大手キャリアのauが提供している格安プランのpovo。
格安SIMと同等に月額料金が安い上、3大キャリアのauが運営していることから安心感が魅力でもあります。
しかし、実際の使用感や評判が分からず乗り換えを悩んでいる方も多いはず。
そこで今回はpovoの口コミや評判を調査し、メリット・デメリットを解説します。
料金プランや通信速度についても紹介するので、povoへの乗り換えを検討中の人はぜひチェックしてください。
目次
povo(ポヴォ)とは
povoは大手キャリアのauが2021年3月23日にサービスを開始した格安プランです。
格安でありながらauの自社回線を使用しているため、安定したデータ通信を行えるのが特徴もあります。
格安SIMでありがちな通信速度の上下が少なく、いつでも快適にスマホを利用できるでしょう。
また、利用者が自分で使う分だけをトッピングしていく仕組みもpovoの特徴です。
データ容量を自分好みにコントロールできるので無駄のない契約ができるでしょう。
povoの良い口コミ・評判
続いていはpovoを実際に使っている人のリアルな口コミを良い評判に絞ってまとめました。
povoの魅力を実際の使用者視点で理解できるので、povoを検討している方はぜひ目を通してみてください。
早速povo2.0に変更。半年150GBの契約って新鮮…auって格安プラン発表後発だったから最初あまり印象よくなかったけど、実際最初のpovoの頃含めめちゃくちゃ契約の手続きが簡単。アプリとかもahamoより断然分かりやすくて見直した
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やはり、自分的にはpovoが一番しっくりくるかなぁ データ1日使い放題オプションは強い! でも回線的にはdocomo回線がいいから、ahamoももうひと押しが欲しいところ
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povoの220円で24時間データ使い放題(テザリング含む)は強いな。集中的にテザリング使う日にそれを課金すれば、毎月の20GBを温存できるのか
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テザリングを考えると、povoは結構優秀だと思っていて、トッピングでデータ使い放題24時間200円があるので、外で長く作業をする予定があるときは、これを使うとギガ消費がなくて済むという。あとは、早く5G対応してほしい!(夏らしい)
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KDDIのpovoで「5分以内定額」の500円部分をアンバンドルにしたのは英断だと思います。音声通話を「電話」ではなくアプリ上の通話やボイチャで済ませている人は少なくありませんから、あれ「要らない」とするお客さんもわりといるからです。もはや。そこを選択制にしたのは若年層向けでも実は大きい。
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やはり、データ量や通話など自身に必要な分だけトッピングできる、料金形態に魅力を感じている人が多いようです。
独自のこだわりを契約段階からカスタマイズできるので、自身が納得いく費用に調整する事が出来るでしょう。
povoの悪い口コミ・評判
povoに乗り換えを検討する上で、良い評判だけでなく悪い評判についてもチェックしたい人もいるでしょう。
ここでは、povoの口コミから悪い評判のものをピックアップしました。
キャリアメールを移行するのが面倒なんだよなー これがネックでpovoに移行すんの迷ってる
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どーかんがえても私の使い方ならpovoの方が安いから変えたいんだけど、キャリアメールないのね。 なくて全く困らないけど今登録してるやつ全部変更しなアカンのね
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母親がauからpovoに契約変更して、ちょっと不明点があったから問い合わせ先調べようとしたら、povoの問い合わせ先が自動応答チャットしかないの。そんなことある??オンラインサポートじゃなくてそれもう無サポートじゃん??どこの格安よりも最低のサービスじゃない??
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povoは安いのは良いんだけど、色々と説明不足過ぎる。色んなページを見て、全て理解してからでないと結構デメリットになる部分がある。年寄りは勿論、気軽に変えたらあれ?って事多いぞこれ。
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povoのデータトッピングに継続がないのは不便すぎない? 多分勝手に継続されたとかのクレーム対策なんだろうけど、毎回購入とかする層より手間かけずにある程度安くしたい層の方が多いと思うんだけど。
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povoの悪い口コミとして、サポートがオンライン上でしか受けられないことや、キャリアメールが使用できない点などが挙げられています。
こうした悪い評判はpovoだけに限らず、他の格安SIMでも見受けられます。
知らずに乗り換えて後悔することの無いよう、他社と契約する際も確認しましょう。
povoのメリット
続いてはpovoのメリットについて8つの項目に分けてご紹介します。
- 利用料金が安い
- 必要な分だけトッピングできる
- 24時間データ使い放題を利用できる
- 各種手数料が0円
- 条件付きの割引がないから料金が分かりやすい
- テザリング機能が使用できる
- eSIMに対応している
- auかんたん決済が利用できる
上記それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①:利用料金が安い
povoに乗り換える一番のメリットは毎月のスマホ代が安くなることです。
大手携帯キャリアでのスマホ利用料は5,000円~10,000円が一般的です。
しかしpovoは基本料0円でデータプランを自身でトッピングするため、毎月の利用料を抑えることができます。
例えば月のデータの使用量が3GBまでの方なら、990円に抑えることもできます。
家族でpovoに乗り換えることで、毎月の固定費を大幅にダウンさせられるのが利用者のメリットといえるでしょう。
メリット②:必要な分だけトッピングできる
トッピングと呼ばれるオプションサービスが充実している点もpovoを利用するメリットです。
povoのトッピングは大きわけて下記の4つ。
- データ(GB数)
- コンテンツ(DAZN・smash.)
