基本料金0円で必要なトッピングを有料で購入していくpovo。コスパの良さにひかれて乗り換えを検討している人も多いでしょう。しかし、メリットだけでなくデメリットや注意点などもあります。
この記事では、povoのデメリットを契約・料金などのジャンル別に解説していきます。注意点やおすすめの人も紹介するので契約を検討している方はぜひ参考にしてください。
- 契約全般に関するデメリット
- 通信・料金プランに関するデメリット
- 申し込み・契約の際の注意点
- povoがおすすめの人
目次
povo通信・料金プランに関するデメリット
通信環境や料金プランについても契約前に知っておきたい点があります。ここからは、通信環境と料金プランに関する3つのデメリットについてみていきましょう。
- 180日間以上有料データトッピングなしで利用停止の可能性がある
- 家族割などの各種割引が適用不可
- 購入データを使いきると速度が低下
①:180日間以上有料トッピングなしで利用停止の可能性がある
povoは180日間以上有料トッピングなしで使用すると利用停止になる可能性があります。また、利用停止から30日経過すると契約解除になるので注意しましょう。
利用停止になると低速での通信も電話も使えません。現状では利用停止=契約解除と考えられるので絶対に回避しましょう。
一番安い方法で、220円の「smash.使い放題」を180日に1回トッピングすると回線を維持できます。また、有料トッピングなしでも期間内に通話料やSMS利用料で660円使用していれば利用停止の回避が可能です。
0円では利用できないので上手にトッピングや通話料などで利用停止を回避しましょう。
②:家族割などの各種割引が利用できない
povoでは家族割などの以下4つの各種割引が適用されません。
- 家族割プラス
- auスマートバリュー
- 家族間通話・SMS利用料の家族割
- スマイルハート割引
しかし、2021年夏までにpovoを契約した人は家族割の対象になります。また、契約者は割引適用不可ですが家族のauユーザーは割引の適用が可能です。
③購入データを使いきると回線速度が低下する
povoは購入したデータを使い切ると回線速度が128kbpsまで落ちます。128kbpsではサイトのトップページを開くことも難しくなるので、普段ネットを頻繁に利用する方にとっては大きなデメリットです。
povoを利用する際は、データー残量に気をつけながら使いましょう。
povo契約全般に関するデメリット
格安の利用料金が魅力のpovoですが、契約する前に知っておきたいデメリットがあります。デメリットを知らずに購入してしまうと後悔につながるので申し込む前にしっかり確認しておきましょう。
- auショップで契約できない
- eSIMは新規か他社MNPからの乗り換えのみ
- eSIM契約の場合は別端末が必要
- 申し込みの際にクレジットカードが必要
- キャリアメールの使用が不可
- オンラインサポートのみ対応
それでは詳しくみていきましょう。
①:auショップで契約できない
povoは、店舗を持たずインターネットのみで運営することで格安のプランを実現しています。そのため、申し込みからサポートまでオンライン上でしか手続きできません。ネットでの申し込みに慣れていない人や対面でのサポートが欲しい人は注意が必要です。
ただし、申し込みの際は詳しく説明が表示されるので、普段ネットを使用しない方でもスムーズに行えるでしょう。
②:povoのeSimは新規か他社MNPからの乗り換えのみ
povoでは、eSIMを申し込むことができるのは新規か他社からのMNPだけに限られます。既にauと契約している方はeSIMへの乗り換えができません。
新規契約をすればauユーザーでもeSIMを使えますが、使用している回線を解約する必要があります。
③:eSim契約の場合はWi-Fi環境と別端末の用意が必要
eSIMを契約する場合はWi-Fi環境と別の端末が必要です。片方足りないだけでも申し込みができないので、Wi-Fi環境と別端末を持っていない方にとっては不便でしょう。
手持ちの端末がスマホ1台のみの方やWi-Fi環境も用意するのが難しいという人は、通常のSIMカードで申し込みましょう。
④:申し込みの際にクレジットカードが必要
povoでは、au以外からの乗り換えは支払い方法がクレジットカードのみの対応となります。口座振替を希望している方やクレジットカードを持っていない方は少し不便に感じるでしょう。
ただし、povoに加入してからは口座振替に変更可能です。一番最初だけクレジットカードを用意しましょう。
⑤:キャリアメールが使用できない
povoはauの関連サービスですがキャリアメールを使用できません。現在キャリアアドレスを使っている人は注意してください。
しかし、最近ではGmailなどのフリーアドレスが増えているので不便に感じることは少ないでしょう。あらかじめフリーアドレスを取得してから乗り換えましょう。
⑥:オンラインサポートのみ対応
povoはオンラインサポートのみに対応しています。申し込みからサポートまでインターネットで完結しており、店頭で相談しても対応してもらえません。対面でのサポートが欲しい方はpovoを契約しない方が良いでしょう。
オンラインでは、以下のサポートをしてくれます。
- プランの見直し
- プラン内容や料金明細などの確認
- 解約や機種変更の手続き
- 住所変更などの手続き
- スマホの操作説明
- スマホの初期設定やデータを移す作業
- 故障などトラブル発生時の対応
店頭などでは相談できませんが、インターネットでは24時間365日十分なサポートを受けられるので安心してください。
povoを申し込み・契約する際の注意点
povoでは申し込みや契約をする際にもいくつか注意する点があります。
- スマートフォンのセット購入が不可
- 事前にSIMロック解除が必要
- 動作確認されていない端末がある
それでは詳しくみていきましょう。
①:契約する際にスマートフォンのセット購入ができない
povoではSIMカードのみを提供しているので端末は購入できません。新規契約の場合、自分でスマートフォンを用意するかauオンラインショップで機種を購入しましょう。
機種変更の場合はオンラインショップで買い替えが可能です。さらに「かえトクプログラム」を使うと端末を安く手に入れられます。
なお、今までauで使っていたスマートフォンはそのままpovoでも使用できます。対応機種は公式ホームページから確認できるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
②:事前にSIMロック解除が必要
au以外で購入した端末を使う場合、SIMロック解除していないと利用できません。必ず契約前にSIMロック解除を行いましょう。
iPhoneのSIMロックの解除は、My docomoやMy SoftBankなど契約している携帯電話会社のマイページから無料で行えます。ショップでも対応可能ですが、基本的には3,000円の手数料がかかるのでWebで申し込んだ方がお得です。
③:動作確認されていない端末もある
povoには動作確認がされていない端末がいくつかあります。契約する際は公式サイトの動作確認済み端末のページをしっかり確認しましょう。
不安に感じる方もいると思いますが、iPhoneやAndroidのほとんどが対応しているので安心してください。
povoを利用する6つのメリットを解説!
