毎月かかるスマホや携帯の料金は意外と高く、家計を圧迫することも多いです。どうにか費用を抑えようと格安SIMへの乗り換えを考えている方も多いでしょう。しかし、格安SIMは大手キャリアと比べると数が多く、どの会社を選ぶべきか迷ってしまうものです。
そこで今回は、格安SIMを提供している主要17社を比較し、厳選したおすすめの9社をご紹介します。各社の特徴や料金プラン、かけ放題プランも解説していくので選ぶ時の参考にしてください。本稿を読んで、ご自分にあった格安SIMサービスを見つけてくださいね。
目次
格安SIM(MVNO)とは
格安SIMとは、大手の携帯キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)よりも安い値段で携帯電話やスマートフォンを使用できるサービスのことです。月々の利用料金をグッと抑えられるので若い方を中心に注目されています。
格安SIMの利用料金が低い理由は、ユーザーにとって不要なサービスを省略できるからです。携帯電話やスマートフォンの使用目的は人によって異なり、通話をメインに利用する人ならデータ通信量が余ってしまいます。反対に、インターネット利用がメインとなる人にはかけ放題などのサービスは不要です。
ユーザーの利用状況に合わせて無駄のないプランを提供してくれるため、人によっては5,000円以上も費用を下げる事が出来るでしょう。
格安SIMに乗り換える4つのメリット
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるメリットは以下の4つです。
- 毎月の携帯・スマホ代が安い
- データ量のプランが豊富
- 最低利用期間が短い
- 格安スマホもセットで購入できる
いずれも価格の安さと使い勝手の良さが主な魅力となっていますが、どの様な理由からメリットに当たるのでしょうか?それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
1.毎月の携帯・スマホ代が安い
格安SIMに乗り換える一番のメリットが毎月の携帯・スマホ代が安くなることです。大手携帯キャリアでの毎月のスマホ利用料は5,000円〜10,000円が一般的ですが、格安SIMであれば2,000円〜5,000円程度に抑えることができます。データ使用量が少なくて良い人なら1,000円以下に抑えることも可能です。
年間で数万円もお得に携帯・スマホを利用できるため、毎月の固定費が気になる方は月額の見積もりだけでも出して貰うと良いでしょう。格安SIM会社は実店舗を持たない会社が多いため、オンラインのみでの対応会社も多く存在します。そのため会社によっては、手軽に見積もりをしてもらう事も可能ですよ。
2.データ量のプランが豊富
データ量のプランが豊富な点も格安SIMを利用するメリットです。大手キャリアではプランのバリエーションが少なく、使っていない分のデータ量の料金まで払っている方も多いでしょう。
格安SIMであれば2GB〜5GBごとに細かくプランが分けられていることが多いので、自分の利用状況に合わせてデータ量を選択できます。ユーザーファーストの料金システムで無駄なく携帯・スマホを利用できるでしょう。
3.最低利用期間が短い
最低利用期間が短いのも格安SIMの魅力です。大手キャリアでは基本的にスマホや携帯を契約してから、2年間利用し続ける必要があります。2年以内に解約をする場合は、10,000円程度の解約料が求められることが一般的です。
しかし格安SIMでは最低利用期間が1年前後に設定されていることが多く、解約へのハードルが低くなっています。中には最低利用期間が定められていない格安SIMもあるため、契約を気にせずにいつでも乗り換えることが可能です。
4.格安スマホもセットで購入できる
格安スマホをセットで販売している会社もあります。単体でしか購入できないHUAWEIやASUSなどの格安スマホを契約と同時に購入できるため、より月額料金を抑えることが可能です。
また、会社によってはスマホとSIMを同時購入することで、ポイントバックがあったり指定のスマホが大幅に値引きされたりとお得なキャンペーンが行われています。大手キャリアにはない独自のキャンペーンを提供しているので契約前に確認してみてください。
格安SIMに乗り換える4つのデメリット
さまざまなメリットがある格安SIMですが、いくつかデメリットもあります。格安SIMのデメリットは以下の4つです。
- 時間帯と場所によっては通信速度が悪くなる可能性がある
- キャリアメールが利用できない場合がある
- 電話料金が高くなる
- 契約手続きを自分で行う必要がある
いずれもキャリアでは当たり前にできた事が、格安SIMではできない点が挙げられます。それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
1.時間帯と場所によっては通信速度が悪くなる可能性がある
