り換えた際に家族の割引がどのようになるのか解説します。
家族全員がahamoに乗り換えた場合
現在ドコモ回線に契約している家族3人のうち、全員がahamoに乗り換えたとしましょう。
この場合には、家族割だけでなく割引サービスがほとんど適応されなくなってしまいます。
全員がahamoの基本料金をそれぞれ支払うことになると覚えておきましょう。
しかし、基本料金が安いので割引が適用されなくても月額費用をかなり抑えられます。
家族の1人だけがahamoに乗り換えた場合
現在ドコモ回線に契約している家族3人のうち、1人がahamoに乗り換えたとします。
この場合は、ドコモ回線を利用している2人のみんなドコモ割の内容は変更ありません。
ahamoに乗り換えても家族回線は適用されたままになるため、残ったドコモユーザーの料金は変わりません。
ファミリー割引の家族通話無料はどうなるの?
全員がahamoに乗り換えた場合は、家族間通話無料の割引は対象外となります。
ただし、ahamoは5分以内の通話が無料なので、短い電話のみの利用であればさほど不便はないでしょう。
逆にファミリー割引が効いている家族からahamoにかける時は、通話料は無料です。
では、家族のうちの1人がahamoに乗り換えた際にはどうなるのでしょうか。
この場合は、ドコモ回線からahamo回線への発信は無料です。
しかし、ahamo回線からドコモ回線への発信は有料になります。
ドコモでファミリー割引対象となるプランとは?
ファミリー割引の対象となるプランは、以下のようなものになっています。
- 5G対応プラン(5Gギガホ プレミア、5Gギガホ、5Gギガライト、5Gデータプラス)
- Xi対応プラン(ギガホ プレミア、ギガホ、ギガライト、ケータイプラン、データプラス、キッズケータイプラン)
- はじめてスマホプラン
- U15はじめてスマホプラン
- 基本プラン
- Xi料金プラン
- FOMA料金プラン(FOMAユビキタスプランなどは除く)
- ahamo※
※ahamoは、割引対象とはならずあくまでもカウント対象のみとなっています。
ドコモの家族割引って何?
まずはドコモの家族割引について確認しましょう。
割引のキャンペーンを多数行っているドコモですが、ややこしく混乱している方も多いはず。
今回は家族で契約する際に関係する「ファミリー割引」と、「みんなドコモ割」の2つの詳細を解説します。
ファミリー割引とは?
ファミリー割引とは、家族間の国内通話料が24時間無料になるサービスのことです。
家族の定義は主回線から3親等までで、同性パートナーや事実婚夫婦なども含まれます。
通常の通話料は30秒の通話で22円かかるので、家族内での通話が多いご家庭ではかなりお得感があります。
最大20回線まで利用でき、離れて暮らす親戚なども対象です。
もちろん請求書の送付先を別々にできるので気軽に利用できるでしょう。
みんなドコモ割とは?
みんなドコモ割では、同一のファミリー割引グループ内のドコモ回線数に応じて毎月最大1,100円の割引を受けられます。
割引金額は以下の通りです。
回線数 | 1回線 | 2回線 | 3回線以上 |
割引額 | ― | 550円 | 1,100円 |
代表回線から3親等以内であれば、別居・同居を問わずに割引グループを作ることができます。
昨今では、離れた暮らす家族や同性パートナーがいる人も増えているので、対象内に入るのは嬉しいことですね。
ahamoでファミリー割引を使う方法はある?
