「格安スマホで月額料金を安くしたいけど、iPhoneって使える?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
感覚的な操作が可能で、シンプルかつ洗練されたデザインのiPhoneは、根強いファンも多いですよね。
しかし、iPhoneを販売しているAppleは、2022年10月より商品価格を20%~30%値上げしていくことを発表しました。
そこでおすすめなのが、格安スマホ(格安SIM)をiPhoneで使用する方法です。
大手キャリアに比べて、毎月のスマホ利用料を大幅に節約できますよ。
本記事では、iPhoneを使用するうえでおすすめの格安スマホを7社紹介します。
あわせてiPhoneで格安スマホを使用するうえの注意点や、乗り換えの手順についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
iPhoneを使えるおすすめの格安スマホ比較表
ここでは、iPhoneを使用するのにおすすめの格安スマホ7社を比較表にまとめました。
UQ mobile | Y!mobile | 楽天モバイル | OCNモバイルONE | イオンモバイル | mineo | BIGLOBE mobile | |
月額料金 | 1,628円~ | 2,178円~ | 1,078円~ | 550円~ | 528円~ | 1,298円~ | 1,078円~ |
データ容量 | 3GB~25GB (増量オプションあり) | 3GB~25GB (増量オプションあり) | 0GB~無制限 | 500MB ~ 10GB | 0.5GB~50GB | 1GB~20GB | 1GB ~ 30GB |
通信回線 | au | softbank | 楽天 au | docomo | docomo au | docomo au softbank | docomo |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 (オンラインストアでは無料) | 0円 | 3,300円 SIMカード手配料 433円 | SIMカード代金 3,300円 | 3,300円 SIMカード発行料 440円 | 3,300円 SIMカード準備料 433円 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
iPhoneが使えるおすすめの格安スマホ7社
ここからは、iPhoneが使えるおすすめの格安スマホ7社を順番に紹介していきます。
UQモバイル
利用回線 | au |
月額料金・プラン | くりこしプランS+5G 3GB 1,628円 くりこしプランM+5G 15GB 2,728円 くりこしプランL+5G 25GB 3,828円 |
通話料金 | 国内通話料 税込22円/30秒 |
5G対応 | 〇 |
平均ダウンロード速度 | 63.79Mbps |
支払い方法 | 口座振替:× クレジットカード :〇 デビットカード:× ※他にインターネットバンキング(Pay-easy)コンビニエンスストア、「支払秘書」残高 |
取り扱っているiPhone機種 | iPhone SE(第3世代) iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone SE(第2世代)(認定中古品) iPhone 11(認定中古品) iPhone 11 Pro(認定中古品) |
通信速度にこだわる方におすすめなのが、auのサブブランドであるUQモバイルです。
通信速度が安定して速いことで定評があり、J.Dパワー社が実施している「携帯電話サービス顧客満足度調査」でも満足度最高評価を受賞しています。
UQモバイルはauのサブブランドなので、auからの乗り換えを検討している方はとくにおすすめです。
auで購入したスマホをそのまま利用できるのに加え、乗り換え時の契約事務手数料が発生しません。
反対にUQモバイルからauに戻したい場合も、乗り換え手数料はかからないので、お試しで格安スマホを利用したい人にもおすすめといえます。
UQモバイルで取り扱っているiPhone機種には新品もありますが、中古品の取り扱いがあるのも特徴です。
取り扱っている中古品はすべてバッテリー残量80%以上、データ完全消去済みなど専門業者による厳しい審査をクリアしたものなので、価格を抑えながら高品質のiPhoneを利用できます。
また、auでんきやauひかりなど、au関係のサービスを利用している場合は、スマホ利用料の割引を受けられるのも魅力です。