格安SIMは大手キャリアの一部の通信回線をレンタルしてサービスを運営しています。そのため、大手キャリアよりも通信回線に余裕がなく、時間帯や場所によって通信速度が悪くなることがあります。
特に通勤や通学の時間帯はインターネットの利用者が多くなるため、通信速度が悪くなることが多いです。いつでも快適に利用したい方は、なるべく通信速度が速い格安SIMを契約するようにしましょう。
2.キャリアメールが利用できない場合がある
格安SIMではキャリアメールを利用できないことが多いです。キャリアメールが利用できない場合、Yahoo!メールやGmailなどのフリーメールを利用することを覚えておきましょう。
メールではなくLINEなどのメッセージアプリを普段使いする人にとっては、フリーメールであっても不自由なく扱うことができますが、サイトやアプリ登録にはメールアドレスは必須。フリーメールは基本的にどの端末でも作る事が出来るので、格安SIMへ移行する前にフリーメールを用意しておくをおすすめします。
移行後はインターネットに接続し、フリーメールにログインすればいつでも利用可能です。
3.電話料金が高くなる
格安SIMはインターネット利用プランがメインであることが多いです。大手キャリアにあるかけ放題のプランがない場合もあり、電話料金が高くなる傾向にあります。特に、10分以上国内通話を使用する人は電話料金が高くなりやすいので注意しましょう。
電話料金を抑えたい方はLINEなどの、無料通話アプリを利用するのがおすすめです。ただし、通話をするためにデータ通信を行う必要があり、通信環境が悪いと利用できないこともあるので注意しましょう。
4.契約手続きを自分で行う必要がある
格安SIMの中には店舗を持たない会社もあり、契約などの手続きをネットで行うことが多いです。面倒な契約手続きを自分の手で全て行う必要があるため、インターネットが苦手な人にとっては大きなハードルとなることでしょう。
反対に、自分で契約手続きを行うことに不安がない人なら短時間で購入可能。大手キャリアのように長時間待つことなく、スムーズに手続きを行うことができますよ。
格安SIMの選び方
格安SIMは、会社数や提供するサービスが非常に多いため「どの会社・サービスを選べば良いか分からない」という人も多いでしょう。そこで、続いての見出しでは格安SIMの選び方についてご紹介します。選ぶ時のポイントは以下の4つです。
- データ通信の容量
- 通信回線の種類
- 音声通話の有無
- オプション
いずれもスマホを利用するにあたって、非常に重要なポイントとなっているため、それぞれについて詳しく理解しておく必要があります。
データ通信の容量で選ぶ
格安SIMを選ぶ時はデータ通信の容量に注目しましょう。基本的に格安SIMの価格は1ヶ月に利用できるデータ量ごとに設定されています。
データ量が多いほど料金は高くなるため、自分に合うプランを選択することが価格を抑えるためのポイントです。1ヶ月でどれくらいのデータ通信を行っているのかを事前に調べておくと自分に合う容量を選択しやすいでしょう。
50G以上使用する方は大手キャリアの無制限プランの方がお得な場合があるので注意してください。
通信回線の種類で選ぶ
通信回線の種類も格安SIMを選ぶ時のポイントです。格安SIM会社は大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、地域によって繋がりやすさが異なります。
大手3社の回線全てを使用できるものもあれば1社しか利用できない場合もあるので、自分の住んでいる地域で繋がりやすい格安SIMを選ぶようにしましょう。
格安SIMの公式サイトにて繋がりやすい地域の確認ができるので契約の前に必ずチェックしてください。
音声通話の有無でプランの種類を選ぶ
格安SIMには大きく分けて「音声通話付きプラン」と「データ通信専用プラン」があります。音声通話付きプランはキャリアの携帯と同様に、通話とデータ通信が可能です。データ通信専用プランは通話ができない代わりに、料金が安いのが大きなメリットといえます。
電話を利用するかどうかでプランを選ぶことが大切で、音声通話付きプランを選ぶ際は通話料金がいくらかかるのか確認しておくと良いでしょう。
また、格安SIMの中には10分間の国内通話かけ放題などのプランを提供している会社もあるため、そちらもチェックしておくと良いですよ。
オプションで選ぶ
格安SIMを選ぶ時にはオプションにも注目しましょう。動画・音楽配信サービスの利用時にデータを消費しないものや通話し放題など、会社ごとに提供しているオプションは異なります。
特に、通話系のオプションに差が出やすいので電話を頻繁に利用する人は必ず確認しておきましょう。また、大容量プランを提供していない格安SIM会社もあるため、データ量に関するオプションもチェックポイントです。
格安SIMサービスの主要17社の比較一覧表
格安SIMサービスは大手キャリアと比べると、数が多く選ぶ時に迷ってしまう人も多いでしょう。続いては、格安SIMの主要17社を表で比較していきます。
月額料金や回線速度、5G対応などさまざまな項目を比べて自分に合う格安SIMを見つけましょう。