上記でも述べたようにドコモからahamoに乗り換えると、ファミリー割引など様々な割引サービスの適応外となります。
ドコモからahamoへとプラン変更の際の手順や、注意して欲しいポイントなどを解説していきます。
ファミリー割引が適応されたドコモ回線からahamoへの変更手順
- STEP
事前準備をしておく
- dアカウントの取得・dポイントクラブ入会・dポイントカード利用者登録
dアカウントを持っていない人は事前に取得しておきましょう - 支払い状況を確認
口座振替またはクレジットカード払いだと引き継げますが、そのほかの支払い方法の人は変更が必要です - 廃止・変更されるサービスを確認しておく
継続できない機能は解除したり、申し込みの必要なものは申込を行いましょう
※廃止されるサービスについては、下記で説明します
- dアカウントの取得・dポイントクラブ入会・dポイントカード利用者登録
- STEP
ahamo手続きサイトから申込みを行う
- 端末を購入する場合
端末、オプション、アクセサリを選択し、受け取り方法を指定 - 端末を購入せず今ある端末を利用する場合
dアカウントでログイン後、オンラインで契約変更
- 端末を購入する場合
- STEP
端末・SIMを受け取る
- STEP
利用開始の設定
利用できなくなる機能と事前準備
ドコモからahamoに変更する際は、使えなくなる機能などがあるため事前準備が非常に重要です。
利用できなくなる機能や変更が必要なものは、以下のようなもの。
サービス名 | 必要な手続きなど |
---|---|
シェアパック | ①シェアパック代表回線がプラン変更をする場合→自動廃止 事前に代表回線変更をおこなうのがおすすめ ②プラン変更と同時に機種変更をする場合、事前にシェアパック解約 ③同一シェアグループ内に「ドコモ光」のペア回線がある場合→プラン変更できない 「ドコモ光」関連の手続き完了後に申し込み |
ドコモメール | 「ドコモメール持ち運び(有料)」への加入が必要 |
データ専用プラン | 「ahamo」への変更はできまない 事前に「ギガライト」など音声対応プランに変更しておく |
請求書払い | 事前に口座振替もしくはクレジットカード払いへ変更 |
請求書送付先住所 | 請求書送付先を「契約者住所と異なる住所」としている場合 →事前に「契約者住所と同じ」設定へ変更 |
eビリング | 事前申込み |
料金明細サービス | 「郵送でのご確認(Web+郵送含む)」となっている場合 「Webでのご利用」へ変更手続き |
ファミリー割引の主回線の確認と変更手続きについて
ahamoへ変更する回線がファミリー割引の主回線である場合は、ahamoへの変更前に副回線に変更しておくことをおすすめします。
主回線を副回線に変更する場合には、「ドコモファミリー割引ご注文申込書」という申し込みの書面が必要となります。
こちらのページに解説がされています→よくわかる!ドコモのオンライン手続きガイド
ahamoへの変更前ですと、ドコモショップでも手続きが可能ですのでぜひ早めに行っておきましょう。
主回線が分からない時は
長くドコモを利用していると、ファミリー割引の対象が広がって主回線が誰なのか?わからなくなる可能性があります。
そんな時は、以下の方法で調べると良いでしょう。
- 回線ごとにマイドコモで確認する
- ドコモショップや電話で確認する
主回線でマイドコモへログインすると、副回線の画面とは表示が異なり「主回線以外の電話番号」を選択できたり料金内訳に「個別にご請求のファミリー割引グループ電話番号」といった表示がされます。
他の回線と違う点があれば、主回線である可能性がとても高いですね。
マイドコモでもわかりにくい場合は、ドコモインフォメーションセンター(151)もしくはドコモショップで確認するのが良いでしょう。
ただし、個人情報となりますので副回線の人には主回線が誰であるかは教えてもらえないため主回線の可能性が最も高い人が問い合わせるのがおすすめです。
ドコモの家族割とahamoはどっちがお得?
