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ahamo(アハモ)の電波が悪いのはなぜ?家や電車で電波が悪い場合の原因とiphoneの設定方法を紹介

皆さんは、ahamoの電波が遅いと感じたり、電波がなかなか繋がらなくなったというような経験がありませんか?
ahamoはドコモの高品質な携帯回線をそのまま使用しているのに何故こういった事が起こるのでしょうか。
この記事ではそのような悩みを解決するべくahamoの電波が繋がらない原因と対策方法について詳しく解説していきます。

実際にahamoを利用していて電波が悪いと感じている方や、全く繋がらなくなった方は是非最後までお読みください。

早速、ahamoの電波が悪くなる原因から見ていきましょう。

ahamoの電波が悪い原因はなぜ?

なぜ、ahamoを使用していると時々電波が悪いと感じてしまうのでしょうか?

電波が悪くなる原因として、次の6つの事が考えられます。

ahamoの電波が悪い原因
  1. 月のデータ通信容量を超過してしまった
  2. 回線が混雑している
  3. 電車の中は電波が悪い事がある
  4. 家の中や屋内では電波が悪い事がある
  5. 利用端末がahamoの周波数に適応していない
  6. ドコモでトラブルが発生している

しっかりと対策をする為にも、状況をそれぞれ把握していきましょう。

1.月のデータ通信容量を超過してしまった

まず考えられる原因として、1カ月に使用できるデータ通信料を超過している事が考えられます。

ahamoで月に利用できる通信データ量は基本20GBとなっており、この量を超過してしまうと速度制限がかかります。
通信制限がかかると速度が最大1Mbpsになってしまいますで、制限前に比べてかなり遅いと感じてしまいます。
いつの間にか20GB以上の通信をしてしまい、速度制限がかかっている事に気付かずに電波が悪いと感じている可能性がありますので、速度が遅いと感じたらデータ通信量が超過していないか確認しましょう。

また、回線が混雑している可能性もあります。

2.回線が混雑している

2つめの原因として、回線が混雑していて電波が繋がりにくくなっている可能性があげられます。

朝晩の通勤・通学ラッシュ時やお昼休み等、たくさんのユーザーが回線を使用しやすい時間帯は回線が混雑し繋がりにくい事があります。
また、商業施設などで大勢の人が密集している場所でも電波が混雑する事がありますので、この場合は時間帯をずらしたり場所を移動したり、Wi-Fiに接続して利用するようにしましょう。

3.電車の中は電波が悪い事がある

3つめの原因に、朝晩の人が密集している満員電車の中では回線が混雑し繋がりにくい事があげられます。

また、電車や新幹線などで高速移動している場合、頻繁に現在位置が変わる事で携帯基地局の切り替えが発生し電波を受信するのが遅くなる事もあります。

この2つの原因があるので電車の中は電波が悪いと感じる事があるのですが、これはahamoに限らずどの通信回線でも起こりえる事象です。

また、条件により家の屋内でも電波が繋がりにくくなる事があります。

4.家の中や屋内では電波が悪い事がある

4つめの原因として、家の立地条件や建物の環境により屋内に電波が悪い事が考えられます。

基本的に電波は基地局の最上部から地面に向けて発信されています。ですのでマンションやアパート等の上層部より、地面に近い階の方が電波が届く距離が遠くなりますのでその分電波が安定しない事があります。

また、携帯の回線電波は基本的に窓から入ってきます。
窓の数が少なかったり、窓の大きさがそこまで大きくないと電波が家の中の奥まで届かない可能性があります。

さらに、窓ガラスに使用されている材質が電波に影響する事があり、鋼鉄入りのガラスやUVカットガラス、スモークガラスといったような加工されたガラスは通常のガラスに比べ電波が通りにくい傾向があります。

このように、家の立地条件や建物の状況等により電波状況が悪くなってしまいます。

5.利用端末がahamoの周波数に対応していない

5つめに考えられる原因として、利用している端末がahamoの周波数に対応していない可能性がある事が考えられます。

実は、携帯回線のデータ通信に使用する電波の周波数は、携帯会社ごとに異なっているのです。
ahamoは格安SIMですが、あくまでもドコモのプランの1つという扱いになりますのでドコモの電波をそのまま利用しています。
ですので、ドコモの電波の周波数に対応していない端末を利用しているとうまく電波を掴めていない事が考えられます。
ahamo(ドコモ)が対応している電波の周波数は、次のようになっています。