会社名 | LinksMate | OCNモバイルONE | BIGLOBE mobile | イオンモバイル | J:COM MOBILE | b-mobile | mineo | IIJmio | BIC SIM | NURO Mobile | exciteモバイル | UQ mobile | Y!mobile | Rakuten Mobile | FUJI WiFi | LINEMO | ahamo |
月額料金 | 1GB:737円 3GB:902円 5GB:1,210円 10GB:1,870円 20GB:2,970円 30GB:3,905円 50GB:5,500円 | 1GB:770円 3GB:990円 6GB:1,320円 10GB:1,760円 | 1GB:1,078円 3GB:1,320円 6GB:1,870円 12GB:3,740円 20GB:5,720円 30GB:8,195円 | 1GB:1,078円 3GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:2,068円 20GB:2,398円 50GB:6,578円 | 1GB:1,078円 5GB:1,628円 10GB:2,178円 20GB:2,728円 | 1GB:1,089円 3GB:1,529円 5GB:1,969円 10GB:3,069円 20GB:5,269円 | 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 | 2GB:858円 4GB:1,078円 8GB:1,518円 15GB:1,848円 20GB:2,068円 | 2GB:858円 4GB:1,078円 8GB:1,518円 15GB:1,848円 20GB:2,068円 | 3GB:792円 5GB:990円 8GB:1,485円 | ~3GB:880円 7GB:1,430円 12GB:1,980円 17GB:2,750円 25GB:3,245円 | 3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 | 3GB:2,178円 15GB:3,278円 25GB:4,158円 | 1GB:0円 3GB:1,078円 20GB:2,178円 20GB~:3,278円 | (ドコモ・au) 12GB:1,958円 30GB:2,860円 (ソフトバンク) 50GB:3,190円 100GB:4,290円 | 3GB:990円 20GB:2,728円 | 20GB:2,970円 |
回線 | ドコモ | ドコモ | ドコモ au | ドコモ au | au | ドコモ ソフトバンク | au ドコモ ソフトバンク | ドコモ au | au ドコモ ソフトバンク | au ドコモ ソフトバンク | au ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天 | au ドコモ ソフトバンク | ソフトバンク | ドコモ |
5G対応 | 〇 | × | × | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
平均速度 | 下り:53.75Mbps 上り:10.24Mbps | 下り:53.96Mbps 上り:11.24Mbps | 下り:25.63Mbps 上り:8.54Mbps | 下り:23.63Mbps 上り:7.3Mbps | 下り:46.26Mbps 上り:10.68Mbps | 下り:28.27Mbps 上り:8.91Mbps | 下り:29.67Mbps 上り:9.93Mbps | 下り:42.26Mbps 上り:9.64Mbps | 下り:45.01Mbps 上り:9.21Mbps | 下り:19.59Mbps 上り:9.65Mbps | 下り:66.8Mbps 上り:15.28Mbps | 下り:46.02Mbps 上り:9.49Mbps | 下り:50.97Mbps 上り:11.94Mbps | 下り:29.01Mbps 上り:17.02Mbps | 下り:20.13Mbps 上り:14.85Mbps | 下り:19.41Mbps 上り:6.71Mbps | 下り:13.10 上り:75.62 |
キャンペーン | – | ・対象端末割引 ・かけ放題オプション12か月割引 | ・3,000Gポイントプレゼント ・家族割 ・光回線とのセット割 ・エンタメフリー6か月無料 | ・乗り換えキャンペーン ・60歳以上割引 | ・月額料金12か月割引 ・60歳以上割引 | – | ・端末購入で電子マネー還元 ・パケット放題Plus2か月無料 ・5Gオプション6か月無料 | ・最大10,000円電子マネー還元 ・対象端末割引 ・乗り換えキャンペーン | ・データ増量3か月無料 ・長期利用割引 ・光回線とのセット割 | ・対象機種で4,000円キャッシュバック | ・3,000円分の電子マネー還元 | ・最大10,000円キャッシュバック ・自宅セット割 ・データ増量1年無料 ・15日間無料お試し | ・最大10,000円相当のPayPay還元 ・データ増量1年無料 ・家族割 ・学割 ・光回線とのセット割 | ・機種購入で楽天ポイント還元 ・月額料金3か月無料 ・乗り換えキャンペーン | – | ・10,000円相当のPayPay還元 ・通話オプション1年間無料 | ・乗り換えでdポイント7000pt |