家族で1人1台ずつスマホを契約するとなると毎月の家計が圧迫されます。
家族割のあるドコモ回線をこのまま使うか、少しでも基本料金が下がるahamoに乗り換えるか悩んでいる方も多いでしょう。
ここからは、「ドコモとahamoはどっちがお得なのか」パターン別に解説していきます。
ahamoとdocomoギガプランを比較
まずはahamoと、docomoのギガプランを比較してみましょう。
月額 | 2,970円 | 4,950円 | 3,465円~6,765円 | 7,315円 |
データ容量 | 20GB | 100GB | 1G~7GB | 無制限 |
データ容量 超過後速度 | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大128kbps | ー |
データ通信容量の 追加 | +1GB:550円 | +1GB:550円 | +1GB:1,100円 | ー |
通話料金 | 5分かけ放題付帯 超過後22円/30秒 かけ放題オプション:1,100円 | 5分かけ放題付帯 超過後22円/30秒 かけ放題オプション:1,100円 | 家族間通話無料 その他の通話:30秒/22円 | 家族間通話無料 その他の通話:30秒/22円 |
長期利用 ありがとう特典 | × | × | 〇 ※契約状況による | 〇 ※契約状況による |
みんなドコモ割 家族割 (3回線以上) | × | × | 〇 -550円(2回線の場合) -1,100円(3回線以上) | 〇 -550円(2回線の場合) -1,100円(3回線以上) |
ドコモ光セット割 | × | × | 〇 -1,100円 | 〇 -1,100円 |
dカード支払い割 | × | × | 〇 -187円 | 〇 -187円 |
キャリア決済 | × | × | 〇 | 〇 |
キャリアメール | △ 330円/月 ※プラン変更と同時に申し込みが必須 | △ 330円/月 ※プラン変更と同時に申し込みが必須 | 〇 | 〇 |
契約・サポート | オンラインのみ ※店舗ではサポートのみ 有料3,300円 | オンラインのみ ※店舗ではサポートのみ 有料3,300円 | 実店舗で可能 | 実店舗で可能 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
docomoのギガホプレミアはデータ無制限なため、データ容量を多く使用したい人には向いていると感じますね。
月間の通信量が20GB以内で収まる場合
月間の通信量が少ない場合、もしくは単身世帯や家族数が少ないご家庭には、断然ahamoがお得です。
Wi-Fiのある家にいることが多いという方や、ファミリー回線として繋がる相手がいない人は割引サービスが適応されなくても問題はありません。
20GBを2,970円で使えるので、家族割が使えないことを踏まえてもお得です。
ファミリー割引適応者が3名以上いる場合
ファミリー割引の適応者が、2名の場合は割引は550円ですが3名以上は1回線につき1,100円の割引となります。
そこへ光セット割やdカード払い割引を加えると、ケースによってはギガプランの方がahamoよりお得になります。
適応される割引サービスを、しっかりと確認して月々の利用料金をシュミレーションし比較してみてください。
ファミリー割引が適応される家族が、3人以上いる場合は以下のような月額料金が想定されます。
月額 | 2,970円 | 4,950円 | 3,465円 | 7,315円 |
データ容量 | 20GB | 100GB | 1G | 無制限 |
5分間国内通話 かけ放題 | 無料 | 無料 | 770円 | 770円 |
みんなドコモ割 | × | × | -1,100円 | -1,100円 |
ドコモ光セット割 | × | × | -1,100円 | -1,100円 |
dカード支払い割 | × | × | -187円 | -187円 |
キャリアメール | 330円 | 330円 | ― | ― |
合計金額 | 3,300円 | 5,280円 | 1,848円 | 5,698円 |
自宅でWi-Fiを多く使う場合など、ギガライトで1GB程度だとかなり安くなることがわかりますね。
家族がahamoに乗り換える際の注意点
家族のうちの誰かがahamoに乗り換える際の注意点をご紹介します。
- ahamoとドコモのサポート窓口が異なる
- 20歳未満の名義でahamoに契約できない
- シェアパックの代表回線はahamoにできない
- 一度に複数回線の変更はできない
- キッズケータイはahamoでは使えない
1つずつ解説するので契約前に確認しておきましょう。
①ahamoとドコモのサポート窓口が異なる
ahamoとドコモのサポート窓口は異なります。
ahamoの受付はオンラインのみでしか行っておらず、ドコモの店舗に足を運んでも契約・相談はできません。
また、家族内で契約する回線がドコモ・ahamoと混在すると、トラブル時にたらい回しになる可能性も否めません。
auとはサポート体制が異なることを覚えておきましょう。
②未成年者の名義ではahamoに契約できない
ahamoは、未成年の名義では契約することができません。
以前は、成人イコール20歳でしたが、2022年4月1日の民法一部改正により成人が20歳から18歳に引き下げされたため、ahamoでも18歳以上だと自分の名義で契約することが可能となりました。
大学生の一人暮らしのケースなど、ahamoが契約しやすくなったと感じますね。
18歳未満の人は、契約の名義にすることはできませんが利用者登録することは可能です。
③シェアパックの代表回線はahamoにできない
現在は新規申し込みを停止していますが、ドコモには家族グループでパケットを分け合える「シェアパック」というサービスがあります。
シェアパックに登録している代表回線をahamoに変更すると、自動的にシェアパックが解約されてしまいます。
ドコモからahamoへの変更手続きでも触れたように、シェアパックの代表に登録している回線をahamoに変更する際には、事前に代表回線の変更手続きが必要です。
④一度に複数回線の変更はできない
docomoからahamoへの変更は、複数回線まとめて行うことができません。
1回線ずつ申込みと手続きが必要となり、1つのdアカウントで申込みできるのは1回線のみとなっています。
⑤キッズケータイはahamoでは使えない
ahamoでは、キッズケータイは対応機種の中に入っていないためahamoへの変更はできません。
12歳以下のお子さんに、キッズケータイを持たせたい場合はドコモでの契約のみとなります。
キッズケータイは、ドコモの「キッズケータイプラン」しか利用できません。
キッズケータイプランは、以下のような条件があります。
- 12歳以下のみ申し込み可能
- ファミリー割引対象になる
- 音声通話のみ(データ通信利用不可)
キッズケータイは、保護者がahamoに変更しても「ドコモメール持ち運び」を利用すれば、「イマドコサーチ(GPSによる位置検索)」などのお子さんのセキュリティ面に役立つ機能を利用することができます。
ahamo家族割に関するQ&A
ahamoの家族割によくある集めました。
Q.ahamoに変更してから家族割は申し込めますか?
