OCN モバイル ONEにある16のデメリット！プラン・オプション・通信速度など特徴ごとにデメリットを解説

「OCN モバイル ONEにはどのようなデメリットがあるの？」
「OCN モバイル ONEのデメリットを詳しく知りたい」

OCN モバイル ONEの利用を検討している方はデメリットが気になるでしょう。

そこで今回はOCN モバイル ONEのデメリットをプラン・オプション・通信速度など特徴ごとに解説していきます。メリット・デメリットを踏まえ、おすすめする人・おすすめしない人もあわせて解説しますので気になる方はご参考ください。

OCN モバイル ONEの特徴｜3つのメリットも解説

OCN モバイル ONEはNTTグループの一員であるNTTレゾナントが提供する通信サービスです。

【基本情報】

容量の少ない500MBはスマホ初心者の方に便利な料金コースです。

ドコモ回線の幅広いエリアを利用できる

OCN モバイル ONEでは幅広いエリアでつながりやすいドコモ回線を使用しています。2022年3月11日、ドコモでは2024年3月までに5Gエリアの人口カバー率90％以上の実現を目指すという発表*を行いました。

※参考元：ドコモ公式サイト

OCN モバイル ONEは5G通信に対応しているため、5G対応端末を持っている方は幅広いエリアでの高速通信が期待できます。ドコモ回線のエリア内かどうか、気になる方はドコモ公式サイトのエリアマップを確認するとよいでしょう。

サブブランドよりお得な月額料金

UQモバイルはau、Y!mobileはソフトバンクのサブブランドです。OCN モバイル ONEはNTTグループではあるものの、ドコモのサブブランドではありません。しかし、サブブランドよりお得な月額料金で利用できるのがOCN モバイル ONEです。

【音声SIMの月額料金比較】

幅広いエリアでつながりやすいドコモ回線を利用しながら月額料金の節約が期待できます。

ドコモショップで申し込みできる

OCN モバイル ONEではオンラインの他、全国のドコモショップでも申し込めます。

支払い用のクレジットカードや連絡用のメールアドレスも持参しましょう。ドコモショップの場所はドコモ公式サイトで検索可能です。

OCN モバイル ONEのプラン・オプションに関する5つのデメリット

OCN モバイル ONEのプラン・オプションには以下のデメリットがあります。

上記の他、MUSICカウントフリーに関する3つのデメリットも解説します。

料金コースは最大でも10GB

OCN モバイル ONEでは20GBや無制限などの大容量プランを選べません。OCN モバイル ONEでは以下の料金コースを用意しています。

【料金コース】

音声対応SIM・SMS対応SIM・データ通信専用SIMいずれも最大でも10GBの容量です。

容量を超えたときの速度制限を解除したいときは、容量追加オプションを利用するとよいでしょう。容量追加オプションでは1GBにつき550円（税込）*の料金で追加できます。

※新コース利用中でOCNアプリを経由した場合

追加した容量は3か月後の月末まで繰り越せるため、1か月で使い切れなくても無駄になりにくいです。容量追加オプションは以下の方法で申し込めます。

【容量追加オプションの申込方法】

データ容量シェアが有料で他社より高め

OCN モバイル ONEのデータ容量シェアは有料です。

【データ容量シェアの料金】

データ容量シェアは親回線のデータ容量を複数のSIMカードでシェアできるオプションです。

【データ容量シェアの料金がお得な格安SIMサービス】

上記の他社と比べると高めの料金がデメリットとなるでしょう。ただし、他社より高めの料金であっても家族が個別でSIM契約するよりシェアしたほうがお得になる場合があります。

【OCN モバイル ONEの音声対応SIM 10GBコースを家族3人でシェアした場合】

家族3人が個別で音声対応SIM 3GBコースと契約したときの合計料金は990円（税込）×3人＝2,970円（税込）です。70円弱ではありますが、家族3人でシェアしたほうがお得になる結果となりました。

ただし、家族のうち1人がデータ容量を使いすぎると、シェアしている家族全員に速度制限がかかる場合があります。データ容量をシェアする家族同士で話し合いし、計画的に通信するのがおすすめです。

