ドコモが提供する格安プランとして、人気が年々上昇している「ahamo」。
通信料金を節約したい人が乗り換えを検討する際に、候補にあげることも多いはず。
でも、ahamoに乗り換えることでどんなデメリットや注意点があるのか気になりますよね。
今回は、ahamoのデメリットと注意点について解説していきます!
目次
ahamo(アハモ)のデメリットってなに?
ahamoにどんなデメリットがあるのか?最も気になるところからまず解説していきます!
考えられるデメリットは以下のようなもの。
- キャリアメールが使えない※有料になる
- 料金プランが選べない
- 使えなくなる機能がある
- 余ったデータ容量はくりこしできない
- 機種によってSIMロックの解除が必要になる
- 申込やサポートはオンライン
- 5分通話無料オプションは外せない
- docomo以外の端末には動作保証がない
- 18歳未満だと本人名義で契約できない
キャリアメールが使えない※有料になる
ahamoでは、キャリアメールが使えなくなりますが最近では「ドコモメール持ち運び」に申し込むことで月額330円で、ドコモのキャリアメールを使うことができます。
特に、ドコモからahamoへ変更する場合は、そのまま継続して利用できるので急なメールアドレス変更連絡や大事なメールが消えてしまったなどといったことを避けることができますね。
料金プランが選べない
ahamoは、基本的に月額2,970円(税込)/20GBのワンプランとなっています。
シンプルでわかりやすい反面、20GBよりももっと少ないデータ容量で良い人や、もっと多いデータ容量が欲しい人などは幅広いプランを求めてしまうかもしれません。
ただ、ahamoは大盛りオプションがあり、月の容量を100GBにすることも可能です。
使えなくなる機能がある
ahamoに乗り換えることで、使えなくなってしまう機能があります。
例えば以下のような機能です。
- 留守番電話
- 転送でんわサービス
- spモード決済
spモード決済は、Googleやappleの決済などを利用すれば代替えも可能ですが留守番電話などはあまり代替えサービスが見当たらないことからこういった機能を多く使用する人は注意が必要です。
余ったデータ容量はくりこしできない
月々の使用データ容量によっては、余ってしまう人もいるかと思いますがahamoでは、余ったデータ容量を繰り越すことはできません。
そこは残念な点ですが、毎月20GBという容量は多い方なので繰り越さなくても問題ないことが多いですね。
機種によってSIMロックの解除が必要になる
ドコモで購入した端末ですと、SIMロックの解除の必要はありませんがau・Softbankで購入した端末の場合はSIMロックの解除が必要なケースがほとんどです。
何年も前に購入した端末ですと、ドコモで購入していてもSIMロック解除の必要があるケースもあるので事前に確認しておくと良いでしょう。
申込やサポートはオンライン
ahamoはドコモの新プランとなっているものの、サポートや申し込みなどは基本的にオンラインとなっています。
オンラインでの契約が苦手な人のために、ドコモショップでも契約は可能ですが有料で3,300円(税込)かかってしまいます。
5分通話無料オプションは外せない
ahamoには、5分間の国内通話が通常付帯しています。
5分間の通話無料は、オプションとして有料でつける必要があるケースが多いのですがahamoは無料で付帯しているため非常にお得です。
外すことはできませんが、無料で付帯しているものなので問題は全くありませんね。
docomo以外の端末には動作保証がない
ahamo、もしくはdocomo以外で購入した端末だと動作保証がないため故障してもサポートを受けることができません。
auやSoftbankから、端末持ち込みでMNPする場合などは特に注意が必要です。
乗り換えの際は、新たに購入するとお得に購入できる場合も多いので、端末も乗り換えるのも良いでしょう。
18歳未満だと本人名義で契約できない
ahamoでは、未成年は本人の名義で契約することはできません。
ですが、18歳未満の人も利用者登録することは可能なので、名義は親権者であっても利用者登録は使用する人の名前で行っておくと良いでしょう。
ahamo(アハモ)のメリットは?
