格安SIMの人気が年々上昇し、三大キャリアの乗り換えを行う人が増えています。
でも、「乗り換えってどうやったらいいのか不安」「オンラインは苦手」なんてためらってしまう人も多いようです。
通信費を節約したい人には格安SIMがおすすめなので、乗り換えの手順やデメリットを知って乗り換えを検討しましょう!
今回は、ドコモからUQモバイルへの乗り換えについて解説していきますよ!
目次
UQモバイルの基本情報を知ろう!
まずは、UQモバイルの基本情報を知りましょう。
月額料金や通話料金のオプションなど、表にまとめてみました。
月額 | くりこしプランS +5G :1,628円(3GB) くりこしプランM+5G :2,728円(15GB) くりこしプランL+5G:3,828円 (25GB) |
データ通信容量の 追加 | 200円/100MB |
データ容量 超過後速度 | 300kbp 1Mbps |
通話料金 | 22円/30秒 月60分までかけ放題:550円 1回10分かけ放題:770円 かけ放題:1,870円 |
海外利用 | △ 対応機種のみ可能 |
事務手数料 | 3,300円 |
詳細 | 公式サイト |
UQモバイルは、増量オプションというオプションがあり、申し込むと下記のようにデータ容量を増量させることができます。
- くりこしプランS +5G:3GB→5GB
- くりこしプランM+5G:15GB→20GB
- くりこしプランL+5G:25GB→30GB
通常は、月額550円なのですが適用月からなんと7カ月は無料になります。
しかも、UQモバイルは余ったデータ容量は翌月に繰り越すことができるので、このオプションは乗り換えと同時に申し込んでおくのがおすすめ。
さらに特徴的なのは、低速通信に切り替えることでデータ容量を消費しない『節約モード』という機能があり、無駄にGBを消費しないので月末などGBに困った時でも安心ですね。
ドコモからUQモバイル 乗り換え手順は?
ドコモからUQモバイルへの乗り換えの手順は、どのような流れなのでしょうか?
基本的な流れを見ていきましょう。
①利用する端末がUQモバイルで使用できるか確認する
現在利用している端末を、継続してUQモバイルで使用したい人は特に確認が必要です。
公式ページで確認できます→動作確認端末
新しい機種ですと、ほとんど対応していますが古い機種などは稀に対応していない場合があります。
②SIMロックを解除する
①と同じく、『現在使用している端末を継続して使用したい人』はSIMロックの解除が必要です。
SIMフリー端末を使用している人や、新しい機種を購入して使用する予定をしている人は不要な作業ですね。
SIMロックの解除は、オンライン・電話・ドコモショップで可能ですが、オンライン以外だと有料になってしまうことがあるため(※条件による)、オンラインでの解除がおすすめ。
パソコン・スマートフォン (My docomo) | 電話 | ドコモショップ |
---|---|---|
無料 | 3,300円 | 3,300円 |
③MNP予約番号を取得する
ドコモでMNP予約番号を取得するのには、電話とドコモショップ、webと3種類の方法で可能となっています。
取得する場所によって、受付可能時間が違います。
- web→24時間可能
- 電話→午前9時~午後8時まで
- 店舗→店舗の営業時間による
webなら24時間可能なので、仕事で忙しい人やすぐに乗り換えたい人におすすめです。
④UQモバイルに申し込む
UQモバイルの公式ページより、申し込みます。
UQモバイルは、実店舗もあるのでそちらからも申し込みが可能ですが、webからの申し込みだと24時間可能であるので待ち時間もなく快適に申し込むことができます。
⑤回線を切り替える・SIMカードの差し替え
申し込みからSIMカードが手元に届いたら、回線の切り替えとSIMカードの差し替えを行います。
回線をドコモからUQモバイルに変更する設定は、 オンライン回線切替のお手続き から行うことができます。
手続きが完了したら、スマホの電源を落とし約30~60分置いてから新しいSIMカードを挿入して電源を入れます。
※eSIMで乗り換える場合は、差し替えは必要ありません。
スマートフォンに内蔵されているSIMカードで、物理的な抜き差しを必要としないため即日開通やデュアルSIM利用など便利な利用方法が可能です。
ドコモからUQモバイル 乗り換えのおすすめのタイミング
ドコモはいわゆる2年縛りが廃止したため、解約時の違約金がなくなりました。
ですので、基本的にいつ乗り換えても良いのですが、タイミングを選ぶことでよりお得に乗り換えることも可能ですので、おすすめのタイミングをぜひ知っておいてください。
乗り換えは月末近くがおすすめ
解約時に、ドコモの月額料金は日割り計算することはできません。
つまり、月初に解約しても月末に解約しても1カ月分の料金の請求がかかってくるということです。
ですので、月末近くに解約すれば無駄に出費することなく乗り換えすることができるので、月末近くの乗り換えをおすすめします。
通信費を抑えたいと思った時
近年はコロナウイルスや、円高など家計を圧迫することが多く起こっています。
少しでも節約したい、お金を貯めたいと思う人は多いですよね。
節約を意識すると、特に通信費が気になるかと思います。
通信費を抑えたいと思った時、料金のシュミレーションを行うなどぜひ乗り換えを検討してみてください。
ドコモからUQモバイル 乗り換えのデメリットは?
