1mbpsの低速モードで使える格安SIM7社のプランを徹底比較。
その中から、最安で利用できる格安SIMを紹介します。
目次
【結論】1mbpsの低速モードで無制限に使い放題できるのはmineo
1Mbps以上の速度を最安で使い放題できる格安SIMはmineoです。
mineoでは「パケット放題plus」のオプションを付加すると、1.5mbpsで低速モードを利用できます。
パケット放題plusのオプション料金は385円です。
1,298円の1GBコースと合わせても、月額1,683円に収まります。
1mbpsで低速モードを無制限に使い放題できる格安SIM比較表
1mbpsで低速モードを利用できる格安SIMを比較できるよう、一覧にまとめてみました。
月額料金・データ容量は、1mbpsで低速モードが使える最低減のプランで記載しています。
mineo | 楽天モバイル | J:COMモバイル | LINEMO [PR] | UQモバイル | ahamo | ワイモバイル | |
最低月額料金 | 1,298円+385円 | 1,078円~ | 2,178円 | 990円 | 2,728円 | 2,970円 | 3,278円 |
データ容量 | 1GB | 無制限 | 10GB | 20GB | 15GB | 20GB | 15GB |
速度切り替え機能 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | × |
低速モード時の制限 | あり | なし | なし | なし | あり | なし | なし |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
比較してみると、速度の切り替え機能があるのはmineo・楽天モバイル・UQモバイルのみでした。
速度の切り替え機能がない格安SIMで低速モードを利用するには、契約したデータ容量をすべて使い切った後になります。
1Mbpsで低速モードが使えるおすすめ格安SIM7選
ここからは1mbpsで低速モードが使える格安SIMを7社紹介します。
それぞれの特徴を確認し、自分に合った格安SIMを選んでみてください。
mineo
1mbpsで利用できる最安プラン | 1GBコース |
1mbpsで利用できる最安料金 | 1,298円+385円 |
オプションの有無 | 〇※パケット放題plus |
速度切り替え機能 | あり |
低速モード時の制限 | 3日間で10GB以上 |
mineoは通常の低速モードだと200mbpsの速度になります。
しかし、「パケット放題plus」のオプションを付加することで最大1.5Mbpsで低速モードを使い放題で利用可能です。
通信速度の切り替え機能であるmineoスイッチをONにすると、高速通信のデータ容量を施用しないので、データ容量の節約にもなります。
パケット放題plusは月額385円ですが、10GB以上のコースを契約していると無料で利用可能です。
1GB1,298円のコースに、385円のパケット放題plusを付加すると、他社格安SIMの中でも最安値である月額1,683円で利用できます。
ただし、3日間で10GB以上の利用があると、さらに速度制限にかかるので注意が必要です。
しかし、10GBを3日間で使ってしまうのはなかなか難しいので、そこまで気にする必要はないでしょう。
また、パケット放題plusはデータ通信専用SIMでも利用できるので、サブ機やタブレットの利用にもおすすめです。
楽天モバイル
1mbpsで利用できる最安プラン | – |
1mbpsで利用できる最安料金 | 1,078円~3,278円 |
オプションの有無 | × |
速度切り替え機能 | あり |
低速モード時の制限 | なし |
楽天モバイルは、楽天回線での利用なら高速通信のまま無制限で利用可能です。
20GBまでデータ容量を使用した分だけ支払いが加算されていくプラン内容ですが、20GB以上はどれだけ使っても3,278円になります。
そのため、楽天モバイルを使用する地域が楽天回線のエリア内であれば、圧倒的に楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルには速度の切り替え機能がありますが、楽天回線エリア内ではデータ無制限で使い放題なので、パートナー回線の利用でのみ低速になる仕組みとなっています。
しかし、パートナー回線での利用は月5GBまでの制限があるので注意が必要です。
5GBを超えると速度制限がかかりますが、速度制限時のデータ容量の使用に制限はないので、パートナー回線であっても1Mbpsで使い放題できますよ。
J:COMモバイル
1mbpsで利用できる最安プラン | 10GB |