もちろんahamoはデメリットだけでなく、メリットも多くあります。
次にahamoのメリットについて、見ていきましょう。
- 月額料金が安い
- 速度が安定している
- 速度制限後も十分な速度が出る
- 5分以内の国内通話が無料
- eSIMが使える
- 海外でも使える
- オプションで100GBまで増量できる
月額料金が安い
三大キャリアと比較するとよくわかりますが、ahamoはドコモの新プランなのに格安SIMと同等レベルであるほどお得な月額料金となっています。
月に20GB使用する場合のahamoと三大キャリアを比較すると、以下のような月額料金になります。
三大キャリアは、無制限のプランのマックス金額なのですが、月の使用量が20GB以内だとahamoのほうがお得であることがわかりますね。
速度が安定している
ahamoは、ドコモの格安料金プランなため他社の格安SIMのように、速度が安定していないということがあまりありません。
もちろん、場所や時間帯によっては遅いと感じる可能性もありますが、口コミでも問題ないという速度が出ていることがほとんどです。
人気の格安SIMと比較してみると、ahamoの速度が十分であることがわかります。
サービス名 | |||||
下り | 94.24Mbps | 75.97Mbps | 39.76Mbps | 50.02Mbps | 56.51Mbps |
上り | 11.54Mbps | 12.63Mbps | 10.17Mbps | 9.65Mbps | 11.46Mbps |
速度制限後も十分な速度が出る
月に利用できる20GBを使い切ってしまうと、速度制限がかかってしまいます。
スマホでの操作に関して、目安となる速度は以下のようになります。
必要な回線速度の目安 | |
---|---|
メール・SNSなどメッセージ受信 | 128Kbps〜1Mbps |
ホームページ閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
動画や音楽の再生 | 5Mbps〜20Mbps |
オンラインゲームなど | 30Mbps〜100Mbps |
ahamoでは、速度制限後は最大1Mbpsとされていますので、メールなどの受信には問題ないかと思います。
オンラインゲームや動画の再生は、それなりの速度が必要となりますのでWi-Fiの環境下で行うかGBの追加(1GB:550円)を行うか大盛りオプションをつけるなどの対応が必要です。
5分以内の国内通話が無料
ahamoでは、5分間の国内通話無料が標準付帯しています。
他社の格安SIMですと、有料になっているケースが多いのですが無料なので無駄なオプションをつける必要がありません。
長電話をしたい人は、かけ放題オプション:月額1,100円をつけるのも良いでしょう。
eSIMが使える
ahamoでは、eSIMに対応しています。
eSIMとは、物理的なSIMカードを使用せずスマートフォンに内蔵されているSIMカードのことです。
eSIMに対応していることで、デュアルSIM(1つの端末に2つのSIMカードを挿すことができる状態)を利用することができます。
デュアルSIMは、1つの端末で複数の回線会社を利用したり電話番号を分けたりもできるので、ビジネス利用する人も増えています。
海外でも使える
ahamoでは、追加料金がかからず海外でも利用することができます。
大盛りのオプションをつけていても、月に20GBまでしか無料ではありませんが海外で無茶な使い方をしなければ十分かと思います。
オプションで100GBまで増量できる
ahamoには、「大盛り」という増量オプションがあります。
この増量オプションを利用することで、月に20GBから100GBまで容量を増やすことができます。
月額料金は4.950円(税込)となりますが、この金額で100GBまで利用できるのはとてもお得です。
また、このオプションは簡単につけたり外したりすることができるので、必要な月だけ増量することができますね。
ドコモからahamo(アハモ)に変更する際の注意点
ドコモから、ahamoに変更する際に注意して欲しい点をまとめていきます。
一部のサービス・割引が利用できなくなる
ドコモからahamoに変更することで、一部のサービスや割引などが利用できなくなります。
特に大きいのは契約回線の数で割引となる「みんなドコモ割」や、家族間通話が無料になる「ファミリー割引」などの対象外となる点です。
また、シェアパックや留守番電話サービス・転送サービスなどといったサービスも利用できなくなります。
変更の前に利用できなくなるサービスや割引について、自分にとって必要であるかそうでないかの確認が必要です。
「ドコモメール持ち運び」については、ahamoに変更する際に利用の申し込みが必要となりますので利用したい場合は、忘れないようにしてください。
キャンペーンは適応されない
ドコモからahamoへの変更の際は、他社からの乗り換えのようにキャンペーンを利用することはできません。
他社からMNPでの乗り換えだと、キャッシュバックや端末割引のキャンペーンが行われていることが多いのですが、ドコモからの変更はこれらの対象外となります。
端末同時購入で変更する場合は、キャンペーンが適応されないことを考慮しておきましょう。
ahamo(アハモ)がおすすめな人・おすすめできない人
ahamoの利用は、どんな人におすすめで、おすすめできないのはどんな人なのでしょうか?
- 安くて安定した速度を求める人
- 月の使用データ容量が20GBくらいの人
- 通話オプションが欲しい人
- オンラインの契約やサポートでも問題ない人
- 海外でもスマホを使いたい人
ahamoは、ドコモの新プランですから速度が安定しているのに格安SIMと同等の月額料金であるところが人気のポイントです。
5分間の国内通話無料が付き、海外でも利用できるのも嬉しいポイント。
基本的にサポートはオンラインのみなので、ネット操作に慣れている人だと問題ないでしょう。
- 速度より安さを重視する人
- 月の使用データ容量が10GB以下の人
- 通話オプションの必要がない人
- 家族割などを利用したい人
- オンラインでのサポートが苦手な人
ahamoは、20GBのワンプランですから20GBよりも少ない容量を求める人には向いていません。
また、家族割などが利用できないので、家族数が多く家族割がないと困るという人にも向いていませんね。
サポートがオンラインのため、インターネット操作が苦手な人は別の回線会社を選ぶのも良いでしょう。
ahamo(アハモ)によくある疑問
ahamoに関して、よくある質問を見ていきましょう。
Q・ドコモからahamoへの変更はめんどくさい?