4G回線(LTE)5G回線
・Band 1
・Band 3
・Band 8
・Band 18/26
・Band 19
・Band 21
・Band 28
・Band 42
・n1
・n28
・n77
n78(Sub6)
・n79(Sub6)
・n257(ミリ波)
参考元:NTTドコモ

基本的にドコモで販売している端末は、この全ての周波数に対応しています。
ですが、他社の端末やSIMフリー端末を使用しているとこの中に対応していない周波数があり電波が拾いづらくなって通信速度が悪いと感じる時があります。

ですので、電波が悪いと感じたら使用しているスマートフォンの対応周波数を調べてみましょう。

注意点として、キャリアモデルではないSIMフリー端末として販売されている端末は全ての周波数に対応していると勘違いしがちです。
ですが、全てのSIMフリー端末が全ての周波数に対応しているとは限りませんので必ず確認するようにしてください。

6.ドコモ側で通信トラブルが発生している

これまで紹介してきた事にどれも当てはまらない場合、通信障害やトラブルが発生していてデータ通信が遅くなっている可能性があります。

ahamoはドコモの回線をそのまま利用していますので、ドコモ側で通信障害が発生するとahamoユーザーも影響を受けます。
その場合は、ドコモの公式サイトやSNSで情報が発信されますので確認するようにしましょう。

以上5つ、ahamoの速度が遅くなる原因を6つ紹介しました。
これらは一体どのように対策すればいいのか電波の改善方法について解説します。

ahamoの電波が悪い場合の改善方法

ここでは、実際にahamoの電波が悪い時の対策方法を5つ紹介します。

ahamoが遅いからと他社へ乗り換える前に、まずはこれらの事を試してみましょう。

ahamoの電波が悪い場合の改善方法
  1. 端末を再起動してみる
  2. 通信データ量を追加する
  3. 場所や時間を変えて利用する
  4. 家の中にレピーターを設置する
  5. ahamoの周波数に対応した端末に機種変更する

それでは、1つずつ詳しく紹介します。

1.端末を再起動してみる

まずはじめに、電波の調子が悪いと思ったら端末を再起動してみましょう。

端末を長時間起動していると、裏でアプリが複数起動していたり色々なデータや情報が残留して端末の処理速度が遅くなって、データ通信に影響が出ている可能性があります。
端末を再起動する事で、これらをリフレッシュする事ができ電波状況が改善されたりしますので、電波が繋がらないと感じたらまず最初は端末を再起動してみましょう。

2.データ量を追加する

2つめの対策として、月のデータ通信料が20GBを超えているならデータ量を追加しましょう。

ahamoで月に高速通信できるデータ量は20GBまでとなっており、それ以降は速度制限がかかってしまいます。

これについては、追加料金を支払う事で高速通信料を増やすことで解決できます。

550円で1GB追加する事もできますが、おすすめは80GBデータ通信料を増やせる大盛りオプションに加入する事です。

基本プランの2,970円に1,980円追加するだけで月に100GBも高速通信する事ができますので、データ通信を多く行いすぐ速度制限がかかってしまう方は大盛りオプションへの加入も検討してみてはいかがでしょうか。

3.場所や時間を変えて利用する

3つめの対策方法は、使用する時間帯や場所をずらす事です。

ahamoはドコモと共通の電波を使用していますので安定した通信品質が提供されているのですが、皆がよく通信しやすい時間帯は回線が混雑し繋がりににくくなる可能性があります。これはahamoに限らずどの通信会社でも起こりえる事象です。

主に朝のラッシュの時間帯や、お昼休みの時間(12:00~13:00)などは回線の使用率が高くなるので、この時間を避けて利用してください。

4.家の中にレピーターを設置する

4つめの対策方法は、家の中にレピーターと呼ばれる装置を設置する事です。

電波が悪くなる原因の1つに、建物の高さや窓の数等といった建物の立地状況が影響している事があげられます。引っ越しをしたり、窓の数を増やすリフォーム等をすれば改善する事がありますがお金や時間がかかってしまいますので簡単にはできません。