MUSICカウントフリーに関する3つのデメリット

OCN モバイル ONEのMUSICカウントフリーには以下のデメリットがあります。

申し込みの曜日によっては適用開始まで1週間ほどかかる

MUSICカウントフリーは対象ミュージックサービスの通信容量が消費されないオプションです。火曜日から月曜日までにMUSICカウントフリーへ申し込みした場合、水曜日に適用開始となります。

月曜日に申し込めば最短2日後の水曜日に適用開始です。しかし、火曜日の申し込みは適用開始まで1週間ほどかかってしまいます。

たとえば3月1日火曜日に申し込みした場合、適用開始は3月9日水曜日です。MUSICカウントフリーを早めに利用したいときは、申し込みする曜日に注意したほうがよいでしょう。

Apple Musicがない

MUSICカウントフリーではさまざまなミュージックサービスが対象です。

Apple MusicはMUSICカウントフリーの対象外となるため、Apple Musicユーザーの方だとデメリットとなるでしょう。しかし、対象ミュージックサービスユーザーの方ならデメリットになりません。

OCN モバイル ONEプリペイドと契約していると申し込めない

OCN モバイル ONEプリペイドは初回SIMパッケージを購入できるサービスです。

【初回SIMパッケージ】

OCN モバイル ONEのSIMサービスをお試ししたいとき、短期間だけ利用したいときに便利です。

しかし、OCN モバイル ONEプリペイドと契約している方はMUSICカウントフリーに申し込めません。MUSICカウントフリーをお試ししたい方、短期間だけ利用したい方にとってはデメリットとなるでしょう。

OCN モバイル ONEプリペイドは2022年9月30日で販売終了となりました。2023年3月31日以降はサービスの提供も終了です。

OCN モバイル ONEプリペイドと契約していなければ、MUSICカウントフリーに申し込めないといったデメリットは生じません。

OCN モバイル ONEの使用回線・通信速度に関する3つのデメリット

OCN モバイル ONEの使用回線・通信速度には以下のデメリットがあります。

それぞれのデメリットについて詳しくは以下の通りです。

ドコモ回線のみ

OCN モバイル ONEで使用しているのはドコモ回線のみです。au回線やソフトバンク回線を選びたいという方だとデメリットとなるでしょう。

格安SIMサービスによっては複数の回線から選べます。

【複数回線から選べる格安SIMサービス】

トリプルキャリアに対応するmineoやNUROモバイルでは、ドコモ・au・ソフトバンクで購入したスマホもSIMロック解除なしで乗り換えできる場合があります。

しかし、SIMロックのかかったauスマホやソフトバンクスマホをOCN モバイル ONEで利用するにはSIMロック解除が必要です。

2021年8月に改正された「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」により2021年10月1日以降、SIMロックは原則禁止となりました。

【SIMロックのないau・ソフトバンクスマホ】

上記の他、SIMフリー端末もSIMロック解除不要でOCN モバイル ONEを利用できます。手元の端末がSIMロック解除不要なのかどうか分からないときは、OCN モバイル ONE公式サイトの動作確認済み端末一覧を確認するとよいでしょう。

大手キャリアより通信速度が遅い場合あり

OCN モバイル ONEの通信速度は他社の格安SIMサービスより良好です。しかし、大手キャリアの通信速度と比べると遅い傾向にあります。各社の通信速度データをご覧ください。

【各社の通信速度比較】

あくまでもデータ上ですが、OCN モバイル ONEはドコモと比べると3分の1ほどの通信速度しか出ていません。ただし、30Mbps以上の通信速度が出れば十分という方ならデメリットにならないでしょう。

