8 min

デュアルsim最強の組み合わせは?おすすめとメリットデメリットを解説

格安SIMに参入する会社が増え、「乗り換えをしたくてもどこを選べば良いのかわからない」という人が増えています。

そんな時は、デュアルSIMという方法もおすすめです。

デュアルSIMを利用すれば、格安SIM会社の良い所だけを利用することができてしまいます。

今回の記事では、デュアルSIMの解説と、組み合わせのおすすめなどを紹介していきます。

デュアルsimってなに?

デュアルsim 組み合わせ おすすめ

まずは、デュアルSIMが何なのか?のおさらいをしておきましょう。

デュアルSIMとは?

1台のスマートフォンに2つのSIMを挿入し、利用することを指します。

つまりは、1つの端末で2種類の回線や電話番号を使い分けすることができるようになるということですね。

デュアル(dual)は二重という意味があります。

デュアルSIMの種類

一言にデュアルSIMと言っても、以下のように4種類あり特徴が大きく違います。

デュアルSIMの種類特徴
DSSS
デュアルSIMシングルスタンバイ
片方のSIMのみしか使えない(切り替えが必要)
DSDS
デュアルSIMデュアルスタンバイ
4G回線・3G回線で利用可能
切り替えは不要
通信中に着信が可能・通話中に通信はできない
DSDV
デュアルSIMデュアルVoLTE
両方とも4G回線で利用可能
切り替えは不要
通信中に着信が可能・通話中に通信はできない
DSDA
デュアルSIMデュアルアクティブ
両方とも4G回線で利用可能
切り替えは不要
通信中に着信が可能・通話中に通信が可能

上から下に進化していっていますね。

DSDA が非常に便利ですし、優れていますが対応している機種がまだまだ少ないため利用している人は非常に少ないのが残念です。

今後、デュアルSIMの利用が広がるとともに、さらに発展が期待されます。

デュアルSIMのメリットデメリット

デュアルSIMには、自分に合うものであるのか?を判断しやすくするために、メリットデメリットを見ていきましょう。

デュアルSIMのメリット
  • 仕事とプライベートで2つの番号を使い分けられる
  • エリアや通信状況によって使い分けできる
  • 格安SIMの弱点をカバーし合える

大きなメリットは、2枚のSIMを使い分けることで仕事やプライベートを分けられたり、通信障害が起こった際なども対応しやすいという点ですね。

特にビジネスでスマホを多く利用する人に、おすすめです。

デュアルSIMのデメリット
  • バッテリーの消費が早くなる
  • 対応端末が必要
  • 切り替えが必要
  • SDカードが入らなくなる(android端末)

逆にデメリットは、バッテリーの消費が早くなったり切り替えが必要になるなど手間が少し増える感じがしてしまいます。

また、対応端末がまだまだ少なく、機種によっては2枚SIMカードを挿入してしまうとSDカードが入らなくなってしまうなど便利なのにまだまだ対応しきれていない部分が残念です。

デュアルSIM対応機種

デュアルSIMに対応している機種を見ていきましょう。

  • iPhone 14(eSIM対応)
  • iPhone 14 Plus(eSIM対応)
  • iPhone 14 Pro(eSIM対応)
  • iPhone 14 Pro Max(eSIM対応)
  • iPhone 13(eSIM対応)
  • iPhone 13 Pro(eSIM対応)
  • iPhone 13 Pro Max(eSIM対応)
  • iPhone 13 mini(eSIM対応)
  • iPhone 12
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 mini
  • iPhone SE(第3世代)(eSIM対応)
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone XS
  • iPhone XS Max
  • iPhone XR