そこで、家の中の電波状況を改善したい場合はドコモレピーターを借りて設置しましょう。
レピーターとは、電波を増幅し屋内の電波環境を改善させる事を目的とした装置です。
電波は基本的に窓から入ってきますので、窓際まで届いている電波をレピーターが掴まえ増幅し屋内に拡散するようなイメージです。
ahamo(ドコモ)では、このレピーターを無料でレンタルする事ができます。

室内の電波が悪くてレピーターのレンタルを希望する際は、ドコモの電波お困りごと窓口にお問い合わせをしてください。
その後、ドコモのスタッフから電波改善策が案内されレピーターによる電波改善策に双方が合意したら申し込む事ができます(レピーターの設置以外の策を提案される事もあります)

レピーターは無料でレンタルできますので、屋内の電波にお困りでしたらまずは問い合わせてみましょう。

5.周波数が対応している端末に機種変更する

上記の4つの方法を試しても、ahamoが繋がりにくい時はahamo(ドコモ)の電波周波数に対応しているスマートフォンに機種変更する事も検討しましょう。

先ほども紹介しましたように、各携帯会社はそれぞれ異なる電波の周波数が割り当てられていますので、各社の周波数に対応したスマートフォンを利用する事を推奨しています。

もし、他社(auやソフトバンクなど)の端末にahamoのシムを刺して使用しているならahamo(ドコモ)の電波をうまく受信できていない可能性があります。
ドコモの店舗やオンラインショップで販売している端末は全てドコモ(ahamo)の電波周波数に対応していますので、ahamoを快適に利用したいなら機種変更も検討してみましょう。

以上、たまに繋がらなくなったり電波が悪いと感じる原因と対策方法についてでした。
次はahamoが全く繋がらない原因と対策について解説していきます。

ahamoが全く繋がらない原因と対策

ahamoが全く繋がらない場合、次の7つの原因がある事が考えられます。

ahamoが遅い場合の対策方法
  1. 機内モードが設定されている
  2. モバイルデータ通信の設定がオフになっている
  3. SIMカードが認識されていない
  4. 端末のシステムアップデートが最新ではない
  5. APN設定が間違っている
  6. iPhoneの場合構成プロファイルの設定が間違っている
  7. どうしても解決できない場合

ahamoは、初期設定や開通手続きを基本的に自分で行う事になりますので操作を間違えたり異なった設定をしてしまうと全く繋がらなくなります。

簡単に解決できる事や、設定が必要な事まで詳しく解決方法を紹介しますので是非参考にしてみてください。
まずは、機内モードの確認をしましょう。

1.機内モードが設定されている

まずはじめに、機内モードがオフになっているかを確認しましょう。

スマートフォンには、電話やメールを含むデータ通信を送受信させないようにする機内モードという機能が搭載されています。
この設定がオン(通信しない状態)になっていると、一切繋がらなくなりますので必ず確認しましょう。

端末やOSのヴァージョンにより細かな設定方法は異なりますが、iPhoneもAndroidも設定メニューや通知バーに飛行機マークのアイコンが用意されています。
このアイコンが光っていると、オンになって通信が発生しない状態になっています。
もしこの機内モードのアイコンが光っていたらタップしてオフにしてください。

通知バーに機内モードの設定アイコンが無い場合は、設定メニューからも変更できます。

設定方法は、それぞれ次のようになります。

  • Androidのスマートフォン(Android13)
    設定アプリ→ネットワークとインターネット内にある機内モードをタップ(〇が左にあればオフ)
  • iPhone(ios16の場合)
    設定アプリを開くと、機内モードと書かれたバーがあるので〇が左側にあればオフ

次にモバイルデータ通信の設定を確認しましょう。

2.モバイルデータ通信がオフになっている

機内モードを確認しても問題ない場合は、次にモバイルデータ通信の設定がオンになっているか確認してください。

モバイルデータ通信とは、携帯会社との通信を行う設定の事です。
機内モードと似ているのですが、機内モードは設定すると4Gや5G通信に加え電話の発着信もできなくなります。
一方モバイルデータ通信は、携帯会社とのデータ通信のみが制限されますので電話は通常通り使用する事ができます。
(両方とも110番や119番は電話でき、Wi-Fiは通信できます)