【用途ごとの快適な通信速度】

オンラインゲームは除き、OCNモバイルONEは多くの用途で快適に通信できる可能性が高いです。

新コースには低速通信にも速度制限がある

OCNモバイルONEの新コースにある速度制限は以下の通りです。

【2段階の速度制限】

OCNモバイルONEの新コースでは2段階の速度制限を設けています。200kbps以下の速度制限がかかると、Webサイトの閲覧も厳しくなるでしょう。

データ容量を節約したいときに便利なのが、最大200kbpsの速度で通信できる節約モードです。節約モードをオンにすれば高速通信の容量は消費されません。

メール・LINEといった低速通信でも問題ない用途は、なるべく節約モードをオンにするとよいでしょう。節約モードの使いすぎでかかった200kbps以下の速度制限は容量追加オプションを有料で購入した後、節約モードをオフにすれば解除できます。

OCN モバイル ONEのサービス・サポートに関する8つのデメリット

OCN モバイル ONEのサービス・サポートにあるデメリットは以下の通りです。

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

eSIMに対応していない

2022年11月14日時点でOCN モバイル ONEはeSIMに対応していません。

eSIMはすでに端末に組み込まれているデジタルSIMです。物理的なSIMのように端末へ差し込みする必要はありません。eSIMを利用したい方にとってはデメリットとなるでしょう。

ただし、eSIMに対応している機種は限られています。

【iPhoneでのeSIM対応状況】

物理的なSIMでもよい方であれば、eSIMに対応していないOCN モバイル ONEでも問題ありません。

LINEの年齢認証を利用できない

2022年11月14日時点、OCN モバイル ONEではLINEの年齢認証を利用できません。LINEでは18歳未満の方をトラブルから守るために機能制限を設けました。

すべての機能を利用するにはLINEアプリより年齢確認を行わないといけません。以下の通信事業者ではLINEの年齢認証を利用できます。

上記の通信事業者と契約している方は、OCN モバイル ONEへ乗り換えする前にLINEの年齢認証を行っておくとよいでしょう。通信事業者が変わってもLINEの年齢認証はそのまま引き継がれます。

年齢確認の手順は通信事業者によって異なるため、詳しくは「LINEみんなの使い方ガイド」をご参考ください。

バッテリー消費問題が生じる場合あり

OCN モバイル ONEのバッテリー消費について以下の口コミがあります。

ocnモバイルone 噂以上にバッテリー食うな(~_~;)
iPhone13 miniだけど前の楽天モバイルだと朝100%で23時の時点で60%位、ocn モバイル oneだと30%位
・・ちょっとこれは許容出来る範囲じゃないな～

https://twitter.com/teyYXBhG2rTPoeA/status/1489614134056747008

引用元：Twitter

OCN モバイル ONEのバッテリー異常消費は、グローバルIPアドレスによる接続が原因です。グローバルIPアドレスのまま接続していると充電回数が増えて電気代がかさみかねません。

バッテリー異常消費はグローバルIPアドレスからプライベートIPアドレスへ変更すれば解消できます。プライベートIPアドレスへの変更方法について、詳しくは別記事をご参照ください。

支払方法はクレジットカードのみ、口座振替を選べない

OCN モバイル ONEの支払方法はクレジットカードのみです。デビットカードや口座振替など、基本的には他の支払方法が選べません。

クレジットカードを持っていないなど理由があるときは、支払方法についてオペレーター対応のチャットサービスで相談できます。しかし、以下の申し込みは理由に関わらずクレジットカードでの支払いです。

クレジットカードを持っていない方は新規作成がおすすめです。ドコモでは以下のクレジットカードを発行しています。

【ドコモ発行のクレジットカード】

最初の1枚としておすすめするのが、年会費永年無料のdカードです。年会費永年無料でも1.0％というポイント高還元が受けられます。

dカード GOLDは年会費11,000円（税込）のゴールドカードです。OCN モバイル ONE契約中の方は以下の特典が受けられます。

【OCN モバイル ONE＋dカード GOLDの特典】

ドコモでんきはNTTグループの一員であるNTTアノードエナジーが提供する新電力サービスです。スマホも電気もNTTグループにまとめている方は、dカード GOLDで支払いするとよいでしょう。

最新のiPhoneをセットで購入できない

スマホとSIMをセットで購入したいときに便利なのが、OCN モバイル ONEオンラインショップです。しかし、2022年11月14日時点でiPhone 14シリーズの取扱いがありません。最新のiPhoneをセットで購入したい方にとってはデメリットとなるでしょう。