データ繰越対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × | × | × | × |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
おすすめの格安SIMサービス9選
ここからは、格安SIMサービスの中から厳選したおすすめの9選を紹介します。それぞれの特徴と月額料金、通話オプションについて詳しく解説するのでぜひチェックしてみてください。
1.楽天モバイル(Rakuten Mobile)
第4のキャリアともいわれている楽天モバイルは、コスパが非常に良く利用ユーザーが多いです。キャンペーンも定期的に行われており、格安でスマホや携帯を利用することができます。さらに、楽天のポイント還元率がアップするので楽天関連のサービスを使う機会が多い人に特におすすめです。
また、全国に楽天モバイルショップを展開しているので、ネットでの申し込みに不安がある方でも安心です。携帯の不具合や分からないことについて対面で聞けるのは大きなメリットでしょう。
楽天モバイルの料金表
プラン | 月額基本料(税抜き) |
---|---|
Rakuten UN-LIMIT VI | 1GB/月:無料 3GB/月:980円 20GB/月:1,980円 無制限:2,980円 |
料金プランを1つに絞っているのが楽天モバイルの特徴です。以前はいくつかの料金プランが用意されていましたが、1つにすることでユーザーにとって分かりやすいサービスとなっています。
従量課金型の料金プランで無駄が出にくいため、使用量に合わせてお得に利用できます。また、1ヶ月のデータ通信料が1GB以下だと月額基本料が無料になるので、Wi-Fi環境がある場所で使うことがメインとなる人にぴったりの格安SIMです。
楽天モバイルの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
10分かけ放題 | 1,000円 |
留守番電話 | 0円 |
キャッチホン | 0円 |
転送 | 0円 |
楽天モバイルでは基本的にRakuten Linkというアプリを使用した通話を推奨しています。Rakuten Linkアプリを使用する場合の通話料は無料のため、価格を大幅に抑えることが可能です。
Rakuten Link以外から電話をかける場合は22円/30秒かかりますが、月額1,100円で10分かけ放題のオプションをつけられます。留守番電話などのオプションは無料なので、ネットを利用する人も電話を利用する人も低価格で利用することができるでしょう。
2.UQ mobile
UQ mobileはauのサブブランドの格安SIMです。独自の回線を使用しているので通信速度が安定しており、利用者が多い時間でもストレスなく使用できます。価格だけでなく通信速度にもこだわりたい方におすすめです。
また、UQ家族割を利用すれば子回線の月額料金が500円割引きされます。離れている家族も対象になるので、家族で乗り換えることでよりお得にスマホを使用できるでしょう。
UQ mobileの料金表
プラン | データ通信 | 月額基本料(税抜き) |
---|---|---|
くりこしプランS | 3GB/月 | 1,480円 |
くりこしプランM | 15GB/月 | 2,480円 |
くりこしプランL | 25GB/月 | 3,480円 |
UQ mobileにはくりこしプランS・M・Lの3つのプランがあります。基本料金は他の格安SIMよりも少し高いですが、余ったデータ容量を翌月に繰り越せる上にSNSのデータ消費量が0になる節約モードを搭載しているため、料金以上のメリットを感じられるでしょう。
さらに、くりこしプランM・Lであればデータ容量超過後も最大1Mbpsの速度で通信ができます。1Mbpsの通信速度があればメッセージの送信や動画再生もスムーズにできるので速度制限中も快適です。
UQ mobileの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
60分/月の国内通話定額プラン | 500円 |
国内通話10分かけ放題 | 700円 |
国内通話かけ放題 | 1,700円 |
留守番電話 | 300円 |
キャッチホン | 200円 |
転送 | 0円 |
UQ mobileのかけ放題プランは3つあります。1ヶ月の通話時間の合計が60分以内であれば最も安い550円のプランを選ぶと良いでしょう。1回あたりの通話時間は短いけれど電話の利用回数が多い人には770円のプランがぴったりです。