ドコモからUQモバイルに乗り換える際に、どんなデメリットがあるのでしょうか?
- 速度が遅くなる
- セット割が使えなくなる
- 購入できる端末が少ない
- キャリアメールは有料になる
速度が遅くなる
ドコモからUQモバイルに乗り換えると、三大キャリアから格安SIMに乗り換えることになるため速度はどうしても遅くなります。
ドコモとUQモバイル、その他の人気の格安SIMと速度を比較してみましょう。
平均Ping値 | 平均 ダウンロード速度 | 平均 アップロード速度 | |
---|---|---|---|
docomo | 50.76ms | 187.17Mbps | 17.97Mbps |
UQモバイル | 48.55ms | 78.66Mbps | 14.81Mbps |
Y!mobile | 40.19ms | 67.18Mbps | 16.2Mbps |
mineo | 71.87ms | 40.54Mbps | 9.05Mbps |
LINEMO | 40.64ms | 52.62Mbps | 14.85Mbps |
やはりドコモよりは遅いのですが、他社との比較でわかるようにUQモバイルは格段に遅いわけではありません。
インターネット利用する上での速度ももちろん問題なく、十分快適に使える速度となっています。
- Ping値・・・回線の反応速度を表す数値
- ダウンロード速度・・・動画の視聴やwebサイトの閲覧に関わる数値
- アップロード速度・・・メールの送信やSNSの投稿に関わる数値
みんなドコモ割が使えなくなる
ドコモでは『みんなドコモ割』という、割引サービスが利用できます。
同一「ファミリー割引」グループ内で、条件を満たした回線数※2に応じて、月額料金を回線ごとに最大1,100円(税込)割引します。代表回線から三親等以内の親族であれば、同居・別居を問わず、「ファミリー割引」のグループを組むことができます。
引用元:公式ホームページ
一緒に暮らしていなくても、条件を満たせば月額料金が台数に応じて割引されるようになっています。
3回線以上だと、割引額が1台につき1,100円となるので家族数が多いとかなり重要な割引ですね。
1回線 | 2回線 | 3回線 | |
---|---|---|---|
割引額 | ― | 550円 | 1,100円 |
購入できる端末が少ない
ドコモは、オンラインショップに豊富な種類が揃っていますが、UQモバイルで2023年1月現在で扱っているのは以下のような種類となっています。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone12
- iPhone11
- iPhone SE(第2世代)
- AQUO Ssense7
- Galaxy A23 5G
- AQUOS wish2
- Xperia 10Ⅳ
- OPPO Reno7 A
- Xperia Ace Ⅲ
- Galaxy A53 5G
- AQUOS sense6S
- AQUOS sense6
- AQUOS wish
- arrows We
- Redmi Note10 JE
- OPPO A54 5G
- AQUOS sense5G
- Galaxy A21
- AQUOS sense3 basic
- BASIO4
ドコモオンラインショップは、iPhoneだけでも14種類販売されていたのでそれだけでも十分ラインナップの違いがわかりますね。
ただ、あくまでも取り扱っている端末の種類なだけなので、大きなデメリットとは言いにくいかと思います。
キャリアメールは有料になる
乗り換えを検討するのにためらう人の中には、「メールアドレスが変わるのが嫌だ」というケースもあります。
以前は、乗り換えを行うとメールアドレスが変わってしまったり使えなくなってしまうことがほとんどでしたが、ドコモではメールアドレスを持ち運ぶことが可能です。
ドコモ回線解約後でも、ドコモメールを引き続き利用できクラウドで保管されているメールデータも残すことができます。
ただ、有料になるというデメリットがあるため、利用を希望しない人はGmailなどフリーメールをメインに切り替えておくと良いですね。
- ドコモ回線解約日から31日以内の申込みが必要
- 月:330円(税込み価格)
ドコモからUQモバイル 乗り換えのメリットは?