ドコモからahamoへの変更は、基本的にオンラインとなっていますが指示通りに進めていけるようになっているためそこまでめんどくささは感じないでしょう。
しかも、24時間申し込むことが可能なので、忙しい人向きですね。
ただ、オンラインのみなのでインターネット操作が苦手な人は、億劫になりがち。
そういった人は、有料となってしまいますがドコモショップで契約を行うのも良いでしょう。
Q・ドコモからahamoへ変更するのに事務手数料や解約金はかかる?
ドコモからahamoへ変更する際は、事務手数料や解約金はかかりません。
より気軽に変更することができますね。
ahamo(アハモ)はデメリットしかない!そんな人は
回線会社を選ぶのに重要なポイントは、「自分のライフスタイルに合わせる」という点です。
ahamoは自分に合わない、デメリットだらけだ!そう感じる人は他の格安SIMを選ぶのも良いでしょう。
人気の格安SIMと、ahamoを比較してみましょう。
小さい容量のプランがある!「UQモバイル」
au回線の格安SIM「UQモバイル」は、テレビのコマーシャルでもおなじみですね。
UQモバイルの魅力なポイントは、「家族割がある」「余ったデータ容量は繰り越しできる」という点です。
ahamoのデメリット部分が、良いポイントとなっています。
月額 | くりこしプランS +5G:1,628円(3GB) くりこしプランM+5G:2,728円(15GB) くりこしプランL+5G:3,828円 (25GB) |
データ通信容量の 追加 | 200円/100MB |
データ容量 超過後速度 | 300kbp 1Mbps |
通話料金 | 22円/30秒 月60分までかけ放題:550円 1回10分かけ放題:770円 かけ放題:1,870円 |
海外利用 | △:対応機種のみ可能 |
詳細 | 公式サイト |
比較するとわかるように、UQモバイルには20GB以下のプランがあり、月々のデータ容量が少なくて良いという人におすすめです。
月額料金 | 20GB:2,970円 100GB:4,650円 | 3GB:1,628円(3GB) 15GB:2,728円(15GB) 25GB:3,828円 (25GB) |
余ったデータ容量 くりこし | ✖ | 〇 |
速度(下り) | 94.24Mbps | 75.97Mbps |
家族割 | ✖ | 〇 |
自分に合わせて選択!「mineo(マイネオ)」
独特なサービスを展開することで人気が高まっている「mineo」は、多様なプランやオプションで自分のライフスタイルに合わせやすくなっています。
通常のデータ容量で選ぶプランに加え、データ通信のみのプランや速度で選ぶことができるマイそくはデュアルSIM用のプランとしてもおすすめ。
料金プラン マイピタ (音声通話+データ通信) | 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
料金プラン マイピタ (データ通信のみ) | 1GB:880円 5GB:1,265円 10GB:1,705円 20GB:1,925円 |
料金プラン マイそく | スタンダード:990円 プレミアム:2,200円 ライト:660円 |
データ容量の 追加 | 100MB:55円 |
オプション | パケット放題Plus:385円/月 持込み端末安心保証サービス:550円/月 |
国内通話料金 | 22円/30秒 専用アプリ使用は10円/30秒 10分かけ放題:550円/月 時間無制限かけ放題:1,210円 /月 |
サポート | オンライン 実店舗あり※全国におよそ200件 |
詳細 | 公式サイト |
mineoでも、UQモバイルと同じように余ったデータ容量は繰り越しすることができます。
データ容量を繰り越しできるのは、月々の使用データ容量が変化する人に向いていますね。
サービス名 | ||
月額料金 | 20GB:2,970円 100GB:4,650円 | 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
余ったデータ容量 くりこし | ✖ | 〇 |
下り | 94.24Mbps | 39.76Mbps |
家族割 | ✖ | ✖ |
mineoは、docomo・au・Softbankと三大キャリアから回線を選択できるので、住んでいるエリアに合わせることもできます。
ahamo(アハモ)はデメリットだけじゃない
今回は、ahamoのデメリットについて見てきました。
どんなものにもメリットとデメリットがあるように、ahamoにもデメリットだけでなくメリットもたくさんあります。
通信会社を乗り換えるさいに重要なのは「自分に合ったプランであること」です。
まずは、毎月自身がどれくらいのデータ容量を消費し、通話を行っているかを認識しましょう。
そのうえで、色んな会社を比較して自分に合うプランを探してください。
自分に合ったプランで、お得なスマホライフを実現させましょう。