さらに、格安SIMでは珍しくかけ放題プランも用意されています。頻繁に電話をかける方は1,870円のかけ放題プランを選んでください。
3.Y!mobile(ワイモバイル)
Y!mobileはYahoo!が運営する格安SIMで、ソフトバンクのサブブランドとしても知名度が高く利用者が多いです。独自の回線を使用しているため通信速度が安定しており、通勤・通学などで利用者が増えて回線が混雑する時間でもスムーズに通信を行えます。
Yahooプレミアム会員割引などの特典を受けられるのも魅力です。Yahoo!のサービスを頻繁に利用する方はよりお得に利用できます。
また、全国に約4,000の取扱い店舗があるため、手続きに不安のある方でも安心して契約できます。
Y!mobileの料金表
プラン | データ通信 | 月額基本料(税抜き) |
---|---|---|
S | 3GB/月 | 1,980円 |
M | 15GB/月 | 2,980円 |
L | 25GB/月 | 3,780円 |
Y!mobileの月額基本料は他社と比べると若干高いですが、家族割を利用することで2回線目以降の料金を毎月990円も割引きできます。親等数の制限がなく別居でも適応できるため、家族で利用する方はかなりお得です。
また、どのプランでも余ったデータ容量を翌月へ繰り越しできるため、無駄なくデータを使用したい方にもおすすめです。
Y!mobileの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
国内通話10分かけ放題 | 700円 |
国内通話かけ放題 | 1,700円 |
留守番電話 | 0円 |
キャッチホン | 200円 |
転送 | 0円 |
Y!mobileの通話オプションは「国内通話10分かけ放題」と「国内通話かけ放題」の2種類です。基本的に1ヶ月に45分以上電話をする人なら、かけ放題プランを選んだ方がお得になります。
10分を境目に料金が変わるので、1回の電話でどのくらいの時間通話をするか考えて選択しましょう。
4.BIGLOBE mobile
BIGLOBE mobileはインターネットのプロバイダであるビッグローブが運営しています。一番の特徴は、YouTubeやSpotifyなどのコンテンツ利用時のデータ通信をカウントしないエンタメフリーオプションがあることです。
対象のコンテンツであればどんなに利用しても通信量をカウントしないため、ギガ数が少ないプランでも動画や音楽を気軽に楽しめます。
さらに、家族割や光回線とのセット割なども用意されているので通信費をとことん下げたい人におすすめです。
4.BIGLOBE mobileの料金表
プラン | データ通信 | 月額基本料(税抜き) |
---|---|---|
プランS | 1GB/月 | 980円 |
プランR | 3GB/月 | 1,200円 |
プランM | 6GB/月 | 1,700円 |
12ギガ | 12GB/月 | 3,400円 |
20ギガ | 20GB/月 | 5,200円 |
30ギガ | 30GB/月 | 7,450円 |
BIGLOBE mobileの料金プランは細かく分けられています。エンタメフリーオプションが対応しているコンテンツの利用が多い方はプランS・R・Mを選択するとキャリアよりもお得に使用できるでしょう。
ただし、20GB以上のプランは他社よりも高額になってしまうため、エンタメフリーオプションに対応していないコンテンツの利用が多い人は他の格安SIMと比べてから選んでください。
4.BIGLOBE mobileの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
国内通話3分かけ放題 | 600円 |
国内通話10分かけ放題 | 830円 |
60分/月の国内通話定額プラン | 600円 |
90分/月の国内通話定額プラン | 830円 |
留守番電話 | 290円 |
キャッチホン | 200円 |
転送 | – |
BIGLOBE mobileの通話料は22秒/30円ですが、BIGLOBEでんわというアプリを利用することで通話料を半額にできます。ただし、月に28分以上通話するのであればかけ放題プランに加入した方がお得です。
通話オプションは全部で4つと他社に比べて細かく用意されているため、電話の頻度や時間を考慮して最適なものを選びましょう。どれも1,000円以下とお手頃価格なので迷ったら加入するのがおすすめです。
5.LINEMO
LINEMOはソフトバンクとLINEがタッグを組んで提供している格安プランです。ソフトバンクの高品質な回線を使用しているので、利用者が多いお昼や夕方でも大手キャリアと同等の高速通信ができます。料金と通信速度のどちらにもこだわりたい方におすすめです。
LINEで使用したデータ容量がカウントされないのも魅力。連絡手段としてLINEをメインに使っている方はLINEMOを選ぶと良いでしょう。