auを利用している方やau経済圏で生活している方におすすめの格安スマホといえます。
ワイモバイル
利用回線 | Softbank |
月額料金・プラン | シンプルS 3GB 2,178円 シンプルM 15GB 3,278円 シンプルL 25GB 4,158円 |
通話料金 | 国内通話料 税込22円/30秒 |
5G対応 | 〇 |
平均ダウンロード速度 | 66.19Mbps |
支払い方法 | 口座振替:〇 クレジットカード :〇 デビットカード:× paypay残高での支払い可 |
取り扱っているiPhone機種 | iPhone SE(第3世代) iPhone 12 iPhone 12 mini |
ワイモバイルは、softbankがサブブランドとして提供している格安スマホです。
親子割りや家族割など、ファミリー向けのサービスが充実しているので、家族みんなでの利用におすすめ。
また、softbankのサービスである「softbank Air」に加入すると、どのプランに加入していても家族全員1,188円割引を受けられるのも特徴です。
そのため、まとめてWi-Fi・スマホともにsoftbankのサービスでまとめるとお得に利用できます。
ワイモバイルで取り扱っているiPhoneはSE・12・12miniの3種類のみと少ないですが、家族での利用でお得なのと、安定した通信品質の良さを考慮するとかなりおすすめでしょう。
また、格安スマホサービスには珍しく、全国に2,600以上の実店舗を構えているのも特徴です。
自分で手続きをするのが不安な方や、対面でのサポートを受けたい方にもおすすめの格安スマホですよ。
楽天モバイル
利用回線 | au 楽天 |
月額料金・プラン | ~3GB 1,078円 ~20GB 2,178円 20GB~ 3,278円 |
通話料金 | 音声通話 20円(税込22円)/30秒 Rakuten Linkアプリ利用で国内通話・メッセージが無料 |
5G対応 | 〇 |
平均ダウンロード速度 | 13.01Mbps |
支払い方法 | 口座振替:〇(要手数料 110円) クレジットカード:〇 デビットカード:〇 楽天ポイント利用〇 ※クレジットカード・デビットカード支払時のみ利用可 |
取り扱っているiPhone機種 | iPhone 14 Pro Max iPhone 14 Max iPhone 14 Plus iPhone 14 iPhone 13 Pro Max iPhone 13 Pro iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone SE(第3世代) iPhone 12 |
楽天モバイルは2020年4月から、第4のキャリアとしてサービスを展開している通信サービスです。
月間のデータ使用量に応じて、料金が変動するシンプルなワンプランを採用しているので、使用するデータ量を設定しなくてもお得に利用できるのが特徴といえます。
3GB・20GB・20GB以上の区分で料金が設定されており、20GB以上はどれだけ使用しても3,278円と、かなりコスパがいいのも魅力。
毎月たくさんのデータ容量を消費する人や、速度制限を気にせず利用したい人におすすめですよ。
また、格安スマホに珍しく、楽天モバイルでは最新のiPhone機種を取り揃えているのが特徴です。
最新のiPhoneを利用したいという方にもおすすめできます。
OCN モバイル ONE
利用回線 | docomo |
月額料金・プラン | 500MB 550円 無料通話 最大10分あり 1GB 770円 無料通話 なし 3GB 990円 無料通話 なし 6GB 1,320円 無料通信 なし 10GB 1,760円 無料通話 なし |
通話料金 | 国内通話料11円/30秒(専用アプリ利用なし) |
5G対応 | 〇 ※要申込 |
平均ダウンロード速度 | 67.94Mbps |
支払い方法 | 口座振替:× クレジットカード:〇 デビットカード:× |
取り扱っているiPhone機種 | iPhoneSE(第3世代) iPhone13 iPhone13 mini iPhone12 iPhone12 mini iPhoneSE(第2世代) |
OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが提供している格安スマホ。
docomo回線を使用しているので、山間部での繋がりやすさも魅力です。
OCNモバイルONEではスマホ端末のセールを定期的に実施しています。