1mbpsで利用できる最安料金 | 2,178円 |
オプションの有無 | × |
速度切り替え機能 | なし |
低速モード時の制限 | なし |
J:COMモバイルとは、J:COMが提供している格安SIMです。
J:COMモバイルでは10GB・20GBのプランを契約の場合のみ、低速モードを1Mbpsで利用できます。
1GB・5GBのプランを契約の場合、速度制限時の通信速度は送受信最大200kbpsになってしまうので注意しましょう。
また、J:COMモバイルはau回線を利用しているので、全国どこでも繋がりやすいのが特徴です。
格安SIMアワード2021年の通信速度部門で優秀賞を受賞しているほど、安定した品質で通信を提供しています。
そのため、速度制限時でも繋がりやすいのが魅力です。
LINEMO
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1mbpsで利用できる最安プラン | 20GB |
1mbpsで利用できる最安料金 | 2,728円 |
オプションの有無 | × |
速度切り替え機能 | なし |
低速モード時の制限 | なし |
LINEMOはSoftbankの格安プランです。
プラン内容はシンプルで、3GBか20GBの2種類からデータ容量を選択できます。
ただし、速度制限時1Mbpsで利用できるのは20GBのプランだけなので注意しましょう。
通信速度の切り替え機能はないため、データ容量を節約したい方には向かない可能性があります。
しかし、速度制限時のデータ使用量の制限もないため、無制限で利用可能です。
また、LINEMOはLINEのトークや通話の利用はデータ通信量を消費しないカウントフリーサービスがあるのも特徴。
速度制限にかかっても、LINEは高速通信で利用できるのは安心ですね。
UQモバイル
1mbpsで利用できる最安プラン | 15GB |
1mbpsで利用できる最安料金 | 2,728円 |
オプションの有無 | × |
速度切り替え機能 | あり |
低速モード時の制限 | 直近3日間で6GB以上 |
UQモバイルはauのサブブランドとして誕生した格安SIMです。
格安SIMのなかでも、とくに通信品質が安定していることで好評を得ています。
通信速度の切り替え機能があるため、意図的にデータ容量を節約できるのが魅力です。
低速時の通信速度は契約しているプラン内容によって異なり、くりこしプランSで300kbps、くりこしプランM・Lで1mbpsで利用できる仕様となっています。
ただし、節約モードで直近3日間に6GB以上の利用があった場合、翌日にかけて速度制限がかかるのが難点です。
UQモバイルは1mbpsで完全に使い放題というわけではないので、注意しましょう。
ahamo
1mbpsで利用できる最安プラン | 20GB |
1mbpsで利用できる最安料金 | 2,970円 |
オプションの有無 | × |
速度切り替え機能 | なし |
低速モード時の制限 | なし |
ahamoはドコモの格安プランです。
プラン内容は20GBと100GBの2種類のみとシンプルで、どちらのプランを契約しても速度制限時は1mbpsで利用できます。
ahamoはdカードとの親和性が高く、利用料金をdカードで支払うと月1GBプラス、dカードGOLDで支払うと月5GBプラスされるのが特徴です。
通常データ容量を追加する場合、1GBにつき550円必要なのでかなりお得なサービスといえるでしょう。
dカードを利用している方におすすめの格安SIMです。
ワイモバイル
1mbpsで利用できる最安プラン | 15GB |
1mbpsで利用できる最安料金 | 3,278円 |
オプションの有無 | × |
速度切り替え機能 | なし |
低速モード時の制限 | なし |
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして提供されている格安SIM。
家族割引サービスが充実しているので、一家で利用する格安SIMとしておすすめです。
2回線目以降は月1,188円割引を受けられたり、申し込み時の年齢が5歳から18歳の子どもを対象に、月1,100円の割引を受けられる親子割があったりします。
ただし、ワイモバイルには速度の切り替え機能はないので、データ容量の節約は難しい部分があるでしょう。
速度制限時の通信速度はシンプルSで300kbps、シンプルM・Lプランなら1mbpsとなっています。
1mbpsで利用したい場合はシンプルM以上のプランを選択する必要があるので、注意が必要です。
ただし、速度制限時に使用したデータ容量に制限はないので、実質無制限で使い放題できるのも魅力です。
1Mbpsは実際どのくらい使える?