LINEMOの料金表
プラン | データ通信 | 月額基本料(税抜き) |
---|---|---|
ミニプラン | 3GB/月 | 900円 |
スマホプラン | 20GB/月 | 2,480円 |
LINEMOではミニプランとスマホプランの2つのプランが用意されています。動画や音楽などのコンテンツの利用時間が短く、連絡を取ることがメインの人にはミニプランがおすすめです。Wi-Fiのない場所で動画を見ることがあるなら、20GBまで使用できるスマホプランを選んでおきましょう。
外出時に動画を見ているとあっという間に3GBは使ってしまうので、移動中に少しでもYouTubeなどを楽しみたい方はスマホプランを選ぶと安心です。
LINEMOの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
LINE音声通話 | 無料(ギガの消費なし) |
国内通話5分かけ放題 | 500円 |
国内通話かけ放題 | 1,500円 |
留守番電話 | – |
キャッチホン | – |
転送 | – |
LINEMOはLINEの音声通話であれば、ギガを消費することなく無料で利用できます。LINE通話自体は他の格安SIMやキャリアでも無料ですが、データ通信によってギガを消費しないのはLINEMOだけです。
通常の電話を使用する人向けに2種類のかけ放題プランも展開されています。5分以上の通話を頻繁にする方は国内通話かけ放題オプションを利用しましょう。ただし、留守番電話やキャッチホンなどのオプションはないため注意してください。
6.mineo
mineoは関西電力系企業の株式会社オプテージが運営している格安SIMです。ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアの回線全てに対応しているため、地域を問わず利用することができます。旅行で田舎に行った際も安定した通信を行えるでしょう。
現在のキャリアで利用しているスマホを、そのまま使用できるのもmineoの魅力です。スマホを買い換える必要がなくSIMカードを挿し替えるだけですぐに使用できるため、誰でも簡単に利用することができます。
mineoの料金表
プラン | 月額基本料(税抜き) |
---|---|
シングルタイプ | 1GB:800円 5GB:1,150円 10GB:1,550円 20GB:1,750円 |
デュアルタイプ | 1GB:1,180円 5GB:1,380円 10GB:1,780円 20GB:1,980円 |
mineoのプランは、データSIMのみのシングルタイプと音声通話もできるデュアルタイプの2種類です。どちらも契約するギガ数によって料金が異なります。音声通話の有無とギガ数を選べるので、どなたでも無駄のないプランを選べるでしょう。
デュアルタイプで一番ギガ数が大きい20GBを選んでも2,000円以下と、格安SIMの中でもかなりお得な料金設定になっています。コスパ重視で選ぶならmineoがおすすめです。
mineoの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
mineoでんわ10分かけ放題 | 850円 |
30分/月定額 | 840円 |
60分/月定額 | 1,680円 |
留守番電話 | 290円 |
キャッチホン | 200円 |
転送 | – |
mineoはデータ通信料が安い分、他の格安SIMと比べると通話料が高いです。無制限のかけ放題プランもないため、長時間の通話では料金が高くなってしまいます。
長時間通話する場合はLINEなどの無料通話アプリを使用するのがおすすめです。状況に応じて使い分けることで通話料を抑えることができるでしょう。
7.IIJmio
IIJmioはインターネットイニシアティブという会社が運営している老舗の格安SIM会社です。格安SIMが登場した当初から、サービスを提供し続けているので安心感があります。
取り扱っている端末の種類が豊富でiPhoneからマニアックなAndroid、タブレットまでさまざまな機種から選べるのもポイント。スマホ本体の割引も積極的に行っているので、SIMと端末を同時に乗り換えると良いでしょう。
IIJmioの料金表
SIMの種類\プラン | 2ギガプラン | 4ギガプラン | 8ギガプラン | 15ギガプラン | 20ギガプラン |
---|---|---|---|---|---|
音声通話機能付きSIM | 780円 | 980円 | 1,380円 | 1,680円 | 1,880円 |
SMS機能付きSIM | 750円 | 950円 | 1,350円 | 1,650円 | 1,850円 |
データ通信専用SIM | 680円 | 880円 | 1,280円 | 1,580円 | 1,780円 |
eSIM | 400円 | 600円 | 1,000円 | 1,300円 | 1,500円 |