セール時は1円で販売されるスマホ機種が登場するなど、格安スマホの中でもトップクラスの割引率なのでお得にスマホ端末を購入したい方におすすめです。
また、OCNモバイルONEには、対象の音楽サービスが無制限で利用できる「MUSICカウントフリー」オプションが無料で利用できるのも嬉しいポイント。
よく音楽を聞く方にも、おすすめの格安スマホですよ。
イオンモバイル
利用回線 | docomo au |
月額料金・プラン | 0.5G 803円~50GB 5,588円 |
通話料金 | 国内通話料 30秒/11円 |
5G対応 | 〇 |
平均ダウンロード速度 | 56.17Mbps |
支払い方法 | 口座振替:× クレジットカード:〇 デビットカード:× ※イオンマークの付いたクレジットカード、VISA、JCB、マスターカードが利用可能 ※店舗で申込みの場合に限り、ダイナースクラブ、アメリカンエキスプレスカードも利用可能 |
取り扱っているiPhone機種 | iPhone XS(中古品) iPhone 8(中古品) |
イオンモバイルは全国展開している、イオングループが提供している格安スマホです。
プラン内容は0.5GB〜50GBまで細かく選択できるので、自分にぴったりのプランを契約できます。
選択したプランは毎月変更できるので、旅行や出張などの生活状況に合わせて利用可能です。
さらに、余ったデータ容量も翌月に繰り越して使えるなど、無駄なくデータ容量を節約できます。
イオンモバイルで取り扱っているiPhoneは中古品のみで少ないですが、ほとんどのiPhone端末で動作確認済みなので安心して使えます。
また、イオンモバイルの最大の特徴は、全国のイオンで申込やサポートを受けられる点です。
契約時、初期設定を済ませた状態で引き渡ししてくれるので、受け取ってすぐに使い始められます。
対面で手厚いサポートを受けられるので、スマホ・格安スマホ初心者の方におすすめです。
mineo
利用回線 | docomo au Softbank |
月額料金・プラン | 1GB 1,298円 5GB 1,518円 10GB 1,958円 20GB 2,178円 |
通話料金 | 国内通話料 22円/30秒 mineoでんわ 10円/30秒 |
5G対応 | 〇 |
平均ダウンロード速度 | 40.3Mbps |
支払い方法 | 口座振替:eo光ネットを利用中で、口座振替の場合はmineoも同様に口座振替にできる クレジットカード:〇 デビットカード:× |
取り扱っているiPhone機種 | iPhone 13 iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone SE(第2世代) |
mineoは顧客満足度が非常に高い、他にはないユニークなサービスが特徴の格安スマホです。
mineo独自のサービスには、mineoユーザー同士でパケットをシェアしあう「フリータンク」や「パケットが足りなくなった」という時も1GBからパケットを分けてもらえる「パケットギフトサービス」があります。
全国のmineoユーザーやスタッフと交流したり質問したりできる「マイネ王」というスペースも、便利で楽しいサービスです。
その中でもとくにおすすめなのが、データ容量を使い切っても1.5Mbpsで使える「パケット放題plus」。
通常月額385円のオプション料金はかかりますが、10GB以上のプランを契約すると無料で利用できます。
そのほかのプラン内容もシンプルでわかりやすいので、格安スマホ初心者にもおすすめです。
mineoはdocomo・au・softbankのトリプルキャリアに対応しているだけでなく、取り扱っているiPhone端末も多いので乗り換えがしやすいのもポイント。
セット購入で利用したい人にもおすすめといえます。
BIGLOBEモバイル
利用回線 | docomo au |
月額料金・プラン | 1G 1,078円 3G 1,320円 6G 1,870円 12G 3,740円 20G 5,720円 30G 8,195円 |
通話料金 | 国内通話料 22円/30秒 専用アプリ「BIGLOBEでんわ」で 9.9円/30秒 |
5G対応 | 〇 ※要申込 |
平均ダウンロード速度 | 19.57Mbps |
支払い方法 | 口座振替:×(データ通信のみの場合口座振替払いもあり) クレジットカード:〇 デビットカード:× |
取り扱っているiPhone端末 | iPhone 12 |
BIGLOBEモバイルはインターネットプロバイダ大手の「ビッグローブ株式会社」が提供してる格安スマホです。
わかりやすいプラン展開なので、格安スマホ初心者の方にもおすすめの格安スマホといえます。