OCN モバイル ONEオンラインショップでは最大1万ポイントもらえる機種変更サポートを提供しています。取扱い済みのiPhone・スマホへ機種変更したい方であればお得に購入できるでしょう。

家族割引サービスがない

OCN モバイル ONEにはY!mobileのような家族割引サービスがありません。Y!mobileの家族割引サービスでは2回線目以降、毎月最大1,188円割引されます。

【Y!mobileの月額料金】

家族人数が多いほど、毎月のスマホ代を節約できる割引サービスです。家族割引サービスを利用したい方にとってはデメリットとなりますが、その代わりにOCN モバイル ONEにはデータ容量シェアがあります。

データ容量シェアを利用すれば、家族割引サービスのあるY!mobileより月額料金がお得になる場合があります。

【家族3人で利用した場合】

OCN モバイル ONEのほうが月額1,000円ほど安くなりました。

ドコモショップだとサポートに対応していない

ドコモスタッフに相談しながらOCN モバイル ONEへ申し込みたいときに便利なのがドコモショップです。

しかし、ドコモショップでOCN モバイル ONEのサポートは受けられません。オペレーター対応のOCNチャットサービスで質問したところ、以下の回答がありました。

ドコモショップでは音声対応SIMカードの新規契約のみ、サポートはお電話窓口のみとなります。
※2022年11月14日に確認

サポートの評判が悪い

OCN モバイル ONEのサポートが受けられる電話窓口は以下の通りです。

【設定・トラブルに関する問い合わせ】

【OCNサービス全般や入会に関する問い合わせ】

しかし、OCN モバイル ONEのサポート電話窓口には悪い評判が見られます。

OCNモバイルONE、昨夜にMNP開通手続きしてもつながらないから、サポートに電話したら延々つながらなくて、やっとつながったとおもったら「テクニカルサポートは5時で終了しています」でさっさと電話を切られてしまった。。
OCN選んだのは失敗だったか。。
https://twitter.com/modal_soul/status/1384423653501112322

引用元：Twitter

OCNモバイルoneのサポートセンターに電話すると毎回「お調べします」って言って30分以上保留にして待たせられるんだけど？
「折り返します」の時は掛けてこないし、あっちの不手際でNMP番号2回取得しなきゃダメになったし、毎回新人みたいな何も知らないおばさんだしほんとストレス溜まる…。
https://twitter.com/ume1chan1/status/1494909953835876353

引用元：Twitter

OCNモバイルONEは、電話の顧客サポート受付時間が短く、日曜日休みなのが不便だった。
また、テクニカルサポートと電話が別れていて情報の連携もできてなくて解決に何日かかかって結局MNP転出。
次は、多少高くなるけど日曜日のサポートもあって窓口も多いUQへ。
https://twitter.com/sakamotoh/status/1159743990318583808

引用元：Twitter

電話してもつながらない、待たされる、受付時間が短いなどの悪い評判です。混雑しやすい昼や夕方、土日はサポートへの電話もオペレーター対応のチャットサービスもつながりにくい場合があります。

比較的混雑しにくいのが平日10～11時頃や14～15時頃の時間帯です。どの時間帯に電話してもつながらない場合は、以下の方法をおすすめします。

OCN モバイル ONEをおすすめする人・おすすめしない人

今回解説したメリット・デメリットを踏まえ、OCN モバイル ONEをおすすめする人・おすすめしない人は以下の通りです。

「大容量プランを利用したい」「au回線やソフトバンク回線を利用したい」人には他社の格安SIMサービスのほうがおすすめです。

しかし、「10GBまでのプランで足りる」「ドコモ回線でよい」「サブブランドより月額料金を安くしたい」人にはおすすめします。

まとめ

今回はOCN モバイル ONEに関する16のデメリットを解説してきました。16のうち、特に重要なのが以下のデメリットです。

月額料金が安い代わりにさまざまなデメリットを持つのがOCN モバイル ONEです。しかし、デメリットを許容できる方であれば、OCN モバイル ONEを利用する価値があるでしょう。