IIJmioは提供しているSIM・プランの種類が多く、自分にとって不要なものを徹底的に排除できます。無駄なものを省いて、とにかく月額料金を安くしたい方に特におすすめです。
さらに、光回線の「IIJmioひかり」と組み合わせれば毎月660円の割引を受けられます。自宅の固定回線も買い替えたい方はIIJmioを選ぶと良いでしょう。
IIJmioの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
誰とでも3分&家族と10分/1回 | 600円 |
誰とでも10分家族と30分/1回 | 830円 |
留守番電話 | 300円 |
キャッチホン | 200円 |
転送 | 0円 |
IIJmioの通話オプションは特殊で、電話をする相手によって利用できる時間が異なります。誰と通話するのか考えながら使用する必要はありますが、比較的安価で通話オプションを利用できるので、IIJmioは電話を頻繁にする方におすすめです。
無制限のかけ放題プランはありませんが、みおふぉんダイアルという専用アプリを使用すれば30秒あたり10円で通話ができます。通話オプションを利用しなくても通話料を抑えることができるでしょう。
8.イオンモバイル
イオンモバイルはイオンリテール株式会社が提供している格安SIMです。全国200店舗以上のイオンで申し込みができるため、インターネットが苦手な方でも気軽に契約できます。また、サポートも店舗で受けられるので急な不具合が起きても安心です。
ドコモ回線とau回線の2つから回線を選ぶことができ、これらのキャリアで購入したスマホをそのまま利用できます。面倒なSIMロック解除が不要になるのでau・ドコモユーザーに特におすすめです。
イオンモバイルの料金表
プラン | データ容量 | 月額基本料(税抜き) |
---|---|---|
さいてきプラン | 1GB~10GB | 780円~1,680円 |
さいてきプランMORIMORI | 12GB~50GB | 1,780円~5,780円 |
ネットのみさいてきプラン | 1GB~10GB | 480~1,480円 |
ネットのみさいてきプランMORIMORI | 12GB~50GB | 1,580円~5,580円 |
イオンモバイルは40種類以上の料金プランが用意されています。データ容量が細かく分けられているので、自分の利用量に合わせて無駄のない契約が可能です。
さらに、データ容量を使い切ることができなかったとしても翌月に自動持ち越しとなるため、毎月のデータ使用量にバラつきがある人でも安心して使用できます。
イオンモバイルの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
イオンでんわ5分かけ放題 | 500円 |
イオンでんわ10分かけ放題 | 850円 |
050かけ放題 | 980円 |
留守番電話 | 300円 |
キャッチホン | 200円 |
転送 | – |
イオンモバイルは、公式アプリのイオンでんわを使用することで国内音声通話が30秒11円(税込)で利用できます。通話オプションをつけなくても安いですが、月に23分以上電話をする場合はイオンでんわ5分かけ放題、39分以上ならイオンでんわ10分かけ放題を利用するとお得です。
電話番号が変わってしまいますが、050のかけ放題も用意されています。050かけ放題であれば国内の通話が24時間、何時間でも利用し放題です。仕事で頻繁に電話をかける方はこちらを利用すると良いでしょう。
9.OCNモバイルONE
OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが運営している格安SIMです。即日受渡カウンターが全国にあり、申し込み手続き完了後にその場でSIMカードの受け取りができます。口頭で説明を受けられるのでインターネットでの申し込みに不安がある方でも安心です。
また、amazon musicやSpotifyなどの人気ミュージックサービスを通信容量を消費せずに使用できるカウントフリーも用意されています。追加料金なしで利用できるので音楽好きの方には特におすすめです。
OCNモバイルONEの料金表
SIMの種類 | データ通信量 | 月額基本料(税抜き) |
---|---|---|
音声対応SIM | 500MB〜10GB | 500円〜1,600円 |
SMS対応SIM | 3G〜10GB | 900円〜1,600円 |
データ通信専用SIM | 3G〜10GB | 780円〜1,480円 |
OCNモバイルONEは3つのSIMが用意されており、それぞれに通信容量が異なるプランが用意されています。一番安いプランは音声対応SIMのデータ通信量500MBコースでワンコインで利用が可能です。Wi-Fiがある所でしか利用しない方はこのプランを選ぶと良いでしょう。
10GB以上の大容量プランはないため、Wi-Fi環境のない場所で動画を視聴する人には不向きですが、低用量で安いプランを探している人にはぴったりの格安SIMです。
OCNモバイルONEの通話オプションは?