なかでもBIGLOBEモバイルの最大の特徴は、月額308円で利用できるエンタメフリー・オプションです。
YouTubeやAmazon Music、Spotify、dマガジンなど21種類の対象サービスで使用したデータ量がカウントされないサービス。
そのため、対象のエンタメをよく利用する方におすすめです。
現在キャンペーン中のため、初回申し込みは最大6か月無料でカウントフリー・オプションをつけられますよ。
2022年10月現在、BIGLOBEモバイルで取り扱っているiPhone端末はiPhone12のみですが、最新のiPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxも利用可能です。
格安スマホでiPhoneを使用する注意点・デメリット
iPhoneは格安スマホでも利用可能です。
しかし、格安スマホによっては大手キャリアでできることができないことも少なくありません。
iPhoneを格安スマホで利用する前に、必ず注意点を確認しておきましょう。
ここからは、格安スマホでiPhoneを使用する際の注意点・デメリットを紹介します。
最新型のiPhoneは購入できない格安スマホが多い
大手キャリアの場合、最新型のiPhoneを販売直後に購入できます。
しかし、ほとんどの格安スマホでは、最新型のiPhoneを取り扱っていることは少ないです。
さらに、新品のiPhoneを販売している格安スマホも限られており、販売していても中古品であることも。
ただし、楽天モバイルなら、2022年10月現在iPhoneの最新機種である、iPhone14機種を販売しています。
今回紹介した格安スマホは、比較的最新機種を取り揃えている会社も多いので、iPhoneをセット購入したい人は、事前にチェックしておきましょう。
APN設定を自分でする必要がある
iPhoneに限った話ではありませんが、格安スマホで端末をデータ通信できる状態にするにはAPN設定をする必要があります。
APN設定とは「Access Point Name」の略で、端末と通信をつなぐために、端末をインターネットの接続先に認識させるための作業のことをいいます。
大手キャリアでiPhoneを購入する場合はあらかじめAPN設定されていますが、格安スマホを契約する場合、自分自身でAPN設定をする必要があるのです。
APN設定をするにはWi-Fi環境が必要なので、自宅にWi-Fi環境がない人は、カフェや公共施設などのWi-Fiがある環境でわざわざ設定する必要があります。
APN設定というと難しそうと感じる人も多いでしょうが、手順は簡単なので誰でも設定可能です。
どうしてもできなさそうと不安な方は、APN設定をした状態で引き渡してくれるイオンモバイルがおすすめ。
他にも、実店舗があるUQモバイルやワイモバイル、mineoはAPN設定でわからないことがあっても気軽に聞けるので安心です。
5Gは使用できないことが多い
格安スマホでは、次世代の通信システム5Gに対応していない場合がほとんどです。
iPhoneでは2020年10月に発表された以下のモデル以降が5Gに対応しています。
- iPhone12
- iPhone 12 min
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
しかし、格安スマホのほとんどが5Gの通信に対応していないため、5G対応の最新スマホを持っていても利用できないので注意しましょう。
2022年10月現在、5Gに対応している格安スマホは、下記の8社となっています。
- ワイモバイル
- mineo
- LinksMate
- UQモバイル
- 楽天モバイル
- IIJmio
- nuroモバイル
- J:COMモバイル
- OCNモバイルONE
とはいえ、現状5Gが利用できるエリアは限られており、恩恵を感じられるのはまだまだ先となりそうです。
そのため、5Gが利用できないからといって使い心地が大きく変わることはないといえます。
Apple Watchのセルラーモデルは使用できない
セルラーモデルのApple Watchは、格安スマホに乗り換えると単独通信機能が使用できなくなります。
Apple Watchには、単独通信機能がない「GPSモデル」と、単独通信機能がある「GPS+Cellularモデル」の2種類があります。
セルラーモデルは大手キャリアのLTE回線を利用して通信するため、格安スマホへ乗り換えると単独通信ができなくなってしまうのです。
ただし、セルラーモデルもGPSモデルのように、Bluetoothで携帯端末とApple Watchを接続させられます。