- 通話(かけ放題)
- サポート(スマホ故障サポート)
会社によっては通話料金が基本プランに組み込まれている場合もあります。
しかし、povoでは必要な人のみトッピングができるようになっているため、「通話はLINEだけで行う」などの人によって不要な分の料金を省くことが可能です。
自身の好みに合わせて契約プランを調整できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
メリット③:24時間データ使い放題を利用できる
他社ではあまり導入されていない「データ使い放題24時間」というトッピングがある点もpovoのメリット。
24時間だけデータ容量が無制限になるもので、1日当たり330円(税込)で提供されています。
このトッピングは利用回数に制限はなく、月に何度でも利用可能です。
データ容量無制限のプランを契約するまでもないけれど、月に何度かデータ量を多く消費するという方にピッタリのトッピングです。
メリット④:各種手数料が0円
契約時や解約時にかかる各種手数料がかからないのも、povoに乗り換える際のメリットといえます。
2021年4月より各キャリアのMNP転出料が無料になったことから、povoに乗り換える際のコストは0円に。
まずはお試しで1ヵ月契約してみるのも良いでしょう。
※ただし、同一名義で複数回線のお申し込みについては所定の手数料をいただく場合があります。
メリット⑤:条件付きの割引がないから料金が分かりやすい
auで実施されている「家族割」「auスマートバリュー」といった、条件付きの割引がpovoには無いため料金形態がシンプルで分かりやすい点も魅力です。
条件付きの割引はユーザーにとってメリットでもありますが、「料金形態が分かりづらい」「急に料金が上がった」といった使いづらさがデメリットにもなります。
こういった条件付きの割引が無いpovoでは、突然値上がりする心配のないシンプルプランのため、安心してスマホを利用できるでしょう。
メリット⑥:テザリング機能が使用できる
povoではテザリング機能が無料で使用できる点も大きなメリットといえます。
auのメインプランはテザリングに30〜80GBの制限があるものの、povoではデータ使用量の制限がありません。
そのため、データ使い放題24時間(330円/1回)のトッピングとの組み合わせが非常に良いです。
外出時に緊急でPC作業をすることになっても、土壇場で活躍してくれる便利な機能といえます。
メリット⑦:eSIMに対応している
通常のSIMカードは端末に挿入する必要がありますが、eSIMは端末内に組み込まれた部品であるため抜き差しすることなくその場ですぐに利用できます。
また、DSDS(デュアルシムデュアルスタンダード)やDSDV(デュアルシムデュアルボルテ)に対応している端末であれば、普段使用している物理的なSIMカードのほかに、eSIMでもう一つの通信プランを契約する事が可能です。
複数代の契約をしたい方には、うってつけの仕様といえるでしょう。
メリット⑧:auかんたん決済が利用できる
auからpovoへの乗り換えで継続される要素はかなり少ないですが、「auかんたん決済」は引き続き利用できます。
デジタルコンテンツやネットショッピングの代金の支払いを「auかんたん決済」で行っていた方は、そのまま利用できるので大変便利な仕様といえます。
乗り換え前後の決済サービスの手続きが面倒だと感じている方は、povoを検討してみてはいかがでしょうか。
povoのデメリット
たくさんのメリットがあるpovoですが、デメリットもあります。
povoのデメリットは以下の4つです。
- キャリアメールが使用できない
- auスマートバリューや家族割が適応されない
- 申し込み・サポートがオンライン限定
- 端末のセット販売がない
続いてはpovoを利用するにあたってのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
デメリット①:キャリアメールが使用できない
povoではキャリアメールが利用できません。
メールを使用する場合は、Yahoo!やGoogleなどのフリーメールを利用する事になります。
povoだけでなく、格安simのほとんどはキャリアメールの使用ができないケースが多いです。
そのため、フリーメールは今後どの携帯会社に乗り換えても使い続けられるため、まだ持っていない場合は取得しておくことがおすすめ。
メールよりもLINEなどのメッセージアプリの使用がメインの人にとっては、キャリアメールがないことに不便を感じることは少ないでしょう。
デメリット②:auスマートバリューや家族割が適応されない
povoでは、auスマートバリューや家族割などauの割引が一切適応されません。
家族内にauユーザーがいる場合や、自身がブロードバンドやauスマートポートの契約者である場合は、家族の利用料金が高くなる可能性があるため検討が必要です。