iPhone、2018年に発売されたiPhone XS以降はデュアルSIMに対応しています。

iPhone SE(第3世代) など、ユーザーの多い機種は eSIMにも対応していますので、物理SIMに比べ気軽にデュアルSIMに変更することができますね。

  • Xiaomi 12T Pro
  • AQUOS sense7
  • Google Pixel 7
  • Google Pixel 7 Pro
  • Google Pixel 6a
  • Google Pixel 6
  • Google Pixel 6 Pro
  • Rakuten Mini
  • Rakuten Hand
  • Rakuten Hand 5G(eSIM対応)
  • Xperia 10 Ⅳ
  • Xperia 10 III Lite
  • Redmi Note 10T
  • Redmi Note 11 Pro 5G
  • AQUOS sense6
  • AQUOS wish
  • OPPO A73
  • OPPO Reno5 A
  • OPPO Find X3 Pro
  • OPPO A55s 5G
  • OPPO Reno7 A
  • razr 5G
  • moto g52j 5G
  • P40 Pro 5G

androidでは、まだまだ対応している機種が少なく、新しいものが基本的に対応しています。

デュアルSIMに変更と同時に、新しい端末を購入するのも良いかもしれませんね。

eSIMってなに?

最近はeSIMに対応している格安SIMも増えていて、目にしたこともあるのではないでしょうか。

eSIM とは、端末にSIMカードが内蔵されているものを言います。

物理的なSIMカードを抜き差しする必要がないため、SIMカードが届くのを待たず情報をダウンロードするだけで即日開通させることが可能です。

無駄がないため、今後は eSIM が主流になっていく可能性がありますね。

デュアルSIMは使い分けが重要!

ここまでデュアルSIMについて解説してきましたが、どういった格安SIMを選べば良いのか?難しい所ですよね。

基本的には通話用とデータ通信用、として2つに分けて考えると料金に無駄を出さず安く抑えることが可能です。

ここからは、通話用とデータ通信用にわけておすすめ格安SIMを紹介していきます。

最強の組み合わせは下記で解説します。

通話用おすすめ格安sim

まずは通話用におすすめの格安SIMです。

楽天モバイル

デュアルsim 組み合わせ おすすめ 楽天モバイル
出典:楽天モバイル
おすすめポイント
  • アプリを使用すれば国内通話は無料!

楽天モバイルは、 Rakuten Linkアプリ を使用しての国内通話はなんと無料となっています。

通話用のSIMとしては、最もお得と言えますね。

ただ、データ通信の速度が遅いなど口コミも多いため、通信用SIMはそれをカバーできる格安SIMを選ぶと良いでしょう。

月額3GBまで:1,078円
20GBまで:2,178円
無制限:3,278円
データ通信容量の
追加
600円/1GB
※パートナー回線エリアのみ
データ容量
超過後速度
最大1Mbps
※パートナー回線エリア
国内通話料金Rakuten Linkアプリ利用は国内通話無料
15分(標準)通話かけ放題:1,100円
海外利用可能(月2GBまで無料)
※対象国・エリアのみ
事務手数料 なし
通信回線独自回線/パートナー回線:au
サポートオンライン/実店舗あり
詳細公式サイト
※税込み価格※機種代除く

ahamo(アハモ)

デュアルsim 組み合わせ おすすめ ahamo
出典:ahamo
おすすめポイント
  • 5分間通話無料がついている

ahamoは基本は20GBのワンプランとなっていて、5分間の通話無料が含まれています。

5分以内の通話ですと、無料なので短い電話が多い人に向いていますね。

ahamoはdocomoの低料金プランですので、速度やエリアはdocomoより少し劣る程度なので満足度は高くなっています。

月額20GB:2,970円
100GB:4,950円
※+1,980円で80GB追加
データ通信容量の
追加
550円/1GB
データ容量
超過後速度
最大1Mbps
通話料金5分かけ放題付帯
かけ放題オプション:1,100円
海外利用可能(月20GBまで)
※対象国・エリアのみ
事務手数料なし
回線docomo
詳細 公式サイト
※税込み価格※機種代除く

データ通信用おすすめ格安sim

次は、データ通信用のおすすめ格安SIMを紹介していきます。

mineo(マイネオ)