このような違いがある為設定が分かれているのです。モバイルデータ通信の設定がオフになっていると携帯会社と一切通信をしなくなりますのでこの設定がきちんとオンになっているか確認してください。

  • Androidのスマートフォン(Android13)
    設定アプリ→ネットワークとインターネット→SIM→モバイルデータを確認
    (〇が右にあればオンになっています)
  • iPhone(ios16の場合)
    設定アプリ→モバイル通信→モバイルデータ通信を確認
    (〇が右にあればオンになっています)

次はSIMカードを確認します。

3.SIMカードが認識されていない

機内モードとモバイルデータ通信の設定を確認しても問題ない場合はSIMカードがうまく認識されていない可能性があります。

eSIMではない物理的なSIMカードを使用している時、指す向きを間違えていたり汚れ等がカードに付着していると通信不良を起こす可能性があります。一度、本体の電源を切って本体からSIMカードを確認しましょう。

次に、本体のシステムアップデートが最新になっているか確認します。

4.端末のシステムアップデートが最新ではない

SIMカードも問題ない場合は、次に端末のシステムアップデートが最新のものになっているか確かめてください。

iPhoneやAndroidのスマートフォンは、年に1回OSのメジャーアップデート、年に数回セキュリティアップデートを実施しています。これによりスマートフォンに新しい機能が追加されたり、バグが修正されたりセキュリティが向上します。

携帯会社側もセキュリティ性の高い新しいOSのデータをもとに、通信回線を提供しています。
もし何年もアップデートしていないと相互のデータ通信に不備が起きる可能性がありますので、端末のシステムアップデートを確認し最新のものが配信されているならアップデートしましょう。

  • Androidのスマートフォン(Android13)
    設定アプリ→システム→システムアップデートを確認iPhone(ios16の場合)
  • iPhone(ios16の場合)
    設定アプリ→一般→ソフトウェアアップデートを確認

次は、APN設定を確かめます。

5.APN設定が間違っている

もしこれまでの事を全て試しても電波が繋がらない場合は、ahamoの通信設定が間違っている可能性があります。特に初期設定の中で一番間違いやすいのがAPN設定です。

APN設定とは、アクセスポイントネームと言う端末と通信会社のやりとりを決める機能の事を指します。
簡単に言うとこのSIMカード(端末)ではこの会社(ahamo)とデータ通信をしますよという事を端末に教えてあげる事です。

新しいSIMカードを端末に刺したら自動的に認識して設定が必要ない場合もありますが、基本的にはahamoに限らず通信会社を乗り換えた場合はこの設定を行わないといけません。
まずは、このAPNがきちんと設定されているか確認してください。

AndroidとiPhoneも画面の上部に「NTT DOCOMO」もしくは「docomo」と表示されていたらドコモの回線を拾っていますのでAPN設定は問題ありません。

もし何も表示されていない場合は、APN設定がうまくできていない可能性がありますので次のような流れで設定をしてみてください。
なお、使用している機種のヴァージョンにより設定方法が異なる場合があります。

Androidの設定方法は次のようになっています。

AndroidのAPN設定方法
  1. 設定アプリを開きます
  2. ネットワークとインターネットをタップします
  3. 詳細設定(もしくは「SIM」)をタップします
  4. 「アクセスポイント名」をタップし、上部にある+ボタンをタップします
  5. 名前は任意な名前を入力(例:ahamo)し、「APN」を「spmode.ne.jp」に設定します
  6. 「認証タイプ」を「未設定」あるいは「なし」を選択し、「APNプロトコル」を「IPv4/IPv6」に設定します
  7. 右上の「︙」ボタンを選択し、保存します

iPhoneの設定方法は次の通りです。

iPhoneのAPN設定方法
  1. ahamoの「iPhone利用開始設定」のページにアクセスします
    (この時、必ずsafariでアクセスしてください。他のブラウザだとうまくダウンロードできない事があります)
  2. ページ内のプロファイルをダウンロードします
    (この時に注意のダイアログが表示されたら「許可」をタップしてください)
  3. ダウンロードが完了したら、設定アプリを開き「プロファイルがダウンロード済み」と表示されている箇所をタップします
  4. 画面に従いインストールを進めていくと設定が完了します
  5. インストールが完了したら本体を再起動してください

iPhoneの場合、Androidとは仕様が異なり上記のように構成プロファイルをインストールしなければいけません。
この構成プロファイルのインストールが失敗したりしている事も繋がらない原因になります。