通話オプション | 料金(税抜き) |
---|---|
OCNでんわ5分かけ放題 | 850円 |
OCNでんわ3回線かけ放題 | 850円 |
かけ放題 | 1300円 |
留守番電話 | 300円 |
キャッチホン | 200円 |
転送 | – |
特徴的なのは、3回線だけなら850円でかけ放題になる通話オプションです。長時間電話をする相手を対象に設定しておけば、何時間でも通話がし放題になります。大切な人との電話を気兼ねなくできるでしょう。
また、無制限のかけ放題でも1,300円と比較的安く設定されています。完全に無制限になるので電話の利用が多い方はかけ放題オプションを利用してください。
au・SoftBank・docomoから格安SIM(MVNO)に乗り換える手順
ここからはau・SoftBank・docomoの大手キャリアから、格安SIMに乗り換える際の手順を5つに分けて解説します。どのステップも必ず必要な項目となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
- STEP
乗り換える格安SIM・プランを決める
まずは乗り換える格安SIM会社とプランを決めましょう。格安SIM会社によって特徴やキャンペーン、オプションなどが異なるので、適当に選ばずよく検討してください。
また、プランによって利用できるデータ容量や料金が異なります。自分がどの程度データ通信を利用しているか計算して選ぶようにしましょう。
- STEP
格安SIMに対応した端末を用意する
乗り換える格安SIMが決まったら、それに対応している端末を用意しましょう。格安SIMは全ての端末に対応しているわけではないので、公式サイトで対応端末を確認してください。
現在使っている端末をそのまま使用した場合は、SIMロックを解除する必要があります。解除方法は各社で異なるので購入したキャリアに問い合わせて事前に済ませておきましょう。
- STEP
契約中の携帯会社からMNP予約番号を取得する
現在使用している電話番号をそのまま使用するためには、MNP番号を取得しなければなりません。MNP番号の取得方法はキャリアによって異なります。
ドコモの場合はマイドコモから手続きを行いましょう。auとソフトバンクは指定の電話番号に電話をかけることで手続きを行えます。
MNP番号を取得できる時間帯もキャリアによって異なるため、現在使用している携帯会社のホームページを確認しておきましょう。
- STEP
契約の申し込みを行う
次は格安SIM会社へ契約の申し込みを行いましょう。店舗がある格安SIM会社であれば店頭で契約できます。その際には以下の3つを用意しましょう。
- 本人確認書類
- クレジットカードやキャッシュカード
- 印鑑
店舗のない格安SIM会社の場合はオンラインで申し込みを行います。分かりやすく手順を説明してくれている会社が多いため、初めてオンラインで申し込む人でも簡単にできるでしょう。
- STEP
郵送された格安SIMを端末に差し込んで初期設定をする
SIMカードが届いたら端末に挿し込んで初期設定をします。基本的にSIMカードと一緒に設定方法が書かれている説明書が同封されています。説明書通りに設定をして動作確認ができれば完了です。
格安SIMの比較まとめ:自分に合う契約ができる会社を選ぼう
今回は格安SIMを提供している主要17社を比較し、厳選したおすすめの9社を紹介しました。あなたにぴったりの格安SIM会社を見つけることはできましたか?
格安SIMは会社によって契約できるデータ容量や通話オプションなどが異なります。必要なデータ容量や通話時間を明確にして、無駄のないプランを選べる格安SIM会社を選択する事が大切です。
また、スマホを利用するにあたって一番重要なポイントは通信速度。速度が早ければ早いほど、利用の快適さはグッと変わります。プランだけでなく通信スピードも考慮して選ぶことが大切といえます。本稿を参考に是非、ご自分が納得いく格安SIMを見つけてくださいね。