デュアルsim 組み合わせ おすすめ mineo
出典:mineo
おすすめポイント
  • マイそくだとデータ無制限で利用可能
  • 回線を3大キャリアから選ぶことができる

mineoは、独特なサービスを行っていることで注目を浴びている格安SIMです。

料金プランは大きく2種類に分かれていて、データ通信(+音声通話)のマイピタと速度で選ぶことのできるマイそく。

料金プラン
マイピタ
(音声通話+データ通信)
1GB:1,298円
5GB:1,518円
10GB:1,958円
20GB:2,178円
料金プラン
マイピタ
(データ通信のみ)
1GB:880円
5GB:1,265円
10GB:1,705円
20GB:1,925円
料金プラン
マイそく
スタンダード:990円
プレミアム:2,200円
ライト:660円
データ容量の
追加
100MB:55円
オプションパケット放題Plus:385円/月
持込み端末安心保証サービス:550円/月
国内通話料金22円/30秒
専用アプリ使用は10円/30秒
10分かけ放題:550円/月
時間無制限かけ放題:1,210円 /月
海外利用音声通話のみ
※Sプランは不可
事務手数料契約事務手数料  3,300円
SIMカード発行料  440円
通信回線docomo/au/Softbank
サポートオンライン
実店舗あり※全国におよそ200件
詳細公式サイト
※税込み価格

マイそくは、月曜日〜金曜日の12時〜13時までの時間帯に通信速度が制限される代わりに、通信データ容量が使い放題になるという珍しいプランです。

コース最大速度 月曜日〜金曜日
12時〜13時
月額
スタンダード1.5Mbps32kbps990円
プレミアム3Mbps32kbps2,200円
ライト300kbps32kbps660円
※税込み価格

昼間は家のWi-Fiで事足りる、その時間帯はあまりインターネットをしない、なんて人には非常におすすめですね。

また、3大キャリアすべてに対応しているため、デュアルSIMには非常に向いています。

povo(ポヴォ)

出典:povo
おすすめポイント
  • 必要な時に必要なデータ容量をトッピングできる

povoは、月額基本料金がなんと0円となっていて、使う分だけを追加するという形になっています。

無駄が省かれているため、デュアルSIMとして利用するのに非常に向いていますね。

基本月額0円
データ通信容量の
追加
390円/1GB(7日間)
990円/3GB(30日間)
2,700円/20GB(30日間)
6,490円/90GB(90日間)
12,980円/180GB(180日間)
国内通話料金5分以内かけ放題:550円
かけ放題;1,650円
事務手数料なし
契約期間なし
海外データ通信×
テザリング無料
回線au
サポートオンラインのみ
詳細公式サイト
※税込み価格

180日間以上有料トッピングの購入を行わないと、利用停止・解約となってしまいます

LINEMO(ラインモ)

格安sim おすすめ シニア LINEMO
出典:LINEMO

[PR]

おすすめポイント
  • LINEは使い放題

LINEMOは、名前からもわかるようにLINEが提供しているSoftbank回線の格安SIMです。

ですので、LINEに関して特化していてLINEでのデータ通信は容量を消費しない使い放題状態となります。

連絡手段としてLINEを多く利用する人には、とてもおすすめですね。

月額3GB:990円
20GB:2,728円
データ通信容量の
追加
1GB/550円
データ容量
超過後速度
1Mbps
通話料金5分以内かけ放題:550円
かけ放題:1,650円
海外利用無料
事務手数料無料
回線Softbank
詳細公式サイト
※税込み価格※機種代除く

デュアルSIM最強の組み合わせ

デュアルsim 組み合わせ おすすめ 最強

デュアルSIMを選ぶ時は、各格安SIMの弱点を補いあうような選び方をすると、各社の良いところを活かすことができるためおすすめです。

ここからは、パターンごとにおすすめできるデュアルSIMの組み合わせを、紹介します。

※最安値はオプションを全く利用しない場合

通信料金を抑えたい人はこの組み合わせ! 「楽天モバイル×povo」

通信料金を抑えたい人には、「楽天モバイル×povo」 の組み合わせがおすすめです。

楽天モバイルの欠点として、「通信速度が遅い」「つながりにくい」といった口コミもあるためそれを補うのにpovoがピッタリです。

povoは、必要な時に必要な分だけトッピングで追加するだけで良いので月の料金最安値は楽天モバイル分の1,078円となります。

楽天モバイルpovo
月額料金3GB:1,078円~0円
データ通信390円/1GB(7日間)
990円/3GB(30日間)
2,700円/20GB(30日間)
6,490円/90GB(90日間)
12,980円/180GB(180日間)
通話無料※アプリ利用
※税込み価格