6.iPhoneの場合構成プロファイルの設定が間違っている

iPhoneの場合、Androidとは仕様が異なり上記のように構成プロファイルをインストールしなければいけません。

iPhoneは、構成プロファイルは1つしかインストールできませんので以前使用していた構成プロファイルが残ってたりインストールされていないと、ahamoでデータ通信ができなくなります。
また、手順に従いahamoの構成プロファイルをインストールしても不具合などでうまく通信できていない可能性がありますでその際は一度構成プロファイルを削除してから再インストールしましょう。
削除方法は次のようになります。

iPhoneの構成プロファイルの削除方法
  1. 設定アプリを開きます
  2. 「一般」をタップします
  3. 「VPNとデバイス管理」をタップします
  4. 構成プロファイルがインストールされている場合はプロファイルが表示されますのでタップします
  5. 「プロファイルを削除」をタップし削除が完了します


このように、回線設定がうまくいかない場合はAPN設定を見直したり構成プロファイルを再インストールしてみてください。

7. どうしても解決できない場合

どうしても繋がらない場合は、端末本体が故障していたりSIMカードが破損している事が考えられますのでその場合は問い合わせをしましょう。

ahamoでは公式サイトのお問い合わせから、チャットなどで問い合わせる事ができます。
また、有料になりますがドコモの店舗でもサポートを受けられますので、どうしても解決できない場合は一度問い合わせてみましょう。

以上が、ahamoが全く繋がらない原因と対策方法についてです。ahamoが繋がらない場合は参考にしてみてくださいね。

iPhoneでahamoの電波が悪くなったり突然圏外になる場合

iPhoneの場合ahamoへの乗り換え設定や端末の設定が少々複雑になっていますので、設定が間違っていると電波が繋がりにくくなったり突然圏外になる可能性があります。

ここではiPhoneでの原因と対策をまとめましたので、iPhoneを利用している方は是非参考にしてみてください。

iPhoneでahamoの電波が悪い場合
  1. 構成プロファイルを確認する
  2. 通話モード設定をVoLTEにする
  3. 優先ネットワークを変更する

まずは、構成プロファイルを確認してみてください。

1.構成プロファイルを確認する

まずは、構成プロファイルを確認しましょう。

iPhoneでは、端末(SIMカード)と携帯会社間の通信設定を行う構成プロファイルが1つしかインストールできません。
乗り換える前に使用していた構成プロファイルが残っているとahamoでは通信できませんので、確認して残っているようでしたら削除して再インストールしましょう。

設定アプリから、「一般」→「VPNとデバイス管理」を選択するとインストールされている構成プロファイルを確認できます。

2.通話モード設定をVoLTEにする

構成プロファイルが問題なかった場合は、次に通話設定がVoLTEになっているか確認します。

まずは必ず使用しているiPhoneのiosが最新のものになっているかを確認してください。
最新のiosになっていないと不具合を起こす可能性がありますので必ずアップデートするようにしてください。

アップデート完了後、設定アプリを開いてください。
設定アプリから「モバイル通信」に進み「通信のオプション」をタップします。
「音声通話とデータ」をタップし「VoLTE」をONにした後に本体を再起動しahamoが繋がるか確認してください。

3.優先ネットワークを変更する

通話モードをVoLTEモードに変更しても繋がらない場合は、次に優先ネットワークの設定を変更します。

VolTEの時と同様に、設定アプリから「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」に進んでください。

iosや端末により表示内容が異なる場合がありますがLTEや5G、4Gや3Gといった回線の種類が表示されます。
このチェックを別の項目に切り替え再度元に戻してみてください。
(例:元々LTEの項目にチェックが入っている場合は、一度3G等をタップし変更し、再度LTEを選択し戻します)