1Mbpsで使い放題とはいっても、実際に使えないほど遅ければなんの意味もありません。
では、1Mbpsは実際どのくらい使えるのでしょうか。
1mbpsでできることを、以下の表にまとめてみました。
〇は問題なく使える、△はやや動作が遅くなるが使える、×はほぼ使用できないの意味です。
メールやLINEのやりとり | 〇 |
電話 | 〇 |
ビデオ通話(Skypeなど) | 〇 |
Webサイトの閲覧 | 〇 |
〇 | |
△ | |
Tiktok | △ |
動画の閲覧 | △ |
音楽のストリーミング | 〇 |
オンラインゲーム | △~× |
テザリング | 〇 |
アプリのダウンロード | △ |
それぞれ詳しく解説していきます。
メールやLINEのやりとり
メールやLINEなどで文章や画像、スタンプの送信・受信は1mbpsで問題なく利用可能です。
そもそも128Kbpsの速度でテキストデータのやりとりができるとされているため、1mbpsなら何の支障もないといえます。
ただし、容量や画質にもよりますが動画の送信・受信はやや時間がかかる可能性が高いです。
電話・ビデオ通話
通話 | ビデオ通話 | |
LINE | 〇 | 〇 |
Skype | 〇 | 〇 |
Zoom | 〇 | 〇 |
音声データのやりとりであるLINEやSkypeなどの電話は、1mbpsでも問題なく使えます。
動画のやり取りになるビデオ通話も、基本的には問題なく利用可能です。
リモート会議などでよく利用されるZoomも、0.8mbps以上あれば複数人かつ高画質ビデオで利用できると公式で発表されています。
しかし、必要となる通信速度の目安は最低限の数値となっているので、場合によっては多少タイムラグを感じる可能性があるでしょう。
Webの閲覧・SNSの使用
〇 | |
△ | |
ニュースなどの文字メインのWebサイト | 〇 |
通販ページなどの画像メインのWebサイト | △ |
検索結果の読み込みやニュースなどの文字メインのWebサイトは問題なく閲覧可能です。
しかし、Instagramや通販サイトなど画像メインのサイトやSNSは読み込みにやや時間がかかる可能性があります。
また、SNSで画像や動画を投稿するのも、もたつきやすいです。
人によってはストレスを感じてしまう可能性がありますが、読み込みの最初だけ高速通信で利用できる「バースト転送機能」がある格安SIMを選べば問題なく利用できるでしょう。
- mineo
- 楽天モバイル
- UQモバイル
動画の閲覧(YouTube・U-NEXT・Amazon Prime Videoなど)
1mbpsで動画を閲覧する場合、画質によっては難しい場合があります。
それぞれの動画配信サービスで公開されている情報をみていきましょう。
YouTube | |
4K | 20mbps |
HD 1,080p | 5mbps |
HD 720p | 2.5mbps |
SD 480p | 1.1mbps |
SD 360p | 0.7mbps |
U-NEXT | |
標準画質 | 1.5mbps以上 |
高画質 | 3mbps以上 |
Amazon Prime Video | |
SD | 1mbps |
HD | 5mbps |
4KUHD | 15mbps |
標準画質の場合でも、1mbpsは最低限必要であることがわかります。
標準画質であれば、多少読み込みに時間はかかっても視聴は可能だといえるでしょう。
ただし、高画質の動画になると、ほとんど動かない可能性が高いです。
どうしても遅延なく動画を視聴したい場合は、ダウンロード再生をうまく活用するのもおすすめ。
しかし、Wi-Fi環境下で動画をダウンロードしておけば、ネットに繋がなくても視聴ができるサービスもあります。
Wi-Fi環境化でダウンロードしておけば、1mbpsの低速通信でもストレスなく動画視聴が可能です。
音楽のストリーミング(Spotify・Amazonmusic・Applemusicなど)
Spotify | 〇 |
Amazonmusic | 〇 |
Applemusic | 〇 |
音楽ストリーミングに必要な通信速度は、200kbps~500kbpsです。
そのため、1mbpsの速度があれば、支障なく音楽ストリーミングを利用できます。
オンラインゲーム
オンラインゲームに必要な通信速度は10mbpsといわれているため、1mbpsでの利用は難しいです。
リアルタイムでの対戦が中心のFPSゲームであれば5mbps〜10mbpsは必要ですが、パズルゲームやアプリ内に情報が入っているゲームならそこまでの通信速度は必要ありません。
ただし、スマホゲームは立ち上げ時にデータの読み込みがあるものも多いので、1mbpsではかなり時間がかかってしまう場合があります。
ストレスなくゲームをしたいなら、先にWi-Fi環境下で読み込みしておくなどの対策が必要でしょう。
テザリング
1mbpsでもテザリングは利用できます。
しかし、1MbpsではBluetooth接続だと遅すぎて使いにくいので、USB接続を利用するのがおすすめです。
USB接続なら安定して通信できます。
アプリのダウンロード
アプリのダウンロードに必要な通信速度は、10mbps~30mbps程度だといわれています。
アプリによって容量が異なるので一概にはいえませんが、1mbpsの速度では10分以上ダウンロードに時間がかかるでしょう。
アプリをダウンロードは、Wi-Fi環境下で行うのがおすすめです。
まとめ
多くの格安SIMを比較したところ、最も安く低速モードを1mbps以上の速度で利用できるのはmineoでした。
1mbpsの速度があれば、スマホでできる大体の機能は問題なく使えるでしょう。
ただし、mineoで低速時1mbps以上の速度が出せるのは「パケット放題plus」のオプションを付加する必要があります。
また、1mbpsで低速モードを利用できる格安SIMのなかには、契約するプランによって200mpbsになってしまうので注意が必要です。