「音声通話のみのsimならどれが安い?」「音声sim付き格安simに乗り換えるメリットが知りたい」という疑問を抱えている方も多いと思います。
スマホを音声通話だけに使うのであれば、格安simに乗り換えることをおすすめします。この記事では、音声通話のみの格安simの料金や、格安simに乗り換えることでどんなメリットがあるか紹介します。
また、おすすめの格安sim会社についても取り上げるので乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
音声通話のみの格安simの料金はどれくらい?
格安simを利用する場合の音声通話の料金は、30秒当たり22円となっていることが多いです。これは大手キャリアと同じ料金設定であり、格安simにすれば通話料金が安くなるというわけではありません。
ただし、格安sim向けに音声通話専用のアプリが用意されています。このアプリを使用することで、通話にかかる料金が割引されたり、かけ放題になるといった仕組みになっているのです。例えば、アプリを使用した通話では30秒あたり11円の半額になる格安sim会社などがあります。
格安simであっても普通に通話をしてしまうと、通常の音声通話の料金がかかることになります。そのため、音声通話専用アプリのある格安simでは、必ずアプリを使用することが大切です。
通話機能が付いて月額料金が安い格安SIM会社8選
同じ格安sim会社であっても、料金設定や音声通話ができるプランの内容にはさまざまな違いが見られます。そのため、格安simを利用するにあたっては会社ごとの料金プランや回線、データ容量などを比較し、自分の目的に合った会社を選ぶことが重要です。
今回は音声通話だけを使いたい方に向けて、通話機能が付いて月額料金が安い格安sim会社を8社紹介します。なるべく安く音声通話をしたいのであれば、これからご紹介する会社の中から選択すると良いでしょう。
キャリア名 | 最安プラン価格(月額) | 無料通話(月額) | 最低容量 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 0円 | 完全かけ放題 | 3GB |
HISモバイル | 590円 | ・1回5分オプション:700円 | 1GB |
エキサイトモバイル | 495円 | ・1回3分オプション:759円 | 0GB(低速通信のみ) |
OCNモバイルONE | 770円 | ・1回10分オプション:935円 ・通話料上位3番号の国内通話が回数無制限で無料:935円 ・完全かけ放題:1430円 | 1GB |
nuro mobile | 792円 | ・1回10分オプション:792円 | 3GB |
IIJmio | 858円 | ・誰とでも3分&家族と10分:660円 ・誰とでも10分&家族と30分:913円 | 2GB |
イオンモバイル | 1,023円 | ・1回5分オプション:550円 ・1回10分オプション:935円 | 500MB |
BIGLOBEモバイル | 1,078円 | ・1回3分オプション(月60分まで):660円 ・1回10分オプション(月90分まで):913円 | 1GB |
①楽天モバイル
楽天モバイルは、楽天モバイル株式会社が運営する格安simです。格安simの中でも特に安く利用できるので、音声通話だけを利用したい方には、楽天モバイルがおすすめです。楽天モバイルの音声通話かけ放題には通話時間の制限がなく、完全かけ放題となっています。
また、かけ放題にしてもデータ通信を使用しなければ月額料金は0円となります。格安simの中でも楽天モバイルは大手であり、独自の回線を持っているので、広いエリアで使用できるでしょう。
さらに、楽天モバイルには新規契約や乗り換え時の手数料がかからないというメリットも。格安で音声通話だけを使用したいという方であれば、楽天モバイルを利用すると良いでしょう。
②HISモバイル
HISモバイルはH.I.S.Mobile株式会社が提供している格安simで、回線はドコモとソフトバンクのものを利用しています。HISモバイルでは格安ステッププランを利用することで、月額590円から音声通話が可能。これは音声通話のできる格安simの中でも、トップクラスに安い料金設定です。
また、月700円でかけ放題オプションを利用することも可能です。かけ放題オプションを付けることで、音声通話が1回5分まで無料となります。
なるべく安く格安simで音声通話ができるようにしたい方や、大手キャリアの安定した回線を利用したい方は、HISモバイルを利用すると良いでしょう。
③エキサイトモバイル