この操作をする事で、回線のデータ詰まりや通信設定をリセットできますので電波状況を改善する事ができます。

これらの3つの事を試してみて、それでも解決できなかった場合はSIMカードの破損や本体の故障の可能性がありますので、一度ahamoへ問い合わせしてください。

ahamoの電波が悪い場合の問い合わせ先

ahamoの電波が繋がらなくなったり困った事が起きた場合は、ahamoの公式サイトのお問い合わせからチャットなどで問い合わせる事ができます。

ahamoは基本的にオンラインでサポートを受ける形になります。
ですが有料にはなりますがドコモの店舗でもahamoのサポートを受けられるサービスがありますので、なるべく早くトラブルを解決したい場合は直接店舗に問い合わせる事をおすすめします。

ahamoとドコモの電波の違いについて

ahamoとドコモの電波の違いが気になるかと思いますが、実はこの2つに違いはありません。
それは、 ahamoはドコモが使用している通信回線をそのまま利用する事ができるからです。
全く同じ回線を利用できる事で通信速度や対応エリア等に差が生まれませんのでahamoでも快適に携帯回線を利用する事ができるのです。

では何故、全く同じ回線を利用しているのに「ahamo」と「ドコモ」で分かれているのでしょうか?
その大きな違いは、サポート体制になります。

ドコモでは機種変更や修理サポートの申し込みなどを従来通りに店頭でしてもらう事ができます。
一方ahamoでは、乗り換えの手続きやこれらのサポートをオンラインで各自でユーザーにしてもらう事で店頭の人件費や管理費等を抑える事が可能になりその分安く回線を提供できるようになりました。

言い換えると、ドコモは料金の中にサポート代があらかじめ含まれていて、ahamoではこのサポート代が含まれていないという事になります。

このように、ahamoは手続きや各種設定をユーザーに負担してもらう代わりに料金を安く提供するというドコモのプランの1つという位置付けなのです。
ですので、ahamoどドコモの電波に違いはありません。

ahamoに関するよくある質問

ahamoについて、よくある質問を以下のようにまとめました。

ahamoのよくある質問
  1. ahamoは家や電車の中では繋がりにくい?
  2. ahamoは速度制限がかかると遅い?

どれもahamoを利用していく中でとても気になる事ですのでそれぞれ一緒に解決していきましょう。

ahamoは家や電車の中では繋がりにくい?

ahamoは家の中や電車の中でも快適に利用する事ができます。
それは、ドコモの回線をそのまま利用していますので高速で安定してる5G通信や室内や地下等にも届きやすいプラチナバンドという電波に対応しているからです。

ただし、電波が繋がりにくい時間帯(朝の通勤ラッシュ時やお昼休みなど)や大勢が密集している施設や満員電車の中では繋がりにくい時があります。また、電車や新幹線等で高速移動していると頻繁に現在位置が変わる事で電波基地局の切り替えが発生して電波が切れたと感じる時もあります。

ですが、5G通信やプラチナバンドに対応しているので他社の格安SIMよりも遥かに安定した品質の通信を行えます。

ahamoは速度制限がかかると遅い?

ahamoは月のデータ使用量を超過して通信速度に制限がかかっても最大1Mbsの速度で通信する事ができます。
他社の格安SIMの場合、速度が最大でも128kbpsに制限されてしまう事が多くありますが、最大で約8倍の1Mbsの速度が出るahamoは速度制限時でも快適に利用できます。

ahamoの電波についてのまとめ

ahamoが繋がりにくかったり電波が悪いと思うのには、速度制限がかかってしまっていたりahamoの周波数に対応した端末を利用していないといった事が原因としてあげられます。

ahamoが全く繋がらない場合は端末の機内モードやモバイルデータ通信の設定が変わっていたり、ahamoの初期設定を間違えている可能性があります。特にAPN設定が間違っている事が多くありますので確認してみてください。
家の中や室内の電波が悪い時には、電波を増強させれるレピーターをレンタルする事も一つの手です。

この記事ではahamoが繋がらない原因や対策方法を解説していますので、解約したり他社へ乗り換える前にまずは繋がらない原因を突き止めて対策をしてみましょう。

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