次は、ドコモからUQモバイルに乗り換えることで生まれるメリットについて見ていきましょう。
- 月額料金が大幅に安くなる
- 余ったデータ容量は翌月に繰り越せる
- 自宅セット割が使える
- 店舗で相談できるので安心
月額料金が大幅に安くなる
乗り換えの最も大きなメリットとなるのが、月額料金の安さですね。
比較してみるとよくわかりますが、場合によっては半額ほどの値段に抑えることができてしまいます。
データ容量/月額料金 | |
---|---|
docomo | 1GB~7GB:3,465円~6,765円 無制限:7,315円 |
UQモバイル | 3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 ※増量オプションⅡ利用なし |
さらにUQモバイルでは、 データ容量を消費しない『節約モード』 があるため、速度を気にしなければ安いプランにできるのでさらに節約を目指せますね。
余ったデータ容量は翌月に繰り越せる
格安SIMでは、余ったデータ容量を翌月に繰り越せるところが限られていますがUQモバイルは、繰り越しが可能になっています。
月によって使用量が変わる人でも、安心ですね。
自宅セット割が使える
自宅セット割は、自宅のインターネットを『auひかり』や電気を『au電気』にするなど、対象のサービスを利用することで家族全員のスマホ代が割引になるサービスです。
対象のサービスの中には、ケーブルテレビなども含まれていて地域ごとに様々なサービスが対象となっています。
ご自身が利用しているサービスが対象になるか、ぜひチェックしてください。
→対象となるご自宅のインターネット一覧
店舗で相談できるので安心
格安SIMでは、店舗がないものも多いのですがUQモバイルでは店舗数も多く利用しやすいところにあるため、オンラインでの契約が苦手な人も安心ですね。
特に年配の人だと、相談したいことも店舗だと気軽にできるので向いています。
ドコモからUQモバイル 乗り換えで使えるキャンペーン
ドコモからUQモバイルに乗り換える際に、使えるキャンペーンを見ていきましょう。
SIMのみご購入&くりこしプラン +5Gご契約でau PAY残高へ還元
SIMのみ契約の乗り換えをする&くりこしプランに申し込むことで、最大で13,000円分の au PAY をもらうことができます。
- 新規でSIMのみ契約⇒3,000円(不課税)相当還元
- のりかえ(MNP)でSIMのみ契約(auまたはpovoからののりかえ除く)
増量オプションⅡ加入の場合⇒10,000円(不課税)相当還元
増量オプションⅡ未加入の場合⇒6,000円(不課税)相当還元
増量オプションは、適応月から7カ月無料なので申し込んでおいて損は全くないですね。
うまく適応条件をクリアして、、もらえる au PAY の額をアップさせましょう。
ドコモからUQモバイル 乗り換えの注意点
ドコモからUQモバイルに乗り換える際に、気を付けてほしい注意点をまとめていきます。
MNP予約番号には有効期限がある
乗り換えの際に必ず必要となるMNP予約番号は、有効期限が15日となっています。
有効期限が過ぎると、乗り換えができなくなり再度取得の必要があるため手間がかかってしまいます。
特にペナルティはないのでその点は安心ですが、乗り換える格安SIMによっては有効期限がしっかりと残っている必要があるケースもあるため、MNP予約番号は乗り換えの直前に取得するのが良いでしょう。
ドコモを解約前にdポイントを確認
何もせずにドコモを解約してしまうと、実は貯まっていたdポイントが失効となってしまう場合があります。
ドコモ解約前に、dポイントを確認して貯まっているようならdアカウントを発行しておきましょう。
dアカウントは、ドコモ契約者でなくても利用できるのできちんと引き継いでおきましょう。
まとめ
今回は、ドコモからUQモバイルに乗り換える際の手順やメリットとデメリットについて見てきましたがいかがでしたか?
どんなものにもメリットとデメリットがあるので、それをしっかりと把握して自分に合うものであるかを見極めることが重要です。
ドコモからUQモバイルに乗り換えるのがオススメなのは、こんな人。
- 速度よりも通信費を抑えることを重視したい人
- キャリアメールを特に使用しなくても良い人
- セット割対象のネットサービスを利用している人
あなたは当てはまりますか?
通信費を節約したい人は、ぜひUQモバイルへの乗り換えを検討してみてくださいね。