エキサイトモバイルはエキサイト株式会社が提供している格安simで、ドコモまたはauの回線を利用できます。エキサイトモバイルのFitプランでは、月額495円からという格安料金で音声通話を使用が可能です。
月額759円の無料通話オプションも用意されているので、音声通話が1回あたり3分まで無料となります。音声通話をよく使うのであれば、オプションの利用もおすすめです。エキサイトモバイルではドコモやauといった大手キャリアの回線を使っているため、通信に安定感があるのもメリットです。
ただしデータ容量は0GBであり、データ通信は低速のみとなっているため、音声通話だけ利用したい方に適しています。
④OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズ株式会社が運営する格安simです。NTTの関連会社であるため、ドコモの回線を利用しており、幅広いエリアでの通信に対応しています。OCNモバイルONEは音声通話に対応した格安simであり、月額770円から音声通話を使用できます。
また、無料通話オプションも充実しているのが特徴です。音声通話1回につき10分まで無料になるオプションや、3つの番号との通話が何度でも無料になるオプション、通話時間や回数を問わず完全かけ放題になるオプションがあります。
自分の音声通話の頻度や時間に合わせたオプションを選択することで、最適なプランで利用することが可能です。
⑤nuro mobile
nuro mobileはソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する格安simで、回線はドコモのものを使用しています。nuro mobileでは最低月額792円で、音声通話が可能です。無料通話のできるオプションもあり、月額880円で通話1回につき10分まで無料となります。
またデータ容量が最低でも3GBあるので、ある程度データ通信を使うという方でも利用することが可能です。利用開始月の料金や、解約金が無料となっているため、気軽に利用できる点もnuro mobileのメリットといえます。
音声通話のできる格安simを試してみたい方は、nuro mobileを利用することをおすすめします。
⑥IIJmio
IIJmioは、株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安simで、ドコモまたはauの回線を使用可能です。IIJmioでは、月額858円から音声通話のできる格安simを取り扱っています。
IIJmioには2種類の無料通話オプションが用意されており、誰とでも3分+家族と10分無料になるオプションと、誰とでも10分+家族と30分無料になるオプションがあります。通話の相手や通話時間に合わせたオプションを利用することで、お得に音声通話を使用することが可能です。
そのため格安simを音声通話のために使いたい方や、無料通話時間が長めの格安simを必要とする方にはIIJmioがおすすめできます。
⑦イオンモバイル
イオンモバイルはイオンリテール株式会社が運営する格安simで、ドコモの回線を利用しています。イオンモバイルの格安simでは、月額1,023円で音声通話を使用可能です。無料通話のできるオプションも提供しており、1回5分まで無料(月額550円)と、1回10分まで無料(月額935円)の2つがあります。
格安料金で音声通話ができるだけでなく、オプションも活用すれば通話料金がお得に。また、イオンモバイルの特徴として、料金プランが豊富であることが挙げられます。そのため、データ容量についても自分の目的に合わせて最適なものを選択しやすいです。
⑧BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、ビッグローブ株式会社が提供する格安simで、回線はドコモやauのものを利用可能です。BIGLOBEモバイルの格安simでは、月額1,078円から音声通話を利用することができます。
一定時間まで無料で音声通話ができるオプションもあります。1回3分まで/1か月60分まで無料となるオプションと、1回10分まで/1か月90分まで無料となるオプションの2つから選べます。またデータ容量が1GBとなっているので、最低限のデータ通信を必要とする方でも利用しやすいです。
通話料金を抑えながら音声通話を使いたい方や、使い方に合わせたオプションを選択したい方におすすめの格安simであるといえます。
音声通話付きの格安SIMへ乗り換える方法