しかしpovoは月額料金が非常に安いため、auで割引を適応した料金よりも安くなる場合があります。
auのピタットプラン 4G LTEに家族割プラスとauスマートバリューを適用した場合の金額を以下にまとめてみました。
~1GB | ~4GB | ~7GB | |
---|---|---|---|
通常料金 | 3,465円 | 5,115円 | 6,765円 |
家族割プラス | -1,100円 | -1,100円 | -1,100円 |
auスマートバリュー | ー | -550円 | -550円 |
合計 | 2,365円 | 3,465円 | 5,115円 |
~3GB | ~20GB | ~20GB | |
---|---|---|---|
povo | 990円 | 2,700円 | 2,700円 |
全く同じデータプランではありませんが、どのプランであっても安いことが分かります。
これを機に家族での乗り換えも検討してみると良いでしょう。
デメリット③:申し込み・サポートがオンライン限定
povoは実店舗がないため、申し込みやサポートはすべてオンライン完結。
契約手続き等を自分で行う必要があるため、ネットに弱い人には大きなハードルとなるでしょう。
また、故障や紛失をした場合もサポートサイトからチャットでの問い合わせ、My auでの手続きが必要となるため、PCや予備のスマホを持っていないと不便に感じるかもしれません。
反対に、自分で契約手続きを行うことに不安がない人なら、短時間で契約を行うことができます。
大手キャリアのように長時間待つことなくスムーズに手続きを行うことができるでしょう。
デメリット④:端末のセット販売がない
povoは端末のセット販売は一切行っておらず、回線の契約のみ受け付け可能。
そのためpovoを利用するには動作確認済みの端末を用意する必要があります。
対応機種についてはpovoの公式サイトに記載されていますが、auで購入したAndroidとiPhone 6s以降のiPhoneが主な対応機種です。
※iPhone X以前に発売された端末(iPhone X・8・7・6s等)はSIMカード 対応済みですが、eSIMには非対応ですのでご注意ください。
povoの料金
2021年9月29日にリリースされたpovoの新プラン「povo2.0」は、基本料金が0円です。
こちらの初期状態では、通話料は30秒で22円、インターネットの通信速度は128Kbpsの状態です。
そこにデータ量や通話のオプションを自身でトッピングし、自分好みのプラン内容にカスタマイズすることができます。
トッピングの内容は以下の通りです。
オプション名 | 料金(税込) |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円/回 |
データ追加1GB(7日間) | 390円/回 |
データ追加3GB(30日間) | 990円/回 |
データ追加20GB(30日間) | 2,700円/回 |
データ追加60GB(90日間) | 6,490円/回 |
データ追加150GB(180日間) | 12,980円/回 |
DAZN使い放題パック(7日間) | 760円/回 |
smash.使い放題パック(24時間) | 220円/回 |
5分以内通話かけ放題 | 550円/回 |
通話かけ放題 | 1,650円/回 |
データに関してはそれぞれ有効期限が異なるので、その時々で組み合わせを変えて利用することができます。
povoの通信速度
povoの通信速度について、他社と比較した表が以下の通りです。
ダウンロード速度とはインターネット上からデータを受信する速度のこと。
アップロード速度とはインターネット上へデータ送信する速度のことです。
どちらも数値が高いほど通信環境が良いとされています。
またPing値は通信にかかる時間を表すもので、こちらは数値が小さいほど通信環境が良いことを表します。
povoは大手キャリアauと同じ回線を使用していますが、auに比べるとやや劣っています。
しかし表で見るとわかる通り、povoは他社と比べて大幅に通信環境が悪いということはありません。
povoが開催しているキャンペーン
povoでは現在、追加データボーナスをもらえるpovo2.0デビューキャンペーンを実施しています。
初回購入したデータオプションによって、下記のデータボーナスが獲得できます。
初回購入 | データボーナス |
---|---|
1GB | 300MB |
3GB | 1GB |
20GB | 10GB |
60GB | 20GB |
120GB | 20GB |
キャンペーン特典を受けるには特設ページより事前エントリーが必要ですが、全員もらえる特典なのでぜひ応募してみてください。
こちらのキャンペーン実施期間は「2021年9月13日(月)10:00 ~ 終了日未定」。