povoにはデメリットだけでなくメリットもあります。ここからは、6つのメリットについてそれぞれ紹介するのでぜひ参考にしてください。
- お得な料金で大容量プランが利用可能
- 通信速度が安定している
- データトッピングでカスタマイズできる
- ライフスタイルに合わせたトッピングができる
- 各種手数料が無料
- テザリングが無料でできる
①:お得な料金で20GB以上の大容量プランが利用可能
povoはauと比較するとかなりお得な料金で大容量プランを利用できます。povoとauの月額料金の比較を以下の表にまとめました。
料金プラン名 | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
データトッピング(pove) | 60GB | 6,490円 |
ピタットプラン5G(au) | 〜7GB | 6,578円 |
データトッピング60GBの月額料金は、ピタットプラン5Gで7G使用した時と変わりません。月額料金がほぼ同額でデータ量が約8倍も使用できるのはお得と言えるでしょう。
②:au5Gネットワークで通信速度が安定
povoは超高速の5G通信に対応しており、auの5Gエリアと同じように安定したデータ通信が可能です。また人口カバー率は99.9%を誇り、地方でも電波が見つからないということはないでしょう。
エリアに関してはまだまだ広がっているので山岳部などでも電波が安定することが期待できます。
③:データトッピングで必要に応じてカスタマイズ可能
povoはデータトッピングで必要に応じてカスタマイズができます。6種類のデータ容量から自由に選択できるので、今までよりも無駄のない契約が可能です。
ただし、データ期限が切れた場合はデータ容量が残っていても繰り越して使用できません。自分が使用するGB数をよく考えてからトッピングするようにしましょう。
④:ライフスタイルに合わせた自由なトッピングが可能
povoはライフスタイルに合わせた自由なトッピングができます。先ほど述べたデータ量以外のトッピングは以下の通りです。
- 通話かけ放題(5分間)
- 通話かけ放題
- 24時間データ使い放題
- DAZN使い放題パック
- smash.使い放題パック
- スマホ故障サポート
自分が必要と感じるものだけを上手く活用しましょう。
⑤:各種手数料が無料
povoでは以下の各種手数料が無料です。
- 契約事務手数料
- MNP転出手数料
- 契約金
新規申し込みやMNPを使った乗り換えなどの事務手数料は0円です。さらに、au・UQモバイルからの乗り換えは契約期間中でも違約金0円で変更できます。
これからpovoに乗り換えたい方にも解約する人にもメリットであると言えるでしょう。
⑥:無料でテザリングができる
povoは追加料金なしでテザリングを利用できます。テザリングがあれば、スマホをポケットWi-Fiのように使用してパソコンやタブレットをインターネットにつなげることが可能です。
無料でテザリングができることは、Wi-Fiがない電車やカフェなどで仕事をする方にとって便利な機能でしょう。サブスマホとして持ってポケットWi-Fi代わりとして使う方法もあります。
povoがおすすめな人
povoは以下のような方におすすめです。
- ネットを使い慣れていてオンラインでなんでも解決できる方
- スマホ代を抑えたい方
- 普段からau PAYを使っている人
povoの各種サービスはインターネット上のみになります。申し込みもオンラインになるので、ネットを使い慣れた人に向いていると言えるでしょう。
また、povoは安定した通信速度をコスパの良い料金で利用できます。自分で選んだデータ通信量をトッピングすることで、毎月のスマホ代を平均2,000円代にすることが可能です。
povo2.0では、対象店舗でauPAYを使って支払いをするとデータ容量がもらえる「#ギガ活」を実施しています。普段の買い物でデータ容量が増えるので、au PAYを日常的に使っている方にとってはかなりお得でしょう。
povoデメリットまとめ
今回はpovoのデメリットについて解説しました。povoは月額料金を抑えて安定した通信速度を提供するために、サポートや申し込みをオンラインに統一しています。普段ネットを使わない方にとっては難しいと感じるかもしれません。
しかし、月額料金の安さやライフスタイルに合わせて自由にトッピングできることを考慮するとメリットの方が大きいでしょう。
この記事を参考に、デメリットを理解した上でpovoへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。