ここまで、おすすめの音声通話のできる格安simについて紹介してきました。しかし、格安simを利用するには乗り換えが必要となります。ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアから、格安simに乗り換えるにはどうすれば良いか分からないという方もいるでしょう。
そこで、ここからは音声通話付きの格安simに乗り換える方法について解説します。格安simへの乗り換えを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
格安SIMへ乗り換える方法:ドコモ
現在契約しているキャリアがドコモの場合は、店舗に行くかドコモオンライン手続きを利用して、乗り換え手続きをすることになります。手続きにあたってはdアカウントを取得している必要があるため、手続きの前に取得しておきましょう。
たまったdポイントは乗り換えてもなくならないので、dアカウントで引き続き使用できます。また、基本使用料のほかに利用しているサービスやオプションがないかについてもチェックし、ある場合はきちんと解約しておきましょう。
これらを一通り確認したら解約の手続きを行い、乗り換えるが完了です。手続きが難しい場合は、店舗で直接説明を受けましょう。
格安SIMへ乗り換える方法:ソフトバンク
ソフトバンクと契約している方が格安simに乗り換える場合は、店舗、電話、My Softbankの3つの方法で手続きができます。手続きが難しい方や説明を受けたい方は店舗や電話を、自分で手軽に手続きを済ませたい方はMy Softbankを利用すると良いでしょう。
ソフトバンクではTポイントを貯めたり料金の支払いに利用できますが、格安simに乗り換えるとソフトバンクで貯めていたTポイントは使えなくなります。Tポイント残高が無駄にならないように、前もって確認しておきましょう。
また、現在の契約内容がどうなっているかはMy Softbankから確認できるので、解約手続きをする前にはチェックしておくことをおすすめします。
格安SIMへ乗り換える方法:au
auから格安simに乗り換える場合は、店舗や電話、My auから手続きができます。注意点として、電話番号を引き継がずに解約をする場合の手続きについては店舗でしか対応していません。
auではスマホを利用することで、Pontaポイントが貯まるという特典がありますが、乗り換えた後も貯めていた分のポイントを使用できます。
また、My auから現在の契約プランなどが確認できるので、現在どのような契約をしているのか事前に確認しておくことも大切です。オプションや別のサービスを利用している場合には、それらもすべて解約するように手続きをしておきましょう。
乗り換えるタイミングのベストな時期は?
格安simへの乗り換えのタイミングとしてベストなのが、各キャリアの契約の更新期間となる月です。普通に格安simに乗り換えようとすると、違約金を請求される場合がありますが、契約更新が行われる月に乗り換え手続きをすれば違約金がかかることはありません。
乗り換えする際は、なるべく更新月を選んで手続きをすると良いでしょう。契約更新の時期や毎月の料金を確認し、いつ乗り換えるべきか検討しましょう。
申し込む前にやるべきこと
格安simへの乗り換えを申し込む前にやるべきこととして、以下の3点が挙げられます。
- MNP予約番号を取得
- メールアドレスを変更
- SIMロック解除
現在使用している電話番号のままで乗り換える場合には、MNP予約番号が必要となります。MNP予約番号には期限があるので、手続きの少し前のタイミングで取得しておくと良いでしょう。
また、解約するとドコモやau、ソフトバンクのメールアドレスは使えなくなります。解約手続きに入る前に、フリーメールなどを利用して、登録している情報を新しいメールアドレスに更新しておきましょう。
そしてスマホを変えずに格安simを利用する場合は、simロック解除も必要です。オンラインで申し込めるので、事前に済ませておきましょう。
音声sim付き格安sim会社8選のまとめ
今回の記事では、音声通話が使えて料金も安い格安sim会社8社について紹介しました。格安simでも音声通話が使用できるプランは用意されており、大手キャリアと契約するよりもお得に利用可能です。
格安sim会社によって月額料金やプランの内容には差があり、通話が無料になるオプションもさまざまな種類の用意があります。そのため上記で取り上げた8社の中から、自分の予算や使用目的などに合った会社を検討することをおすすめします。
また、大手キャリアから格安simに乗り換えるための準備や、手続きの進め方についても解説しましたので、手続きの際にはぜひ参考にしてくださいね。