そのため、GPSモデルと同等の機能性を持たせることは可能です。
セルラーモデルの単独通信に魅力を感じている人は、格安スマホへの乗り換えはおすすめできないといえるでしょう。
格安スマホや機種によってはうまく動作しないことがある
今使っているiPhoneを格安スマホで使用する場合、その格安スマホで動作確認が済んでいる機種かどうかは必ず確認しておきましょう。
契約する格安スマホによっては、正しく動作しない機能がでてくる可能性があるのです。
たとえば、mineoのau回線プランだとauで購入したiPhone Xは、うまくデータ通信ができないとわかっています。
動作確認済みの機種については、格安スマホの公式サイトに掲載されているので、必ず事前に確認しておきましょう。
格安スマホでiPhoneを使用するメリット
注意点はありますが、格安スマホでiPhoneを使用するのは、おもに価格面に関するメリットが多いのが特徴です。
ここからは、格安スマホでiPhoneを使用するメリットについて紹介します。
大手キャリアより月額料金を安く抑えられる
docomo・au・SoftBankの大手キャリアと格安スマホの月額料金を比較すると、格安スマホのほうが圧倒的に安いのが特徴です。
どの程度安くなるかは契約する格安スマホやプラン内容によっても異なりますが、平均4,000円ほど安くなる傾向にあります。
大幅に節約できるので、スマホの月額利用料を抑えたい人は、格安スマホへの乗り換えがおすすめです。
SIMフリーのiPhoneは大手キャリアで購入するよりも安い
格安スマホを利用する場合、基本的にSIMフリーのiPhoneが必要です。
SIMフリーのiPhone端末は、大手キャリアで購入するよりも販売価格が安い傾向にあります。
大手キャリアには端末の割引制度もありますが、2年以内に端末を返却か買い替えをする必要があったり、特定のオプション加入が必要だったりと、条件も少なくありません。
しかし、AppleStoreでSIMフリー端末を購入した場合、大手キャリアから購入するよりも1万円~2万円ほど安いうえに、条件なしで端末を購入できます。
中古のiPhoneも使用できる
格安スマホは大手キャリアと違い、SIMカードだけで契約できるのが特徴です。
そのため、昔使用していたiPhoneにSIMカードを挿入すれば、データ通信ができるようになります。
子供用のスマホとして使ったり、データ通信専用の端末として使用したりできるのも魅力です。
Androidは古い端末だと最新のOSに対応していないことがほとんどですが、iPhoneは古い端末であってもOSをアップデートすれば、最新機種と同じように使えるものもあります。
購入する場合も、中古のiPhoneは新品のものより安く購入できるので、機種代を節約したい方にもおすすめです。
iPhoneで格安スマホに乗り換える方法
ここからは、iPhoneで格安スマホに乗り換える方法について解説していきます。
格安スマホでiPhoneを使用することを検討している人は、ぜひ参考してください。
①iPhoneを用意する
まず、使用するiPhone端末を用意しましょう。
iPhone端末の用意の仕方は、基本的に3通りあります。
- 今使っているiPhoneをそのまま使用する場合
- SIMフリーのiPhoneを購入して使用する場合
- 乗り換えと同時に購入する場合
それぞれ注意したいポイントがあるので、自分のパターンを確認しておきましょう。
今使っているiPhoneをそのまま使用する場合
今使用しているiPhoneをそのまま格安スマホで使いたい場合は、iPhoneを購入したキャリアと格安スマホの通信回線を一致させておく必要があります。
基本的にキャリアで購入したスマホ端末には、そのキャリアの回線でしか通信できないよう、SIMロックと呼ばれるロックがかかっているのです。
たとえば、docomoで購入したiPhoneは、docomo回線の格安スマホでしかデータ通信が使えません。
そのため、格安スマホに乗り換える際は、購入したキャリアと同じ回線を利用している格安スマホを契約するか、SIMロックを解除する必要があるのです。
SIMロックを解除する場合、キャリア会社の店頭へスマホを持参するかネット上で申し込めば、すぐロックを解除できます。
ただし、店頭でロック解除の手続きをする場合は、手数料3,300円(税込)の解除手数料が発生するので注意しましょう。
SIMフリーのiPhoneを購入して使用する場合
新たにiPhone端末を購入する場合は、SIMフリーのiPhoneを購入しましょう。