いつ終わってしまうキャンペーンなのか不明なので、気になる方は急いでエントリーするのがおすすめです。
povoの申し込み方法
申し込みに必要なもの
povoに申し込みをする際必要なものは以下の4点。
スムーズに契約するためにも、事前に準備をしておきましょう。
- クレジットカード
- 本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、在留カードのうち1つ)
- 利用する予定の端末
- MNP予約番号
申し込み手順
申し込みに必要なものが分かったら、いよいよ申し込みです。
申し込みの手順は大別して4stepに分けられます。契約を前向きに検討している方は、詳しく見ていきましょう。
- STEP
必要書類を用意する
まずは必要書類を用意しましょう。
- 本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど)
- クレジットカード
- SIMフリー端末
- MNP予約番号(いま使っている電話番号を継続したい人のみ必要)
- STEP
povo公式サイトより「ご利用手続きはこちら」をクリック
必要書類が用意出来たら、公式サイトより画面に従って申し込みをしていきます。
- STEP
契約タイプを選択する
「新規契約」「auからの変更」「他社/UQ mobileからの変更」「povo1.0からの変更」の4パターンから該当するものを選択しましょう。
- STEP
画面の指示に従って申し込みを進めて完了
申し込みの際は間違った内容を入力しないよう注意しましょう。
povoはこんな人におすすめ
povoがおすすめなのは以下のような人です。
- スマホ料金を節約したい人
- 速度でストレスを感じたくない人
- オンライン手続きに挑戦できる人
- 月に何日かデータ容量をたくさん使いたい人
大手キャリアと比較してpovo最大のメリットは料金の安さです。
povoに乗り換えることで月数千円安くなるので、固定費を見直したい方にとってはかなり魅力的でしょう。
また、料金の安さだけでなく通信速度が速い点もメリットに挙げられます。
格安SIMの速度の遅さが気になる方は、povoを検討するのが良いでしょう。
povoに関するQ&A
povoを初めて契約する場合、確認しておきたい事はたくさんあるでしょう。
ここでは、よくある質問を5つにまとめてみました。povoについて不明な点がある方は是非ご覧ください。
開通の手続きを教えてください。
eSIMを選択されたお客様
「povo2.0アプリ」上の誘導に沿って、SIMの有効化を進めることで開通手続きできます。
SIMカードを選択されたお客様
SIMカードがお手元に届きましたら、「povo2.0アプリ」の誘導に沿って、SIMの有効化を進めることで開通手続きできます。
引用元:povo公式サイト
他社・UQ mobileからpovo2.0プランを申し込み、SIMカードが届いたが、回線切り替えを行う前にMNP予約番号が失効した場合、どうしたらよいですか。
恐れ入りますが、MNP予約番号を再度発番いただき、ご入力の上回線切り替えを実施ください。
引用元:povo公式サイト
eSIMに対応していますか。
はい、eSIM対応機種をお持ちのお客さまは、eSIMをご利用いただけます。現在、SIMをご選択いただく際に、eSIM非対応端末をご利用のお客様がeSIMを申し込まれてしまう間違いが増えております。必ずお手続き前に、お手持ちのスマートフォンがeSIMに対応しているかをご確認ください。
引用元:povo公式サイト
トッピングが反映されないのですが、どうしたらよいですか。
トッピング購入後、アプリのホーム画面を上から下に引き下げると表示が更新されます。表示が更新される前に、複数回トッピングの購入を実施されないようにお願いいたします。トッピング(都度購入)については、反映に数十分要する場合がございます。申し訳ございませんが、トッピングが「povo2.0アプリ」上へ反映されるまでお待ちください。また、povo2.0アプリで現在ご利用中のトッピング及びトッピングを購入した履歴を確認することができます。(サポートトッピングを除きます)
引用元:povo公式サイト
初回の請求内容について教えてください。
初回請求には以下2か月分のご請求が含まれます。
1.ご契約初月のトッピング(継続購入)の料金+通話・SMS送信料金(従量課金)
2.利用2か月目のトッピング(継続購入)の料金
引用元:povo公式サイト
povoの評判まとめ:料金プランに注目して選ぼう
大手キャリアauから展開されたオンライン専用ブランドpovoの最大の特徴は、基本料金が0円ということです。
通話頻度やデータ消費量に応じて自分に必要な分だけ、オプションをカスタマイズできるため大手キャリアに比べて割安で利用できるでしょう。
これまで基本料金に組み込まれていた通話プランなどを、不要と感じていた方には是非ともpovo(ポヴォ)の契約を検討してみてください。