データ無制限で使いたい人はこの組み合わせ!「楽天モバイル×mineo」

楽天モバイルだけでも無制限で利用できますが、通信速度やエリア面で不安があるためその点をmineoのマイそくでカバーすると様々な場所で無制限利用することが可能となります。

最安値は、1,738円となり2,000円以下で無制限利用できるのは魅力的ですね。

楽天モバイルmineo
月額料金3GB:1,078円~マイそくライト:660円
通話無料※アプリ利用
※税込み価格

海外でも使いたい人はこの組み合わせ!「ahamo×povo」

ahamoは5分間の無料通話がついていて、20GBで 2,970円、オプションをつけて100GBで4,950円の2パターンしかないのが欠点です。

足りないデータ容量を追加すると、1GBが550円なためpovoのトッピングでの追加の方が安く済みます。

必要な時のみ、データ容量をpovoで追加するだけで良いので月の料金最安値は2,970円となります。

ahamoは海外での利用が追加料金なく、月に20GBまで可能となっていますので(対象国)海外出張などが多いビジネスマンのデュアルSIM利用はこの組み合わせがおすすめです。

ahamopovo
月額料金20GB:2,970円0円
データ通信390円/1GB(7日間)
990円/3GB(30日間)
2,700円/20GB(30日間)
6,490円/90GB(90日間)
12,980円/180GB(180日間)
通話5分間通話無料
※税込み価格

電話とLINEを多く使う人はこの組み合わせ!「楽天モバイル×LINEMO」

電話とLINEを多く利用する人には、楽天モバイルの通話無料と、LINE使い放題のLINEMOの組み合わせが非常におすすめです。

最安値での利用は、月々2,068円となります。

楽天モバイルLINEMO [PR]
月額料金3GB:1,078円~3GB:990円~
通話無料※アプリ利用
※税込み価格

デュアルSIMの組み合わせを選ぶ際の注意点

デュアルSIMの組み合わせを選ぶ際に、注意しておくべき点をまとめていきます。

通信会社を同じ回線にしない

電波障害など、トラブルが起こった際は通信会社を別のキャリア回線にしておくとトラブルをうまく回避することができます

docomoahamo
mineo
aupovo
楽天モバイル※パートナー回線
mineo
SoftbankLINEMO
mineo

仕様変更されることがある

場合によって、いつの間にか仕様変更されているケースもあります。

仕事に支障をきたすなど、困った場面になるようでしたら乗り換えも検討しても良いかもしれません。

格安SIMの多くは、契約期間がなく解約料金もかからないため気楽に乗り換えられますし様々な会社を試してみるのも良いかもしれませんね。

相性に左右されることもある

SIMにも相性があり、稀にトラブルを起こすケースもあるようです。

事前に対処方法を考えておくなど、慌てないように知識を持っておくと良いですね。

デュアルSIM最強の組み合わせまとめ

今回の記事では、利用者がいま増えつつあるデュアルSIMの組み合わせについてまとめてきました。

複数の格安SIMを利用するため、料金が高くなりそうなイメージのあるデュアルSIMですが、上手く組み合わせれば月々の料金をぐっとおさえることが可能です。

どんな組み合わせにするか迷うことも多いと思いますが、絶対にこれという組み合わせはなく利用する人によってピッタリな組み合わせは異なってきます。

自分の条件に合う組み合わせを見つける、それが最強の組み合わせとなります。

今記事を参考に、あなたに合ったデュアルSIMの組み合わせを見つけていただければ幸いです。

関連記事