Apple Storeや中古品には、SIMフリーのiPhone機種を購入できます。
AppleStoreでは、最新のiPhone機種を割安価格で購入可能です。
店舗で購入もできますが、店舗は全国に10店舗しかないため、オンラインストアでの購入がおすすめです。
乗り換えと同時に購入する場合
契約する格安スマホで取り扱っているiPhone機種を購入する場合は、SIMカードとセットで購入可能です。
そのため、あちこち手続きする必要がなく、申し込む手間が一回で済みます。
ただし、格安スマホは取り扱っている端末の種類が限られています。
最新機種がいい、端末を選びたいという方は、セット購入ではなく、Apple Storeで購入するのがおすすめです。
②MNP予約番号を取得する
いま使っている電話番号を格安スマホで継続させるためには、「MNP予約番号」を取得する必要があります。
MNP予約番号は、契約しているキャリアに電話するだけで取得可能です。
docomo:(局番無しの)151(docomoの携帯から)
au:0077-75470
softbank:*5533(softbankの携帯から)
MNP予約番号は無料で取得できますが、有効期限が設けられています。
有効期限は取得した日を含めて15日間で、有効期限が切れてしまうと再取得しなくてはいけません。
先に格安スマホに申し込んでおき、有効期限内に乗り換えの手続きを済ませましょう。
③SIMカードをiPhoneに挿し込む
乗り換える格安スマホ会社からSIMカードが届いたら、使用するiPhone端末に格安スマホのSIMカードを挿し込みましょう。
iPhoneを購入した時に付属していたSIMピンか、クリップ、針などを用意し、SIMカード挿し込み口を押さえると開きます。
iPhoneの電源はつけたままでもSIMカードを入れ替えることは可能ですが、この後格安スマホ回線への切り替え手続きをする際にiPhoneを再起動するため、ここで電源を落としておくと楽です。
④回線の切り替え手続きをする
SIMカードが挿し込めたら、回線の切り替える手続きをおこないます。
回線の切り替え手続きとは、今まで使用していたキャリアを解約して、乗り換える格安スマホの利用を開始する手続きのことです。
回線の切り替え手続きをしないと、圏外の状態になり、データ通信を利用できません。
回線の切り替えの手続きは格安スマホによって手順が異なるため、SIMカードと一緒に送られてきた設定マニュアルに沿って進めましょう。
格安スマホでiPhoneを使用する際によくある質問
ここからは、格安スマホでiPhoneを使用する際よくある質問について解答していきます。
格安スマホはなぜ安いの?
格安スマホが安い理由には、以下のようなものがあります。
- 設備投資・維持費用がかからない
- 実店舗を持たないことで人件費・店舗運営費を削減している
格安スマホは大手キャリアの通信回線を間借りしているので、独自の通信設備を保有していません。
設備を整えることや通信インフラの拡充するのは、多大な費用がかかります。
通信設備に投資する費用や維持する費用が発生しないので、その分月額利用料を安く設定できるのです。
また、多くの格安スマホは実店舗を持っていない、数店舗しか展開していません。
基本的にはWeb上で申し込み・契約・契約の変更や解約まで完結できるので、人件費や店舗運営費を最小限に抑え、月額利用料を最小限に抑えることに成功しています。
格安スマホでテザリングは使える?
テザリングとは、スマホのデータ通信をパソコンやタブレット、ゲーム機などにネットに接続することです。
格安スマホのほとんどは、テザリングを無料で利用できます。
中古のiPhoneはどこで買える?
格安スマホ会社によっては、中古のiPhoneを購入可能です。
UQモバイルやイオンモバイル、mineoなどは、中古のiPhoneを販売しているので契約と同時に購入できます。
その他にも、中古スマホ販売サイトや店舗でも購入可能です。
iPhoneが購入できる中古スマホの販売サイトには、以下のような会社があります。
とくにイオシスやリコレ!は、中古スマホ販売会社としては大手です。
良質な端末を多く取り揃えているので、「どこで購入すればいいかわからない」と悩んでいる方におすすめします。
まとめ
格安スマホでiPhoneは利用可能です。
大手キャリアより月額料金を安く抑えられるので、節約にもつながります。
しかし、契約する格安スマホと使用するiPhone端末によっては、正しく機能しないこともあるので注意が必要です。
事前に格安スマホの公式サイトで、使用するiPhone端末が動作確認済みか確認しましょう。