ahamoに変更してからも、家族にドコモ利用者がいればファミリー割引に申し込むことができます。
ahamoに変更後の申し込みは、郵送のみとなってしまいまい、申し込み書のダウンロードと送付の必要性がありますのでahamoへの変更前に手続きしておくと良いでしょう。
Q.家族全員ahamoです。通話料金を抑える方法は?
通話料金を抑えるには、LINEやSkypeなどの無料通話アプリを使用するのがおすすめです。
ただ、LINEやSkypeは通話料金は無料ですがデータ容量を消費しますのでWi-Fiの環境下での利用が良いでしょう。
ビデオ通話状態ですとさらにデータ容量を消費しますので、Wi-Fiの環境下で利用できない場合はビデオ通話を控えましょう。
Q.ファミリー回線の主回線を変更でなく解約するとどうなる?
ファミリー割引の解約は、可能ですし簡単にできますがポイント共有グループを作っていると解約した際に、そのポイントが全て消えてしまう危険性があります。
ですので、ahamoへ変更する際は、主回線は解約ではなく副回線への変更がおすすめです。
ahamoへ変更する前ですと、ドコモショップでの変更が簡単にできますので変更前に行うと良いでしょう。
Q.ファミリー割引を申し込むのに必要な書類は?
ファミリー割引の申し込みや、変更の際に必要な書類は「NTTドコモファミリー割引ご注文申込書」です。
こちらは、ダウンロードが可能ですが、提出は郵送のみとなっています。
また、回線契約者と申し込み者が異なる場合は、以下の書類が必要です。
- 法定代理人(親権者など)の確認書類(コピー可)
- 法定代理人(親権者など)の同意書
ahamoへ家族全員で乗り換えるメリット
今回は、ドコモが提供するオンライン申し込み限定の新料金プラン「ahamo」の家族割に関する情報をご紹介しました。
ahamoには家族割は用意されておらず、家族全員で乗り換えても特別な値引きを受けられません。
しかし、その分基本料金は月々2,970円と格安で毎月の通信量が20GB以下の人にはとってもお得なプランとなります。
また、家族のうちの1人がahamoに乗り換えたとしても回線数としてのカウントは行われますので、他の家族がドコモ利用しているならファミリー割引は、メリットがあります。
ドコモの割引を利用したい方は、全員でahamoに乗り換えないようにしましょう。
ドコモとahamoのどちらがお得かは、家庭の状況や使い方によって変わるのでまずは毎月の通信容量の使用状況を確認し、家族に合わせてシュミレーションを行うなどして検討してみてください。
最後に、ドコモからahamoへ家族全員で変更すると、どんなメリットデメリットがあるかをまとめます。
- 通信品質を維持したまま月額料金が安くなる
- 5分間の国内通話無料がついてくる
- 海外ローミング・テザリングが無料※海外ローミングは月20GBまで
- ファミリー割引が受けられなくなる
- みんなドコモ割の対象ではなくなる
- ドコモショップで相談できなくなる